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ムーティ/ウィーン・フィルのシューマン 交響曲第2番ハ長調

ワールドカップは決勝トーナメント進出ならず、残念な敗退でありました。
この間、新聞やテレビは大層な盛り上がり、どの放送局も我が日本代表の応援一色、まさに絶叫調でありました。
四国の田舎住まいのボクは、パブリック・ビューやスポーツ・バーに縁なき衆生でありまして、テレビで観るその盛り上がりにピンと来ない日々でもありました(^^ゞ。
(当地は福西崇史選手の出身地なんですが、そう盛り上がっている風でもなかったですな・・・・自分が、繁華街に出入りしなかったせいか・・・?・・・)


さて、今日はシューマンの交響曲第2番ハ長調作品61。
リッカルド・ムーティ指揮ウィーン・フィルハーモニーの演奏。
1993年、ムジークフェラインザールでの録音。フィリップスのDUOシリーズ廉価盤2枚組。

第1楽章はメリハリの利いた演奏。あまり鳴らないオーケストレーションを、ムーティ/VPOのコンビが精一杯の努力で立派な音楽に仕上げている感じ。
この交響曲、作曲の着手は1845年末。翌46年にかけて完成したもので、シューマンがライプツィヒからドレスデンに移った頃の作品。体調不良、特に精神状態がよくなかったというが、聴いていてそんなに病んでいるような感じはしない。
かえって、この交響曲は明朗な作品だと思う(やや晦渋なところもあるが)。その明るさはハ長調という調性のゆえんかもしれんわなぁ・・・・。

第2楽章のスケルツォ、この勢いが面白い。小刻みな弦の動きは。この時期に書かれたピアノ協奏曲の響きを彷彿とさせる。

第3楽章は、ムーティらしい清々しくも優美な歌が一杯。静かな感情を奏でるヴァイオリン群が美しいし、素朴な木管の響きも味わい深い。このあたりの美しさは、精神を病んだ(これが結局命取りになったのだ)シューマンに一瞬訪れた心の平安を象徴しているかのよう。
弦楽器の歌が素晴らしい。ムーティの指揮はとても誠実。しかも旋律線をよく歌わせてくれるので、気持ちいい。
1番交響曲「春」に比べれば、その歌もややくすんだ色調なのだが、オーボエの侘びしいばかりの音色など、じっくり聴いていたい。
この楽章ラスト、ムーティは祈りの表情を演出する。ここは敬虔な歌に溢れていて感動的。

終楽章は堂々の進軍。ムーティの指揮ぶりは颯爽としているし、ウィーン・フィルは好演。ただ、リズムが少し重い感じもするが、もともとそう書かれているのかな。
終曲は輝かしい。もっともフィリップスの録音なので、DECCAなどのキラキラしたところはないのだが、それでも、やはりVPOの音はエエなぁと思う。


シューマンの第2交響曲は、4曲の中で最も目立たない作品でしょう。
渋いというか、オケの鳴りが悪いというか・・・スカッとしたところがちょいと弱い音楽であります。しかし、この晦渋さもシューマンの一面。
ウィーン・フィルで聴くと、それが和らぎます。
バーンスタインやメータで聴いても、やはりウィーン・フィルの音に魅せられますな。




AUTHOR: 猫よしお DATE: 02/17/2008 12:10:05 いつもお世話になります。
ウィーン・フィルによるシューマンの交響曲。
良いですね。
指揮者が変わってもVPOの美音は変わらないのですから。
ムーティ、ショルティ、バーンスタインなど。
どれも素晴らしいと思います。
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