スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

オーマンディ/フィラデルフィア管のR・シュトラウス 交響詩「英雄の生涯」

一気に暑さがやってきました。
陽射しも気温も、夕方に見た入道雲の様子も、もうすっかり真夏です。
梅雨明け宣言がまだですが、もう明けたようなもんでしょう・・・・・・・・と、夕暮れの、茜色の空を見ていて思いました。


さて、今日はR・シュトラウスの交響詩「英雄の生涯」。
ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団の演奏。
1978年2月15日(一日でのテイク!)、スコッティッシュ・ライト・カテドラルでの録音。
ヴァイオリン・ソロはノーマン・キャロル。この人はフィラデルフィア管のコンマス。ホルンのソロはメイソン・ジョーンズとクレジットしてある。この人も首席奏者だろう。

素晴らしい録音。アナログ末期の円熟したもので、教会での録音と相まって、オケの音が大変柔らかく録れている。弦楽器はシルキー・タッチだし、「英雄の敵」で出てくる木管がまた味わい深い音になっている。低音も深々として気持ちいい。

オーマンディの統率のもと、すべての音が輝きながら鳴っている。このオーケストラの音を聴いていると、やはりアメリカ最高のオケはフィラデルフィアか、と思ってしまう。
(まあ、シカゴ響とはタイプが違うもんね・・・)

オーマンディの指揮は手慣れた熟練のワザ。大らかで明快、R・シュトラウスの音楽の陽の部分を(この人の音楽は基本的に楽観的なものが多いと思うのだが)、実に巧みに、また屈託なく表出していると思う。

「英雄の伴侶」はこの演奏の白眉。
キャロルのヴァイオリンが非常に美しい。美しさで云うと、美人なんだがやや年増の女性の怪しい色気が漂う感じ。流し目が似合う美女。技巧も完璧で貫禄も十分。オケと対等に渡り合って迫力満点のところもあれば、弦楽合奏の中に綺麗に溶け込んでゆくところもある。キャロルは「シェエラザード」でも素晴らしいヴァイオリン・ソロを聴かせてくれた人だが、巧いなぁと思う。

「英雄の戦い」ではボリュームを大きめにして聴きたいところ。格好いいパーカッション、ブラス・セクションは全くブリリアント。このオケらしい天真爛漫な輝かしさがある。スコッティッシュ・ライト・カテドラルの残響が良く、フォルティシモでも音が硬くならないのがイイ。フィラデルフィア管のマスの威力、ここに極まれり。次々に音が飛び出てきて、そのどれもが贅を尽くした美音なのだからたまらない。


オーマンディのR・シュトラウスは豊満な魅力に溢れた演奏であります。
指揮は別に才気走ったところもなく、言わば平凡な感じなんですが、これだけの音、美音の洪水を引き出す力は、やはり大したもんだわいなぁ・・・。
オーマンディはオーケストラ・トレーナーとしても超一流であったことを示す演奏だと思います。



AUTHOR: 猫よしお DATE: 01/14/2008 12:44:52 お世話になります。
これはオーマンディ晩年の優れた演奏ですね。
録音も素晴らしいです。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。