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ブレンデル(Pf)のブラームス「恋人たち」 ~弦楽六重奏曲第1番第2楽章による主題と変奏~

秋はブラームス。
夕暮れが早くなって、虫の音も小さくなりつつある中秋、いよいよブラームスが似合う季節になってきました。

ensembleさんに呼ばれて、今日は秋の休日をブラームスで過ごしました。

ブラームスのピアノ曲、主題と変奏「恋人たち」。
アルフレート・ブレンデルのピアノ独奏。
1989年7月、イギリスのスネイブでの録音。フィリップス原盤。
この曲は、弦楽六重奏曲第1番変ロ長調作品18の第2楽章を、ブラームス自身がピアノ版に編曲したもの。10分の小曲。

曲は素晴らしい。
あの哀愁漂う名旋律「恋人たち」の主題が、ロマン派最高の変奏曲の大家ブラームスによって、色彩、曲想、そして感情が次々に変化して現れる。

ブレンデルのピアノがとても綺麗。清楚で知的、そして真っ白。
あ、真っ白と云うより、少しベージュが入った肌の温もりを感じさせる白。
聴き手をウットリさせる安らかさを持った音色。包まれるような響きがたまらない。

音色の変化も実にイイ。
万華鏡のように、虹色に変化して、飽きさせることがない。
しかも、しみじみとした味わいに満ちて、感動が徐々に高まってくる感じ。
強弱のつけ方、ペダルの使用、左手の動きなど、申し分なく素晴らしい。

グリッサンドは美しいし、高音の輝きも上品に燦めく。
スケールも大きい。
ゆったりとしたテンポで始まる冒頭部分は、特に聴きものだと思う。

あっという間の10分間。
もっと聴いていたいぞい。

今日のジャケットは映画「恋人たち」。
ルイ・マル監督の傑作。
ジャンヌ・モローの美しかったこと!
「死刑台へのエレベーター」でもそうだったが、彼女は名優でありました。



AUTHOR: Niklaus Vogel URL: http://yaplog.jp/niklausvogel/ DATE: 10/03/2006 23:39:06 ふたたびお邪魔します。この曲は、はかないほどに美しいですね。オリジナルの弦楽六重奏曲もすてきですが、ことのほかピアノ編曲版の響きがため息が出るほど切なさを感じます。
後にこれはブラームスがクララ・シューマンの誕生日のプレゼントのために編曲したと知りましたが、「なるほど!」と合点がいったものです。
既に1ヶ月以上前の日記となりますが、ルプーでエントリーしていましたのでTBさせていただきました。
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コメント

>stbh 様
おはようございます。TBとコメントを有難うございました。
ブラームスの室内楽もエエですね。原曲の弦楽六重奏曲も素晴らしい音楽だと思います。
僕も、室内楽の方が、ブラームスの本領であったような気がしています。
行きつ戻りつ、ためらいがちな溜め息・・・ブラームスの小編成は、そんな幹事ですしね。音楽も渋いです。

ブラームス 主題と変奏 ニ短調 ラドゥ・ルプー

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前回取り上げた「弦楽六重奏曲第1番」の第2楽章をブラームスはたいそう気に入っていたようです。後年ピアノ独奏に編曲して、クララ・シューマンへの誕生日プレゼントとしています。
このような複雑な想いをあまりに美しく演奏した録音があります。ラドゥ・ルプーのLOND...

Brahms/Sextet1

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室内楽は久しぶり。ブラームスも久しぶりです。

ブラームス:弦楽六重奏曲第1番・第2番
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スメタナ・カルテットのメンバーに育てられたコチアン・カルテットに、二人のスメタナ・カルテットのメンバーが参加して、87年に行...

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