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メンデルスゾーンの交響曲第3番「スコットランド」 ビシュコフ/ロンドン・フィル

爽やかな五月。
通勤中に眺める街路樹の緑が綺麗です。
車から見ると、葉の裏がよく見えます。表面は緑濃く、葉の裏は黄緑、薄緑。五月の風にそよぐ緑が実に綺麗になってきました。

(と思ったら、今朝は五月雨。変わりやすい天気なことで・・・・・(^^ゞ・・・)

さて、今日はメンデルスゾーンの交響曲第3番イ短調作品56「スコットランド」。

セミヨン・ビシュコフ指揮ロンドン・フィルの演奏。
1986年12月、ロンドン、トゥーティングでの録音。フィリップス原盤。

中古書店で見つけたもの。丸善書店とフィリップスが組んで発売した名曲全集からの1枚らしい。レギュラー盤と何ら変わらないCDが激安で購入できる幸せ。

ビシュコフは1980年代の半ば、盛んにフィリップスがプッシュしていた指揮者で、このメンデルスゾーンの他にもショスタコーヴィチの5番、チャイコフスキーやビゼーの管弦楽曲などを録音していたのだが、最近、あまり名前を見かけなくなった・・・。

さて、その演奏。
第1楽章は雰囲気たっぷりの始まり。ロマンの匂い芳しい。
ヴィオラとチェロの音色がしっとりとして、実に深い響き。ロンドン・フィルってこんなに奥行きのある・陰影のある響きを出すオケだったかなと思いつつ、弦楽セクションに耳を澄ませていると、いや全く実にイイ。フィリップスの録音技術も良いのだろうが、ビシュコフの旋律の歌わせ方が巧いんだろうと、合点がいった。情緒溢れるしみじみとした歌。青春の憧れ、夢、感傷・・・・そんな感情が込められた歌。見事な序奏部だと思う。
主部に入ると、さらに情熱的。ただ、弦楽器はロマン的に歌うのだが、木管は端正な感じで、あまり姿勢を崩さない。少し違和感あり。
それにしてもオケは上手いぞ。ロンドン・フィル、大健闘といったところか。

第2楽章は速めのテンポで颯爽としている。第1楽章とは対照的で、爽快な感じがする。オーケストラのトゥッティが美しい。特に木管が綺麗。フィリップスの録音は前後左右に音場が広く、スケール感も豊かで残響が素晴らしい。それがこのオケの美しさを支えているんだろうな。
楽章後半からは、畳み込んでゆくような迫力がある。

第3楽章は、荒涼たるスコットランドの風景か。ヴァイオリン群の音が穏やかで、やや暗めの音色がこの楽章にふさわしい。優美な旋律、センチメンタルなメロディのオンパレード。これがゆったりと遅いテンポの中で歌われる。もう、泣けと云わんばかりの風情。少々やり過ぎかなと思うほど。

終楽章は一転、快速テンポとなって終曲へと一気に盛り上がる。ビシュコフの指揮はここでも情熱的で、煽るようなところもあるし、直線的なところもある。若さの発露の交響曲と見れば、こういう解釈もありかなと思う。

ロンドン・フィルの演奏がたいそう美しいです。

ビシュコフの指揮は、ギラギラしたところがあって面白いですが、少々アクが強いかもしれませんな。
でも、メンデルスゾーンはロマン派の作曲ですしね。稀代のメロディ・メーカーでもあるわけで、こういう感情的な演奏もエエかなと思いました。


AUTHOR: Verdi DATE: 05/14/2006 01:16:30 こんにちは。
 実は心の故郷がスコットランドです。わはは(^o^)
 今日はサッカーで引き分けで、密かに快哉を叫んでおります。

 スコットランド。荒涼たる風景で、はっきり言って辺境です。でも、結構歴史的にはとんでもなかったりするんですよね。宗教改革時には過激な反カソリックで修道院全滅になっちゃったし、最後の対イングランド反乱が起きた18世紀には遠路イングランド中部までみんなで攻め込んでるし。「スコットランドの女王メアリ」なんてロマンチックですが、旦那は爆死させるし、その共犯者と結婚しちゃうし。みんな熱い熱い。

 というわけで、ギラギラしたスコットランド、結構合ってるのかも知れませんね。ビシュコフ版、聞いてみたいです。


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