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グルダのモーツァルト ピアノ協奏曲第23番K.488 アーノンクール/ACO

今日は、秋になると聴きたくなる曲です。
モーツァルトのピアノ協奏曲第23番イ長調 K488。
第2楽章がとりわけ素晴らしく、しっとりとした季節によく合います。
もちろん、第1楽章の推進力、第3楽章の愉悦に満ちた音楽も楽しい・・・・ホンマに名曲やなぁと思います。

今日は、フリードリヒ・グルダのピアノ、ニコラス・アーノンクール指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管の演奏で。
1983年の録音、TELDEC盤。

第1楽章の序奏部、ピアノの独奏登場まで待てないグルダが、一緒に弾いている。初めて聴いたときはビックリした。別の編曲版かと思ったくらい。でも、面白い。アーノンクールとの呼吸もピタリ。
アーノンクール独特の性急さやアーティキュレーションは影を潜め、グルダに寄りそっている。と云うより、二人の目指す方向が同じで、二人の傑物が好きなように弾いたり振ったりしているうちに、協奏曲として合ってしまった・・・・そんな感じの面白さ。

グルダのピアノは天馬空を行く快演。自由闊達で、屈託がない。実に気持ちよく弾いている感じ。目眩くようなピアニズムの快感を味わえる。

音も良い。突き抜けるような透明感・・・にもかかわらず少しも冷たくならないピアノ。しかもエッジが少し丸く、柔らかい。
ベーゼンドルファーの深々とした音色が素晴らしいし、しなやかで時にくすんだ感じがあるのも良い。

第2楽章は秋の物思い。
グルダらしい装飾音もあり、オケと一緒になっての通奏低音風のところもあり、聴きどころ満載。
グルダもアーノンクールもいろいろなことをしているのだが、それでもちゃんとモーツァルトになってしまう。モーツァルトの懐の深さよ。
グルダのピアノは、大変美しい。冴え冴えとした秋の空を思わせる美しさ。すがすがしく、また聴き手を陶然とさせる。

終楽章の精気。みなぎる生命力。愉悦に満ちたピアノ、そして管弦楽。
グルダもアーノンクールも、ホンマに楽しそうに演奏している。
コンセルトヘボウ管の音がまた泣かせるくらいにエエんですな。
ああ、モーツァルト。
何でこんなに綺麗な曲を書けたんだろう・・・と思ってしまう、これは名演。


録音から23年。購入して20年。
幾星霜の年月が流れ、今やこれ、1000円盤であります。
まだお持ちでない方、迷わず買うべし、であります。
カップリングの26番「戴冠式」もさらに楽しく美しい名演奏ですしね。



AUTHOR: 望 岳人 URL: http://kniitsu.cocolog-nifty.com/ DATE: 10/05/2006 14:45:17 同じCD(税抜き1000円盤です)の記事からトラックバックさせてもらいました。

アルノンクール(アーノンクール)の指揮にはどうも相性が合わないのですが、グルダのピアノを聴きたくて購入しました。特に23番は素晴らしかったです。
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コメント

>ヒロノミンV 様
おはようございます。コメントを有難うございました。
グルダのフライング、初めて聴いたときはビックリしましたが、今や違和感ありません。グルダは本当に音楽が好きだったんだなぁと思うのです。
アーノンクールも録音当時はまだまだ鬼才異才奇人変人のように見られていたのに、今やウィーン・フィルの重鎮ですものね。スゴイ二人の組み合わせだったなぁと思います。これ、愛聴盤の中の愛聴盤です。
よかったと云っていただいて、ホッとしました。嬉しいです。ありがとうございました。

グルダ、アルノンクールのモーツァルト ピアノ協奏曲No.23

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モーツァルト  ピアノ協奏曲第26番 ニ長調 K.537 『戴冠式』 ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488 フリートリヒ・グルダ:ピアノ ニコラス・アルノンクール/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦

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