スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ベルリオーズの幻想交響曲 コリン・デイヴィス/アムステルダム・コンセルトヘボウ管

9月の声を聞いた途端、夜が早くなってきました。
この間まで夜8時頃まで明るかったのに、今は6時半には夜になってきてます。
秋です。

今日はベルリオーズの幻想交響曲 作品14。
コリン・デイヴィス指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏。
1974年1月、コンセルトヘボウでの録音。フィリップス原盤。

デイヴィスにはウィーン・フィルとの演奏もあって、こちらACOとの共演盤は旧録音になる。この録音前にもロンドン響とだったか、デイヴィスは「幻想」を録音しているから、よほど好きなのだろう。
「ベルリオーズのスペシャリスト」とは、専属レーベルのフィリップスがよく云っていたものだ。

さて、その演奏であります。

第1楽章、序奏部の弦楽合奏のピアニシモが美しい。かすかな響き、その余韻が全く美しい。ホールが素晴らしいのだろうが、これほど綺麗なピアニシモは、そうざらにはないだろう。
デイヴィスの指揮は深い楽譜の読みに裏付けされた自信に満ちて、コンセルトヘボウ管を引っ張ってゆく。特に弱音部での緊張感が素晴らしい。大音量のところよりも遙かに迫力がある。

第2楽章はコルネットつき。オブリガード・ソロは効果抜群。尤も前面に出て目立つわけではない。あくまで品はよい。実にイイ音を出している。
この楽章全体に落ち着きがあり、優美なワルツになっている。

第3楽章は穏やかな表情の野の風景。眠りを誘われるような風情がたまらない。コーラングレのソロはどこまでも美しく、時に天国的に響く。

第4楽章から音量がどんどん上がって迫力満点。楽器が実に気持ちよく鳴っている。しかもバランスが崩れない。
金管の輝かしさ、ファゴットの不気味さ、低弦セクションの迫力、どれを取ってもベスト・パフォーマンス。コンセルトヘボウ管の機能全開。なおかつ、上品さが失われないのは響きの落ち着き、ホールの余韻の賜物か。さすが、アムステルダム・コンセルトヘボウ。妖しく恐ろしくドロドロしたこの楽章の、しかし、則を越えない見事さ。

終楽章はコンセルトヘボウ管の金管の威力を楽しめる。アンサンブルも素晴らしい。鐘の音も不気味さがよく出ているし、終曲の迫力は圧巻。
何しろ、すべての楽器が巧く、そしてよく融け合う。抜群の音響効果もイイ。

録音極上です。
すでに30年以上経過したのに、この鮮度、この音響。
さすがフィリップスと賞賛しておきましょう。


AUTHOR: ensemble URL: http://ensemble.ameblo.jp/ DATE: 09/05/2006 18:10:40 あ、この盤、持っていました。
ジャケットが気に入っていましたし、演奏も…
なのに、
店で売ってしまいました。
生活のために…
スポンサーサイト

コメント

>ピースうさぎ 様
こんばんは。
デイヴィス/ACO盤は、廉価盤で入手しやすいようですね。今もフィリップスの代表盤かもしれませんね。デイヴィス/VPO盤より良いんじゃないかとボクは思っています。
コンセルトヘボウ管の音が素晴らしいですね。

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。