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バーンスタイン/NYPのドヴォルザーク 交響曲第9番ホ短調「新世界より」

涼しい一日でした。
9月に入って、秋を思わせる涼風。窓を開けて寝ていると寒いくらい。
予報によれば残暑はまだ続くらしいんですが、徐々に秋めいてゆくんでしょう。
クラシック音楽にはエエ季節です。

さて、今日は名曲中の名曲を。

交響曲第9番ホ短調 作品95「新世界より」。
レナード・バーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルハーモニックの演奏。
1962年4月16日、ニューヨークでの録音。ソニーの2枚組廉価盤LP。(カップリングはチャイコフスキーの「悲愴」だった)。

抜群に面白い第1楽章。

一気呵成、勇猛果敢。静かな序奏部を過ぎると、猛烈なダッシュが始まる。
速い、速い。凄まじいテンポ。
ジェットコースターに乗っているような感じ。猛スピードで、周囲の風景がどんどん飛んでゆくような錯覚。
オーケストラの荒さなど何のその。指揮で大切なのは情熱だ、といわんばかりの演奏。
バーンスタインの飛び散る汗が見える。曲の細部へのこだわりとか仕上げの美しさとか、お構いなし。ゴールに向けて一気に駆け抜けようとする(ボールを持って突進するアメリカン・フットボールのような)演奏。
このスピード感は聴き手の感覚を刺激して、やがて麻痺させる。いやはやスゴイ。疾走するドライブ感は圧倒的。

だから、第2楽章の望郷の歌が際だつ。
遅いテンポ。時に止まりそうなほど。バーンスタインは切々とノスタルジーを歌い上げてゆく。後年のDGへの再録音盤(イスラエル・フィル)ほどの異常な遅さではないが、夥しい「新世界」録音の中では、かなり遅い部類になるんじゃなかろうか。

第3楽章では、第1楽章の生気が戻ってくる。速いテンポでグイグイ進んでゆく。よく聴いているとアンサンブルなど「あれれ?」という部分もあるのだが、演奏の勢いがそれを忘れさせる。即興的な面白さは十分。ティンパニの迫力もイイ。

終楽章は一転、貫禄のフィナーレ。
テンポは普通に戻る(それでも少し速いか?)。ここまで奔放にやってきたバーンスタインが、この曲の結論を出すかのように居住まいを正して格調高く演奏させてゆく。前の3楽章とは違って、ややよそ行きのような感じ。この対比も面白い。
ラストは壮大な盛り上がり。精気溌剌、ヤンキーの終曲。


久しぶりに、懐かしいLPを聴きました。

ボクが購入した2枚目の「新世界」であります。それまではカラヤン/BPOのDG盤(1964年録音の旧盤)ばかり聴いてました。
このバーンスタインの「新世界」を聴いて、指揮者によってこれほど演奏は違ってくるものかと感動したことを思い出します。
同曲異演盤の面白さを知ったわけです。クラシック音楽は「聴き比べ」が楽しい。音楽そのものも楽しいが、違った演奏で聴くとまた楽しい・・・・。その楽しみを知らしめてくれた記念すべき一枚であります。

ライナーノートによれば、1日だけのテイクのようです。「新世界」を一日で収録してしまう・・・・ライヴ的な即興性に富んだ演奏でありました。
面白い演奏ではあります。お薦め盤です。



AUTHOR: nmzk DATE: 09/03/2006 06:45:09 バーンスタインは指揮者というより、自分がその曲の作曲家になったように楽譜を解釈しますね^^
NPOも彼に付き合っていると段々と演奏が自分勝手になってくるので定期的にジョージ・セルが叩き直したそうです(オケのメンバーは厳しくて嫌がったらしい・・・)♪
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