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マーラーの交響曲第9番ニ長調 ノイマン/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管

週末に和歌山熊野の友人を、大阪・広島の友と訪ねます。
世界遺産を見に来いとのことで、楽しみであります・・・・・が和歌山は遠い。特に新宮は遠い・・・・・。う~む。

四国のうどんを手みやげに用意でもしようか。

さて、今日は久しぶりにマーラーの交響曲を。
第9番ニ長調。
ヴァーツラフ・ノイマン指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の演奏。
録音は1967年、BRILLIANT Classics のマーラー全集からの1枚。

1960年代のゲヴァントハウス管がいかに素晴らしいオケだったかを示す録音。
後年の同オケと、音の深み、コク、滋味が違う。素晴らしい。
チェロの深々とした響きはかけがえのない美しさ。弦楽セクションは、ツヤとか輝やかしさはないものの、落ち着いた渋めの音で、耳に心地よい。
重心の低いドイツの音でもある。腰のすわった響が実にイイ。

ノイマンはこのオケと相性がよかったと思う。
マーラーではこの9番と5番、グリーグのペール・ギュント、スメタナの「我が祖国」などを録音しているが、どれもしっとりと聴き応えのある正攻法の演奏だった。
ノイマンの十八番はドヴォルザークだと思うが(チェコ・フィルとの録音は感動的だった)、このゲヴァントハウス管との一連の録音も、ノイマンの真摯な指揮ぶりが見事に発揮された好演だったと思う。

さて、この9番は冒頭から自然体のマーラー。
虚飾のない演奏とでも云おうか。
マーラーの交響曲は、実に虚飾に満ちた(矛盾だらけと云うべきか)音楽だと思うのだが、ノイマンが振ると、形よく整った、実に美しいマーラーになる。
この最後の交響曲も作曲から100年、ノイマンが表現すると、いかにも「古典」になったマーラーかと思う。

全編にわたって、テンポは速めでサラッとしている。音楽そのものもサラサラ流れてゆくのだが、中身は一杯詰まっている。ノイマン/ゲヴァントハウス管の懸命な演奏ぶりが伝わってくる。

マーラーの皮肉や大げさなところ、いわばエグさが消えて、純音楽的なマーラーとなっている。
整然としたマーラー。阿鼻叫喚からは遠いかな。
しかし、マーラーのオーケストレーションの多様さ(異様さも?)はビンビン伝わってくるし、強弱の微妙なニュアンスなどは味わい深い。
ノイマンは、何もしていないのではなく、しっかり色々なことをやっているんだわい・・・・・。

第3楽章はあまりグロテスクではなく、終楽章もサラッと進むので、もう少し情緒纏綿と演って欲しいという気もしますが、旋律線は非常に綺麗に歌われております。

何度聴いても飽きない・・・・エエ演奏でありますな。
録音も40年経過した今も、あまり古さを感じさせません。

ブリリアントの激安マーラー全集、なかなか好演ぞろい。
ノイマン/ゲヴァントハウス管の5番や、ヤルヴィの8番、ホーレンシュタインの3番などもなかなかエエですぞ。



AUTHOR: おさかな♪ DATE: 08/04/2006 19:28:52 マーラー 9番って本当に綺麗な良い曲ですよね♪
こんど5番をやるのですが、いつか9番を演奏してみたいです!
毎日暑いですが、お互い元気に過ごせますよう^^。
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コメント

弊ブログでの予告どおりの記事、ありがとうございます。TBさせていただきました。私はこちらの第9番は未聴なのですが、お話を読む限りでは、同じ録音について述べられているように感じました。(^^; 人柄や物腰に音楽は直接関係ないと思いますが、ノイマンはきっと誠実な人だろうとと思わずにはいられません。彼のマーラー、少しずつでも、聴いていきたいです。

>nmzk 様
おはようございます。コメントを有難うございました。
神倉神社ですか。知りませんでした。今、ご紹介のリンクを見てきました。
階段、怖そうですね。ボクは高所恐怖症なので、足がすくみそうです(^^ゞ。
和歌山県世界遺産センターの友人とともに、頑張ってみましょうか。
ありがとうございました。

>stbh 様
コメントを有難うございました。
ノイマンのマーラーは、サラッとしているんですが滋味溢れる好演でした。
誠実な指揮ぶりが印象的ですね。
当方もTBさせていただきます。よろしくお願いします。

寄せ集めのブリリアントの全集ですが玉石混交でくじ引きみたいですね~。
この全集あるとき2790円でタワーで売っていたので即買っちゃいました。底値かな。

ホーレンシュタインで3番が聴けるのは涙ものです。

>ピースうさぎ 様
おはようございます。
ブリリアントの激安全集、なかなかの好演と思いました。
ノイマンやホーレンシュタインが聴けるのは嬉しいですね。
2番や4番もまあまあでした。

こんばんは。
ノイマンは以前お国もの(ドヴォルザーク)しか
聴いてきませんでしたがこのゲヴァントハウスとの67年の演奏を
手にしたとき、ヤラレタ!と思いました。
演奏、録音とも最高ですね。
このCDも安く、掘り出し物(だからクラシックCDはついつい買ってしまいますね。)でした。


>ニョッキ 様
おはようございます。コメントを有難うございました。
ノイマンはマーラーが得意だったですね。あまり派手ではありませんが、素朴な、ボヘミアの草の匂いのするマーラーといった感じで好感が持てました。ゲヴァントハウス管との5番や7番もイイですね。
チェコ・フィルとの全集(DENON)をねらっているんですが、未入手です。最晩年の再録音も世評高いですね・・・・・高いので一つも持っていないんですが・・・・聴いてみたいです。
コメント感謝です。有難うございました。

Mahler/Sym9

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マーラーの第9は、本当に名演奏、名録音が多いです。「マーラーの最後の(完成された形の)交響曲」というだけでなく、19世紀的な概念での、ほぼ最後の交響曲ということもあるでしょうし、そもそもその曲想(大規模な両端楽章がいずれも緩徐楽章であり、静かに終わる)の終末・終結感により、演奏するほうも、聴くほうも特別な心持ちにならずにはいられません。
何人かの指揮者が、特別な機会にこの曲の演奏を行い、録音を残しているのも、この曲の特殊性をいっそう際立たせています。古くは、第2次大戦前夜、ウィーンをあとにする直前の...

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