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バーンスタイン/ウィーン・フィルのベートーヴェン 交響曲第6番「田園」

連日の猛暑です。

早朝の田んぼの中をジョギングするのは気持ちがエエです。朝露に濡れた畦道をゆっくり走っていると、水路に亀がのろのろ動く姿が見えたり、虫の音が気持ちよかったり・・・。そう、昼の時間帯は蝉が騒々しいんですが、早朝にはもう秋の虫が鳴いてます。8月の暑さといいながら、確実に次の季節が準備してますな。

さて、今日はベートーヴェンの交響曲第6番ヘ長調「田園」。
レナード・バーンスタイン指揮ウィーン・フィルの演奏で。

これぞ、ボクをクラシック音楽の世界に引っ張り込んでくれた記念すべきベートーヴェン。
初めて購入したベートーヴェン全集。発売から四半世紀、今だに色褪せない、かけがえのないベートーヴェン全集。

この「田園」はバーンスタインの情熱が幸福な田園風景に重なって、美しい演奏になっている。

ウィーン・フィルの音がイイ。録音(ライブ録音だが客席の騒音はない)のせいか、やや低音が強調されているぶん、響きに落ち着きがあるし、重心が低く、分厚い迫力もある。

第1・2ヴァイオリンの音色はさすがにウィーン・フィル、ツヤがあって滑らか。かさついたりトゲトゲしい音がしないのがイイ。爽やかなブルー系の音ではなく、暖かみのあるピンク系の音と云うべきか。
ヴィオラからチェロ・コンバスの中低音は非常に充実、どっしりと安定感のある響き。
テンポは全体的に速いのだが、あまりセカセカしない。これぞ、本来の「田園」のテンポかなと思わせる説得力がある。

第2楽章のでは木管と弦楽セクションの掛け合いが全く美しい。木管の響きは格別だし、コーダの部分でグッとテンポが落ちて味わい深い表現になっているのもイイ。

第3楽章はホルンの音。このソロは絶品(誰が吹いているのかな?)。コクがあって、甘みがあって、食べてみたら口の中で芳醇な味がさらに広がるというか・・・・・もうウットリしてしまう。

第4楽章はティンパニ。強烈で、張りも十分、気持ちいい音。

終楽章はゆったりとしたテンポで、ヴァイオリンが感謝のテーマを奏でてゆく。優しく、暖かく、黄金色に輝いて・・・・ああ、エエ音やなぁ、美しいなぁ、人生ってエエなぁ・・・・と思わせてくれる。幸福なフィナーレ。
基本的にバーンスタインは明朗で前向きな音楽をつくる。楽観的と言ってもいいかな。だから、感謝と幸福、人生の肯定で満たされた「田園」には実にふさわしい。

バーンスタイン/VPOが作り出すこの終楽章を聴いていると、古典派から出発したベートーヴェンが、いつしかロマンの世界に傾斜してゆくのが見えてくる。
ホンマに見事な「田園」だと思う。



AUTHOR: 望 岳人 URL: http://kniitsu.cocolog-nifty.com/ DATE: 08/03/2006 09:09:22 再び、おはようございます。LP全集の写真ですね!

発売当時大学生だったためとても手の出ない高嶺の花で、レコ芸の「ベートーヴェン交響曲全集」特集を読みながら渇望していたのを今でも思い出します。

今ではバーンスタイン逝去後に発売されたCDの全集で聴いております。それぞれの演奏と私の好みには相性のよしあしがありますが、この『田園』はお気に入りのひとつです。
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