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クーベリックのシューマン 交響曲第3番「ライン」 バイエルン放送響

爽やかな秋の陽気になりつつあります。
日中でも涼しい風が田舎に吹き始めました。
クラシック音楽の季節です。

今日はシューマンの交響曲第3番変ホ長調「ライン」。
ラファエル・クーベリック指揮バイエルン放送交響楽団の演奏。
1978年、ミュンヘンのヘルクレスザールでの録音。
LPであります。


シューマンの「ライン」は秋の交響曲。
ライン川の流れを下りながら、秋の収穫とその喜び、豊作の祭りなどを思わせるような曲想が続く名曲。ドイツ国民の賛歌のような感じさえするので、ボクは大好き。

中でもこのクーベリック盤は鮮烈。

第1楽章の冒頭部分が鳴り響いた瞬間、ああ、クーベリック!
鮮やかなのにハデハデにならない響き。すべての楽器を鳴らそうとする誠実な指揮ぶり。フガート(と云うんでしょうか・・)の部分など、とても綺麗。ハッとする美しさ。
時折粘るようなところもあるのは面白い。
ヴァイオリンの両翼配置も効果的。楽器がよく融け合って、バイエルン放送響の音がとてもまろやかになっている。

第2楽章はラインの水面。光を反射させながら、キラキラと輝く川面。船が行き来するたびに波が生まれて、岸辺に寄せてくる。
そんな揺らぎが楽しい演奏。

第3楽章の静謐。落ち着いたたたずまいはクーベリックならでは。背筋がピンと伸びた、品格漂う演奏。音楽の表面は柔らかく優しいのだが、中身は芯が通って強靱。重厚感もある。
オケは大変に巧い。アンサンブルも鉄壁。ドイツ最高のオケではないかと・・・・思ってしまう(BPOがあるのを知っていても。・・・・)。
ヴァイオリンの掛け合いが、ここでも楽しい。

終楽章は緊迫感あり。
ストリングスがピンと張った糸のよう。しなやかだが、強い糸という感じ。遠くで響くホルンの音がイイ。


クーベリックがバイエルン放送響を振って、名演盤を連発していた時代の録音。
CBSソニーでは、モーツァルトの後期交響曲やブルックナーの3番・4番とともに、このシューマンの交響曲全集が忘れがたい録音です。オルフェオにはブラームスの交響曲全集や「我が祖国」がありました。
クーベリック晩年の充実期だったんでしょう。


AUTHOR: あるべりっひ DATE: 09/04/2006 21:40:29 いつも楽しみに拝見しています。

大変素晴らしい、シューマンですね。サヴァリッシュもなかなか良いと思いますが、やはり一番多く聴くのがこのクーベリックとテンシュテットの燃えるようなレコードです。
以前、この曲が作曲された街へ行ったことがあります。クララと暮らしていたアパートには、二人の肖像入りのレリーフがありました。
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