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ルービンシュタインのショパン スケルツォ集

散髪しました。

「髪型が変わりましたね。秋風によく似合いますね」

・・・・・とはだれも言ってくれませんが、コバルトの季節の中で沢田研二ならぬショパンをワタクシは聴いております。
(この文言は、オジサン・オバサンでなくちゃ分からぬか(^^ゞ)

今日はショパンのスケルツォ集であります。
アルトゥール・ルービンシュタインのピアノ独奏。
1959年5月の録音。RCA原盤。

これ、ルービンシュタインのショパンBOX11枚組の1枚。激安廉価盤で、5000円を切った価格で購入したんだと思う。ルービンシュタインの録音したショパンをほぼ網羅しており、「ピアノ王様」と称された彼のピアニズムを十分に味わえる逸品。

ただ、録音が今となっては寂しい感じもする。約50年前のステレオ初期の録音だから仕方ないかとも思うが、出来の良いマスタリングのCDで聴くと、初期の頃の方が音がイイという評も聞くので、さあ、このBOXのリマスターがイマイチなのかもしれない。
微温的なショパンに聞こえるところは、その録音のせいかもしれない。

演奏はもう素晴らしいの一言であって、人生の快楽を窮め尽くし、芸術の奥義に到達しえたルービンシュタインの、まさに王道のショパンが味わえる。

堂々として大らか、健康的な感じはいつものルービンシュタインなのだが、このスケルツォ集は、劇的で緊張感に富んだ曲想もあって、迫力十分のピアノになっている。ボリュームを少し上げて聴くと、緊迫感がヒシヒシと伝わってくる。
ダイナミック・レンジが広いので、夜中にヒソヒソ聴くのではなく(前奏曲やワルツ、夜想曲は夜中にモゾモゾ聴くのがエエもんなんだが)、豪快にステレオを鳴らして聴きたい。
ピアノの一音一音が粒立ちよく、過不足なくなっているのが分かる。グランドマナーも素晴らしく、「王様」のピアノだなぁと思う。
これで、もう少しクリアな録音だったらと、返す返すも惜しい。

4曲の中で良いのはまず第2番。
超有名曲だが、やはりルービンシュタインのピアノは格別。目眩く音色の変化が楽しめるし、技巧もスゴイ。録音当時73歳とは思えない、血気盛んで溌剌としたピアニズム。

3番もイイ。胸の奥を抉るような暗いトーンもあれば、哀しみの影が走り去るようなピアニシモの美しさもある。独特の味わい。

ああ、ルービンシュタインはいつも若者でありました。
とても老人のショパンじゃありません。
永遠の青年であります。


AUTHOR: narkejp EMAIL: narkejp@netscape.net URL: http://blog.goo.ne.jp/narkejp/ DATE: 09/16/2006 12:07:28 ルービンシュタインの録音がもう少し鮮明だったら、と嘆くことがありますね。私の場合は、シューマンの幻想曲などでしょうか。手元にポロネーズ集などもあり、思わず演奏に引き込まれてしまいますが、この嘆きは、彼のCDを入手するごとに最初に感じてしまいます。それでも、モノラル時代の録音しかない巨匠たちを思えば、彼は長生きしたおかげでステレオ録音の恩恵に浴することができたわけで、感謝すべきなのでしょう。
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コメント

>Verdi 様
あはは、粋なコメントを有難うございました。さすがですね。
ルービンシュタインの独奏は、確かにショパンの集成があったくらいで、他の作曲家のものはポツポツしか遺っていませんね。協奏曲には名演が多く、よく取り出します。

まあ、片手にショパン、心に花束、唇に火の酒、背中に人生を・・・・ってな感じだったのかもしれません(^^ゞ。

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