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シャンドール・ヴェーグのモーツァルト セレナード第4番ニ長調K.203

更衣であります。
猛暑前のこの季節に着る半袖のワイシャツは、気持ちいいものです。
相変わらずの激務でありますが・・・・。

さて今日は、モーツァルトのセレナード第4番ニ長調K.203。

シャンドール・ヴェーグ指揮ザルツブルク・ モーツァルテウム・カメラータ・アカデミカの演奏。
10枚組の全集からのもの。

家に持ち帰った仕事をしながら、さて、BGMにでも聴こうと思ってこのCDを流し始めたら、あまりにも素晴らしい演奏なので、きちんとステレオの前に移動。
仕事は中断。仕方ないわなぁ。ヴェーグのモーツァルトをCDプレーヤーに入れる方が悪いんやから。

ヴェーグのモーツァルトは、快適なリズム、やや速めの颯爽としたテンポ、妙な装飾がない清潔なフレージングが特徴。
音楽が、聴いているたった今生まれつつあるような躍動感がとにかく素晴らしい。
演奏のザルツブルク・ モーツァルテウム・カメラータ・アカデミカ(長い名前!)のアンサンブルも一分のスキもなく引き締まったもので、大変に爽やか。

録音も最高レベルだろう。奥行き深く、左右に大きく広がる音場で、弦楽器、特にヴァイオリンの音はこれ以上美しく録るのは難しいんじゃなかろうか。
第2楽章のソロ・ヴァイオリンの、どこまでも伸びてゆく高音、そして透明感など、素晴らしいの一語に尽きる。

演奏もいたって伸びやか。
コンツェルタント楽章でのソロ・ヴァイオリンの活躍ぶりは目覚ましく、自由闊達で生き生きと実に気持ちよい。突き抜ける高音。秋のカラッとした空気ではなく、初夏の青空のように、やや潤いを含んだ音色で突き抜けてゆく。

バックで鳴っているホルンの慎み深くも味わいのある音色。
ステージ中央でリズムを正確に刻むヴィオラも良い。
ソロのヴァイオリンが全体的に目立つのだが、注意して聴いていると、これら脇役がしっかりと弾いている(吹いている)からこその、これは名演であって、こういったトータルでのバランスがよいことが、すなわちヴェーグの熟練のワザなのだろう。

第6楽章アンダンテでの、ホルンの甘い音色やオーボエのやや尖った響きも素晴らしいし、その前で優しく滑らかに弾く弦楽器群の涼やかな甘さもたまらない。得も言われぬ名演。時間が止まって欲しいくらい、一瞬一瞬が燦めくような音楽。

ヴェーグの全集、10枚組の大作なんですが、名演揃い。くめども尽きぬ味わいの一品と云えそう。

結局仕事せずに、聴いてしまいました。
エエ演奏でした。満足であります。

でも、仕事は残りました・・・・・ガハハ。


AUTHOR: 丘 URL: http://ameblo.jp/crest-my7/ DATE: 06/04/2006 06:45:31 おはようございます。セレナードは優雅で楽しくていいです。
4番がどんなんだったか、すぐ分からない(覚えていない)ですが・・・・、
コレギウム・アウレウムで持っています。
聞いて確かめてみたくなりました。
セレナードはニ長調が多いですね。
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コメント

>林 侘助。 様
コメントを有り難うございました。
「Mozart con grazia」、素晴らしいサイトですね。mozartの事典ですね。
勉強になりました。

ところで、ヴェーグの10枚組、これは名演のオンパレードです。
素晴らしい録音と極上のアンサンブル、たまりません。
ぜひ6枚組を売り払って、10枚組をご購入なさるよう・・・・お勧めしたりして・・・・。
でも、これも間もなく中古盤入りするんじゃないでしょうか。

コレギウム・アウレウム合奏団のLPは何枚か愛蔵しております。

最初にこの曲を聴いたのはアルヒフから出てゐたF.ライトナーのケルン合奏団で、モーツァルトの古楽器演奏の走りではないでせうか。
U.グレーリンクのヴァイオリン、L.コッホのオーボエが気に入りました。

コレギウム・アウレウムの演奏はこの前のモーツァルト・イヤーの時に買ひました白眉の楽章がオーボエではなくクラリネットなのが残念でした。
アマティ合奏団もクラリネットのやうですね。

E.デ・ワールトの演奏が好いと云ふことですが、残念ながらCDはにはなつてゐ無いやうです。

放送で最近のヴェーグの(他のセレナードやP協奏曲の)演奏を聴いたことがりますが、小編成でテンポが自在に動くのが即興感があつて好かつたですね。
S.ヴェーグがヴァイオリンを弾いてゐる訳ではないのでせう?

ヴァイオリンでハ長調の音階が弾ければ一人前だと云ひますね。

>あがるま 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
フェルディナント・ライトナー、懐かしい名前ですね。そうなんですか、彼は古楽器演奏もしていたんですね。コッホのオーボエも良いんでしょうね。
なるほど、クラリネット版とオーボエ版があるんですか・・・・知りませんでした。
アマティのはクラリネットのようです。オーボエのは聴いたことがないんです。

ヴェーグ自身がヴァイオリン・ソロを担当することはないんじゃないかと思います。

ヴェーグのヴァイオリンが聞けないのは残念!

ネットで調べたらヴェーグもライトナーも同年生まれ(1912年)で同じ頃1996、7年亡くなつてゐるのですね。

残念ながらヴェーグQrもライトナーの他の録音も聴いたことがありません。
バルトークで有名なヴェーグの演奏は癖があると云ふことでモノラルであることも手伝つて敬遠してゐたやうです。

ストゥットガルトのオペラは、現在ワーグナーの最良の演奏(その現代的演出はともかくとして)として有名ですが、多分その基礎を作つたのがライトナーなのでせう。

>あがるま 様
今晩は。コメントを有り難うございました。
ライトナーもヴェーグもなくなって久しいですね。
ライトナーのレコードは、ケンプと共演したベートーヴェンのピアノ協奏曲全集がありましたね。ケンプの詩情あふれる、抒情的なピアノのバックが、ライトナー振るところのくっきり堅牢なBPOでした。懐かしい演奏です。

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