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ギーレン/南西ドイツ放送響のマーラー 交響曲第1番「巨人」

四国瀬戸内地方は台風接近中で、久しぶりのお湿り。
久しぶりに涼しい一日でありました。
台風は九州方面へ。豊後水道を上がってくると、四国では激しい風になります。
さて、どこへ向かうかな・・・・。

音楽は昨日に続いて今日もマーラーです。

マーラーの交響曲第1番「巨人」
ミヒャエル・ギーレン指揮南西ドイツ放送交響楽団の演奏。
2002年6月、フライブルクのコンツェルトハウスでの録音。
ヘンスラー原盤の全集からの1枚。

第1楽章は序奏部の緊張感がスゴイ。
息が詰まりそうな雰囲気がスピーカーから伝わってくる。弱音なのに、異様な迫力がある。ピーンと空気も張り詰めてくる感じ。
主部に入ると一気にオケの力強さが出てくる。

録音はつい最近のもので、音場広大、個々の楽器も美しく録られている。音そのものは暖色系ではなく、ブルー系のスッキリした音色に録っている。
柔らかさより、見通しの良さを目指した録音。おそらく、ギーレンの解釈もその方向なのだと思う。クッキリ・スッキリ系のマーラーだ。
ヴァイオリンは左右の対向配置。弦と管の融けあいが見事な録音。

第2楽章は速めのテンポで颯爽と進む。
響きが混濁せず、見通しの良い演奏。各パートが何をしているのか、見えてくるような演奏で、マーラーの楽曲構造がよく分かる。
情緒的な演奏ではなく、サッパリと楽譜の再現に徹したような演奏で、このあたりがギーレンの持ち味なのだろう。

第3楽章も速めのテンポ。妙な思い入れはここでも全くない。スマートに割り切ったような演奏で、マーラーの再現につきまとう独特の粘りが殆ど感じられない。
ヴァイオリンの両翼配置がきいていて、対向旋律がよく聞こえて面白い。
オーディオ的な快感あり。

第4楽章は大爆発。音量が一気に上がって、おもわずアンプのボリュームを下げたほど。マスの威力は強烈。オケも最高性能を発揮している。
ストリングスの透明な響きも良い。爽やかで瑞々しい弦楽合奏を聴かせてくれる。

金管は少し硬いかな。もう少し甘くても良いのにと思ったが、ああ、これがギーレンの狙いだったのかもしれませんな。
スッキリクッキリ、硬骨漢のマーラーでありました。
ギーレンのこと詳しく知りませんが、現代音楽の作曲家でもあるらしい。
ああ、なるほど。作曲家が振るマーラーってこんな感じになるのかな。


AUTHOR: 猫よしお DATE: 11/29/2007 05:23:15 おはようございます。
おっしゃるようにマーラーまでの音楽は
対向配置が断然面白いと思います。
ヴァイオリン群の掛け合いが見事です。
ギーレンのマーラーは未聴ですが
いつか聴いてみたいです。
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コメント

この名将ギーレン監督(指揮)率いるドイツの強豪チーム(オケ)、2トップの波状攻撃も見事で、元々硬い守備で定評が有り、システム重視のチームですが、個人技もレベルが高く、監督の目指す、高度な現代戦術の浸透を実感でき、この試合でも見事な勝利をおさめています。

>鞍馬天狗 様
こんにちは。コメントを有り難うございました。
ギーレンのマーラーは対向配置が面白かったです。現代配置のマーラーも「よく鳴る」のでしょうが、対向配置の方が、ヴァイオリンなどの弦楽セクションの掛け合いが面白く聴けます。
指揮者で云うと、クーベリック、クレンペラー、ギーレン、そしてシャイーなどでしょうか。カルロス・クライバーがもしマーラーを振れば、対向配置だったろうと想像します。
鞍馬天狗さんは、ヴィオラ弾きでしたから、配置によっては聴き合わせの感覚が変化して、大変でしょうね。
面白く読ませていただきました。ありがとうございました

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