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バックハウスのベートーヴェン ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」

梅雨前線の南下で、四国でも大雨続きです。
西条ひうち球場で行われる高校野球愛媛大会も2日順延。さて、今日はできるのかな?
我が家の次男と三男が通う高校は、甲子園優勝経験もある古豪であります。1回戦はコールド発進、子供らの応援にも熱が入っておりますな。昨年は惜しくも決勝敗退、今年は、さぁ、3つくらいは勝てるかな。

さて、今日はベートーヴェンのピアノ・ソナタ第21番ハ長調 Op53。
ウィルヘルム・バックハウスのピアノで。
1960年1月、ジュネーヴのヴィクトリア・ホールでの録音。DECCA盤。

ベートーヴェンのワルトシュタインは、1803年の作品。
溌剌とした躍動感に、ヴァラエティに富んだ色彩の変化など、中期を代表する傑作と思う。
作曲のきっかけは、パリのエラール社から最新のピアノを贈られたことことという。
このピアノ、広い音域と力強いダイナミズム、色彩の多彩さなど、ベートーヴェンの意欲を触発するのに十分だったようだ。
で、できたのがこの快作。

さて第1楽章。
前に、前に・・・。
ベートーヴェンらしい推進力に富んだこの作品を、バックハウスは克明に力強く、男性的に逞しく弾いてゆく。
技巧はだいぶ怪しくなってきているが、それを忘れさせる雄渾で強靱な迫力。
長年、培ってきた自信に溢れた演奏になっている。
「どうだ、恐れ入ったか」とバックハウスが言うはずもないが、聴いていていちいち納得させられてしまうのは、彼のピアノが説得力に富んでいるのだろう。

バックハウスが弾いているのは、しかし、エラールではなく、ベーゼンドルファー。
高音が素敵で、粒立ちがよい。低音の迫力は圧倒的。この力強さの中にフワッと柔らかさを漂わせるのが、ベーゼンドルファー。
録音も残響豊かで上品。とても45年も前の録音とは思えない素晴らしさ。さすがDECCA。

間奏曲的な第2楽章を経て終楽章ロンドへ。

バックハウスのピアニズムは、ここでも克明。テンポは中庸で、じっくり弾き込んでゆく重厚な演奏。ピアノの高音の輝きと中低音の充実が際だつが、あまり派手にキンキン鳴らないのが良い。
表情づけは殆どないし、どちらかというと無愛想な弾き方だとは思うのだが、なあに、媚びを売ってくるようなピアニストに比べて遙かに志操の高いベートーヴェンが、ここにはいる。

ベートーヴェンの何たるかを心得た演奏。
微笑んだりはしないが、これこそベートーヴェンの本質・・・と云いたい演奏ではありますな。



AUTHOR: 丘 URL: http://ameblo.jp/crest-my7/ DATE: 07/22/2006 07:44:04 おはようございます。この曲、今週私もシュナーベルで聴きました。
正攻法のバックハウスとはかなり違った感じだと思います。
時々TBを試みるのですが、テキスト形式でしか駄目のようで、躊躇してます。
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コメント

>Verdi 様
バックハウスのスケールの大きさは、さすがだなぁと思います。
録音もだいぶ古くなりましたが、バックハウスの剛毅豪快さが十分に伝わってきます。

こんにちは。遅くなりましたが、コメントとTBどうもありがとうございました!
バックハウス、しかもベーゼンドルファーと聴いてすぐにでも聴いてみたくなりました。さっそく探しはじめたいと思います。ベートーヴェンの曇りのない自信が、聴いていて安心感につながるのでしょうか、最近知った作品なのですがすぐに好きになってしまいました(^^

>stonez 様
こんばんは。こちらこそコメントを恐縮です。
有り難うございました。
バックハウスとグルダは、ベーゼンドルファーでベートーヴェンを録音していますね。打鍵が強烈なところでも、フワッとした柔らかみがあるのが良いです。

アラウのソナタ、探したんですが・・・・出てきません。というか見つからないです。
どこかにあったはずなんですが・・・・トシを取るとこういうことが頻発します(^^ゞ。

ベートーヴェン ピアノソナタ「ワルトシュタイン」

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「熱情」ソナタと並んで、ベートーヴェン中期のピアノソナタの傑作
第21番 ハ長調 Op.53 「ワルトシュタイン」。
(名前の由来は、ベートーヴェンのパトロンであるワルトシュタイン
伯爵に献呈されたことによる)
いろいろの名演奏はあろうけれども、私としては特に

ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ 第21番「ワルトシュタイン」

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最近ジュニアは、夜泣きほどでもないですが夜中は2時間おきに目覚めるようになりました。まだ授乳中なので妻は大変です。私も何か協力できればと思うのですが、どういうわけか目が覚めません。B型だからでしょうか(笑) このところはクラウディオ・アラウのベートーヴェンを..

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