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カラヤン/ベルリン・フィルのベートーヴェン 交響曲第6番「田園」

休日であります。
のんびりと聴くのは、ベートーヴェンの交響曲第6番ヘ長調「田園」。

今日はヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルの演奏で。
1984年1月、フィルハーモニーでの録音。カラヤン最後の全集となったデジタル録音のDG盤。

第1楽章から、颯爽と速いのがカラヤン。録音のせいか、重低音の迫力があるので、軽い演奏にはなっていない(尤も、カラヤンの録音は、オーケストラの音がかぶり気味のモノが多いので、この田園もその傾向があるのだが)。
オケの巧さはBPOとしては当然のレベルかな。美麗・壮麗な田園で、彫琢の限りを尽くした美術工芸品ような趣き。ホンマに美しい。
この美しさを世評は「カラヤンは人工的」と云うのだろうが、いやはや、これだけ美しい演奏だと文句はアリマヘン。
特に流麗なのはヴァイオリン群。毛並みが揃った感じの柔らかさが何とも云えない。その毛並みの間から、輝くような音色が零れてくる。キラキラと輝く。

第2楽章はBPOの木管の名人芸を堪能できる。
カラヤンの指揮はこれ以前のベートーヴェン全集に比べて、肩の力が抜けて穏和なものになっている。各奏者の自主性に任せているような感じがする。
フルート、ファゴット、クラリネット・・・どれも巧いもんだなぁ。
テンポは相変わらず速く、流線型の田園。

第3楽章スケルツォはオーケストラの厚みが十分に発揮されて快感。テンポは快速なのだが、音が強いので重厚な演奏になっている。ホルンのソロなど、メチャクチャ巧い。コンバスのブンと唸るような音も迫力十分。
それらが一糸乱れぬアンサンブルとして、高い次元で結実しているのがスゴイ。

第4楽章は強烈な嵐。ダイナミックレンジが一気に拡大して、もの凄い大音量。ティンパニの強打が凄まじいし、今まで溜めてきたエネルギーをオーケストラが一気に解き放った感じ。
ちょっとコケオドシのようなところもあるのが残念だが。

終楽章は、いつ、どんな演奏で聴いても感動的な、感謝の歌。ベートーヴェンは何と素晴らしい音楽を書いたのか、といつも思う。
カラヤン/BPOの流れるようなストリングスに乗っているうちに、心が澄んでゆくような感じ。

音楽の効能とは、ことほとさように素晴らしい。
有り難い話だなぁ。感謝の気持ちであります。

聴きながら降り出したにわか雨。
窓外を眺めると、四国の田園は、稲が雨に濡れて青々と成長しつつあります。


AUTHOR: しのたか DATE: 07/02/2006 09:42:21 84年の普門館での公演(サントリーが出来てからはなくなりましたが)、5番と6番で僕のような初心者には良かったのですが、早いなあとビックリした思い出があります。このCDを実際に買ったのは88年くらいだったかな。当時のポリドールの社長のご子息に見本盤を半額で売ってもらいました、笑。
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