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内田光子のシューベルト 3つの小品 D.946

朝晩はめっきり涼しくなってきました。
早朝ジョギングが快適です。汗があまり出なくなり、バテなくなったので、ペースが上がります。
自分がちょっとした風になったような、爽快な気分を味わえます。

さて、今日はピアノ曲を。

シューベルトの3つの小品D.946。
内田光子のピアノ独奏。フィリップスから出ている彼女のシューベルト・ピアノ曲集からの1枚。

この作品はシューベルトの即興曲の遺作にあたるものだろう。

第1曲・変ホ短調はシューベルトのロマンティックな感情の吐露。幻想曲風の味付け。
内田のピアノは洗練されていて、音色などは研ぎ澄まされた鋭利な刃物のよう。濁りのない澄みきった水。
特に弱音部の緊張感がたまらない。内田のピアノにつきものの、感情のこもった切迫感。
第2曲・変ホ長調は柔らかい感情で始まる。内田のピアノは前曲と一転、真綿で包み込むような温もりがある。シューベルトの音楽も本当に暖かい。穏やかな感情が静かに流れてゆく。抒情的で綺麗な旋律が印象的。
中間部で速度アップ、ピアノはメロウな響きを保って美しい。ダイナミックレンジは広がるが、フォルティシモでも激することがない。フォルテくらいの強さかな。
途中、ベートーヴェンの「運命」に似た曲想が出てくるが、このメロディがシューベルト的で実に美しい。

第3曲・ハ長調は微笑に包まれた佳曲。民謡的な舞曲から取材したのか、独特のリズムが楽しい。ユーモラスなところもある。
この曲も、内田のピアノが美しい。特に弱音部でのデリケートな響きは絶美といっていいんじゃないか。
ロマンの感情が横溢する。ゆっくりしたところでは、夜想曲風に響いてくる。
じっくり聴きたい名演と思う。

内田光子のピアノは夜に聴くのがエエかもしれません。
隠微な妖しげな夜にエエかもしれませんな。
彼女のピアノの音を聴いていて、つくづく思いました。

さて、時間もよし、ちょいと「風」になってきましょうか。




AUTHOR: Verdi DATE: 09/23/2006 03:15:34
 こんにちは。

 内田光子のシューベルトは私も時々聞いてます。シューベルトのソナタは結構かっちりした構成だったりするので、ちょっとエキセントリックな風のある内田光子の演奏だと、即興曲とかこの「3つの小品」みたいな作品があってる気がします。
 そういえば、最近、イアン・ボストリッジの伴奏として「水車屋」を録音しましたが、結構リートにも合うんでしょうね............独唱者と合わないとどーしよーもないような気もしますが(^^;

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