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ジュリーニ/シカゴ響のシューベルト 交響曲第8番ロ短調「未完成」

一気に暑くなって、さすがにエアコンなしにはクラシック音楽を聴くのが辛くなってきました。
ふだんは田園を渡る自然の風で涼をとるんですが、夜でも部屋の温度が32度では、我慢できません(^^ゞ。

・・・・さすがにクーラーは快適。今日は久しぶりにLPを取り出して聴いてます。
懐かしくなった演奏であります。

シューベルトの交響曲第8番ロ短調「未完成」。
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮シカゴ交響楽団の演奏。
1978年3月の録音。DG盤。

1970年代の、ジュリーニ/シカゴ響は最高のコンビだった。
時はショルティの長期政権下、シカゴ響は絶好調。グラミー賞のクラシック・オーケストラ部門と云えば、いつもショルティ/シカゴのレコードだった。

この時期、シカゴ響の録音は名演盤が目白押し。ジュリーニとは共演はもちろん、他にアバド、レヴァインとの録音なども素晴らしい続出した。
特にジュリーニの「第九」シリーズは忘れがたい名演だったし、この「未完成」(レコードは悲劇的とのカップリングだった)も感動的な演奏だった。

第1楽章から実によく鳴るオーケストラ。気持ちよく鳴る。オケの機能・パワー全開でスカッとした音で鳴る。その見事な鳴りっぷりの中で、シューベルトの歌が次から次へと溢れてくる。
ジュリーニらしい、歌に満ちたシューベルト。
テンポはやや遅めなのだが、もたれることはない。晩年のジュリーニが、歌うあまりに粘り着くようなテンポになってしまったのに比べれば、1970年代録音のこの演奏は、全体に若々しい。
時折響くアクセントは強烈。低音がズシッと腹にこたえる力強さ。
弦楽セクションのレガート奏法はジュリーニ独特の歌を伝えてくれる。

再現部に入るとなおいっそう格調高い表現。華美に奔らず実に着く・・・演奏とでも云おうか。終結部の歌は、ジュリーニの心映え。涙なしには聴けない。

第2楽章も、格調高い歌に貫かれている。ストリングスの優しい旋律に乗って、木管が味わい深いソロを聴かせてくれる。これが巧い。全く巧い。
中盤以降はテンポが徐々にゆったりとしてきて、シューベルトの歌の饗宴。
繊細で、瑞々しい歌。ああ、シューベルト。美しさの極み。


2楽章で終わってしまうのが全くもって勿体ない。
曲が終わったとき、ああ、この交響曲は未完成だったのだと思わされる。
この稀代の旋律作家の歌を表現し尽くしたジュリーニの「未完成」、続きを聴きたいと思うのはボクだけでしょうかね。


AUTHOR: 吉田 URL: http://beethoven.blog.shinobi.jp/ DATE: 07/29/2006 14:02:25 mozart1889さん、こんにちは。
腰のすわったシューベルトです。押しても引いても叩いてもビクともしないような安定感がステキです。ジュリーニのテンポの遅さとシカゴの明るい音色が見事に融合している演奏だと思います。
また、同じコメントをプレヴィンにも送ってしまいました。お手数をおかけします。プレヴィンの「アルプス」はまだ未聴です…。
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コメント

>コンタ 様
こちらにもコメントを有り難うございました。
ジュリーニの「未完成」、エエですね。LP時代からよく聴いています。
僕はジュリーニではシカゴ響と録音したシューベルトの「グレート」が特に好きです。
ジュリーニはシカゴ響と特に相性が良かったですね。
録音状態も良いですね。

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