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ノイマン/チェコ・フィルのマーラー 交響曲第4番ト長調

台風一過の秋空が広がりました。
吹き返しの風は強かったんですが、爽やかな秋の一日でした。

さて、今日はマーラーの交響曲第4番ト長調。

ヴァーツラフ・ノイマン指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏。
ソプラノ独唱はマクダレーナ・ハヨーショヴァー。
1980年、プラハは芸術家の家でのアナログ録音。スプラフォン原盤。
購入したのは1988年、2500円の廉価盤。1980年代は3500円が国内盤CDの標準的な価格であったから、2500円でも十分に廉価盤だった。懐かしい話でありますな。

第1楽章は、「ゆっくりと」という指定のとおり、親しみやすい旋律がゆったりと歌われる。心洗われるような歌わせ方で、フレーズの引っ張りが長いのだが、あざとさやイヤらしさがない。音を伸ばしても粘着質にならず、ソーダ水のような清涼感になるのが、ノイマンのマーラーのエエところ。
楽章半ば、フルートのユニゾンが、高原を吹き抜ける風のように響くところなど最高の出来。
オケは味わい深い響きをつくり出しているが、金管がやや弱いかな。でも全体的には落ち着いたエエ音がするのは、いわば「ヘタウマ」的な巧さ。

第2楽章は、中庸のテンポで心地よい進行。スピーカーの中央最奥部で、ホルンが終始イイ味を出している。慎み深く、特に包み込むように、実にイイ音で鳴らしている。
木管群も総じて好調で、アンサンブルも美しい。
ソロ・ヴァイオリンはもう少し妖しくてもいいんじゃないかと思うくらい、この演奏は端正でサッパリしている。
チェコ・フィルの音は、マーラー特有のコテコテした音には背を向け、響きの清涼感を大切にした感じの弾き方。透明度の高いマーラーだと思う。

第3楽章は、ゆったりと遅いテンポで美しい弦楽合奏が続く。チェコ・フィルの済んだストリングス、まさに独壇場。アンサンブルは綺麗だし、響きの美しさは感動的。特にチェロは絶品の美しさ。
木管の繊細さは感傷的でさえある。

終楽章のソプラノ、ハヨーショヴァーはチェコの名花、素晴らしいリリコ・スピント。若々しく凛とした歌唱が実にイイ。芯も強い。
遅いところでふくよかで柔らかな歌唱、急速なところでは激しく迫力ある強靱な歌い方。使い分けが見事で引き込まれてしまう。
オケも好演。ハヨーショヴァーの歌を慎ましく上品に支えてゆく。

録音は1980年、さすがに古びてきました。
フォルティシモで弦楽がザラつくのは録音のせいなのか、この時期のチェコ・フィルが不調だったのか・・・・少し惜しいです。

スプラフォンに録れたノイマンのマーラーは、復活とこの4番を持ってます。
今、全集が廉価盤で出てますね。欲しいなぁ。
ダブリ買い承知で買おうかなぁ、どうしようかなぁ。
でも、「結局買ってしまうのなら、今買おうが後で買おうが、同じことやん」・・・・もう一人の自分が誘惑します。ガハハ。


AUTHOR: kumagusu2005 DATE: 09/19/2006 12:50:42 こんにちは。ノイマンのマーラーって、アッサリ系の最右翼に位置しますよね。意外とそういうのが好きで、中古CDで全曲集めてしまいました。最後に残ったのが3番でしたが、例の廉価盤全集が出た頃に中古屋さんにどなたかが出したのでしょうね。でも、2番と4番だけなら全集買って、その2つをヤフオクに出すというのも手かもしれませんよ。
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コメント

全集買ったのにまだ3番しか聴いていません。
ノイマンのマーラーはやっぱり定評あるんですね。

>narkejp 様
おはようございます。コメントを有難うございました。
ああ、ノイマンはヴィオラ奏者で、なんとスメタナSQのメンバーだったんですか。それは知りませんでした。なるほど、弦楽セクションが綺麗な指揮者だと思いました。
この4番も本当に綺麗です。ハヨーショヴァーの歌も見事なものでした。
全集、欲しいです。

>コロンビー 様
おはようございます。
コロンビーさんは、全集をお持ちなんですね。エエですね。
ノイマンのマーラーは、素朴で誠実、故郷ボヘミアの香り高いマーラーだと思います。ドロドロしていないのが、特徴だと思います。好みが分かれるかもしれませんが、ボクは大好きです。
ボクも買おうかなと思います。

マーラー 交響曲第9番 ノイマン/チェコ・フィル

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ヴァーツラフ・ノイマン指揮 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 1982年1月12日から16日 プラハ芸術の家 25:11/15:06/13:25/23:17ノイマン逝去直前のポニーキャニオン盤の評判

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