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ブラームスのピアノ協奏曲 ~コヴァセヴィッチ/サヴァリッシュのEMI盤~

ブラームスは、決して大声を出さない。
わめいていい場面でも、絶叫したりしない。
大泣きするところで、涙をグッとこらえる。
いつも節度をわきまえて、感情を爆発させるところで、かえって、一歩引いてしまう。

ブラームスを聴きながら、いつもそんなことを思う。
「さぁ、ここはもっと美しいメロディで歌って欲しい」というところで、ブラームスは転調してしまう。あるいは変奏してしまう。
本当は、もっとメロディアスに歌えるはずなのに。
聴き手の情緒を揺さぶる旋律など、いとも簡単に書けたはずなのに。

ブラームスは、だから、オトナの音楽だ。
もっと言えば、「オトコ」の音楽だ。

今日は、そんなブラームスのピアノ協奏曲を2つ。
演奏はピアノがスティーヴン・コヴァセヴィッチ。
このひと、以前はフィリップス専属で、スティーヴン・ビショップ・コヴァセヴィッチといっていた。
とっても音色の綺麗なピアニスト。
フィリップス時代のモーツァルトのピアノ協奏曲なんか、上品で良かったし、ベートーヴェンのバガテル集なども、スッと背筋が伸びた端正な演奏だった。

このブラームスも同様。抒情的で、わめかない、上品な演奏。
「ブラームスは大声を上げない」のだから、ガンガン弾いてもらっちゃ困る。
コヴァセヴィッチは節度があって、お涙頂戴の浪花節にならないのがイイ。

ブラームスでは、どんな悲しい旋律のところでも、愁嘆場になっちゃイケナイ。

伴奏はサヴァリッシュ指揮のロンドン・フィル。
知的で端正。筋の通った伴奏でしっかりソリストを支えてます。
さすが、サヴァリッシュ。

録音が悪いので有名なEMIにしては(我が家のシステムではあまり良くないんだよなぁ・・・EMIは)、まずまず聴ける。
ピアノはスタインウェイだと思うんだが、よく録れている。

この2枚組CD、EMIの「ダブル・フォルテ」シリーズで、HMVのインターネット通販で1040円だった。
つい10年前の録音、1990年代のこんな名演奏が、こんな価格!

ボクはホンマにエエ時代に生きてます(^-^)


AUTHOR: preludio DATE: 05/02/2005 23:32:00 こんばんは!
確かにブラームスは「オトナ」の雰囲気がありますよねー。
一方では「女にモテなかったブラームス」説もありで・・・
でも、わたしはブラームスが好きです。
オトナならではの深みと味わいと美しさがありますよね。
ピアノ協奏曲はもちろんですが、「ヴァイオリン協奏曲二長調」もお気に入りで、
ピアノの小曲もグッ!です。
間奏曲とかラプソディですけど。
(たまに弾いたりしますけどブラームスは全体的に難しいですね)
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