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クーベリックのシューマン 交響曲第1番変ロ長調「春」 クーベリック/バイエルン放送響

朝の濃霧はすごかったですな・・・・・久しぶりの霧、視界30m程度・・・。
日中は気温が上昇、ポカポカ陽気でありました。

いよいよ春です。

そこで、今日はシューマンの交響曲第1番変ロ長調作品38「春」。

ラファエル・クーベリック指揮バイエルン放送響の演奏。
1979年5月、ミュンヘンのヘラクレス・ザールでの録音。CBSソニー原盤の懐かしいLP。レコード番号は20AC1505。
昨日のマゼール盤の「運命」と同じく、ソニーのベスト・クラシックス100シリーズの2000円盤。

シューマンの「春」は1841年の作曲。シューマンの生涯の中で最も幸福な時期に当たっていたので、そうした気分にふさわしい作品になっている。
初演も1841年、その様子がスゴイ。
愛妻クララ・シューマンの演奏会で初演され、指揮はメンデルスゾーン、オケはライプツィヒのゲヴァントハウス管。しかも、クララはシューマンのピアノ協奏曲とショパンのピアノ協奏曲第2番を演奏しているわけで、いやはや、目も眩むような豪華曲目、ソリスト、指揮者・・・・。そんな中での「春」の初演、さぞや幸福な船出であったろうなぁ。

さて、クーベリックの演奏は、いつもながらの自然体。バイエルン放送響の美しい響きを十全に引き出して(シューマンの交響曲はだいたい上手く鳴らない、響かないはずだが)、この交響曲の魅力を聴き手に伝えてくれる。

第1楽章の冒頭、トランペットの冴え冴えとした明るい音色が気持ちよい。爽やかなロマンが部屋中に広がる。ストリングスのやや細身でしなやかな音色も爽快で、春の到来を思わせる、ワクワクするような胸弾む音楽をつくり出している。ヴァイオリンはクーベリックのいつもの両翼配置で、第1と第2のヴァイオリンの掛け合いが楽しめる。
木管の響きがややくすんでひなびているのもよい。あまり木管が鳴らないのは、いろいろな音が重なってしまうシューマン独特の書法によるものなで、仕方ないかな。

第2楽章は、穏やかな音楽の中に馥郁たるロマンが薫る。しなやかな弦はここでも素晴らしい響き。クーベリックの指揮は淡々としているのだが、音楽は実に優美で聴いていて心地よい自然体の響き。

第3楽章はスケルツォ。クーベリックのテンポは中庸からやや速めで、サラッとした感じだが、出てくるバイエルン放送響の音は暖かく味わい深い。弦の音色が明るいのは、南ドイツ・バイエルンの明るさか。しかもよく歌う。

終楽章は音量が徐々に増大して、明るく堂々とした終曲になっている。見事な締めくくりだと思う。
ヴァイオリンの両翼配置がここで効いてきて、左右の掛け合いがとても面白い。ホルンのアンサンブルにフルート・ソロが絡んでくるところなど、ため息が出るほど美しい。それらが、わざとらしくなく自然に湧き上がってくるのがまたイイ。


シューマンの「春」、幸福な気分に満ちた春・陽光の音楽。
クーベリックの自然体の指揮に、手兵のバイエルン放送響が合奏を楽しんでいる様子が伝わってきますな。
ともに音楽する喜び。「春」を迎えた喜び。



AUTHOR: よし EMAIL: ven01273@nifty.com URL: http://otsusan.cocolog-nifty.com/ DATE: 03/12/2006 11:59:12 こんにちは
このLPは3枚組4500円で買いました。
クーベリックとBPOのLPも持っていますが、シューマンはドイツの地方オケのほうが相性が良いように思います。彼のどこかも不器用な音楽をあたたかく演奏するように感じるからです。しかし最近エントリーされる音楽はみんな私の好きなまたは持っている演奏です。これからもよろしくお願いします。
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コメント

クーベリックのシューマンはいいですねぇ。オーケストラの響きがシューマネスク(と言う言葉があるかどうかは知りませんけど)な深みがあるように思います。でも正直このオーケストラに赴任する前はちょっといろいろあったのでしょうか。私には何だかわからない演奏が多いです。引退直前のこの時期の演奏はどれも珠玉の輝きだと思います。まさに巨匠の仕事でした。

こんにちは。LPづいてますねぇ~(^o^)
私はレコードプレーヤーは今は休止させてますが、意外と普通のプレーヤーも、普及型ばかりだけど結構売られていたりしてますね。


>望 岳人 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
LP時代は、ジャケットを眺める楽しみがありましたね。このCBSのシリーズも綺麗なジャケットが多かったです。
クーベリックの「ライン」もエエですね。大好きです。この2曲はCDでも買い直しました。

>yurikamome122 様
コメントを有り難うございました。
クーベリックのシューマン、大好きです。オケの音がエエですね。南ドイツ、バイエルンの音。北ドイツのオケではこうはいかないかもしれませんね。
この録音が出始めた頃、ボクはクラシックを聴き始めました。ちょうど、クーベリック晩年の最高潮の時代です。シューマン、モーツァルト、ブルックナー(CBS)、ブラームス(オルフェオ)など、本当に素晴らしいと思います。
良いときにクラシック音楽と出会えました。

>Verdi 様
おはようございます。
LPは、暖かいです。CDに比べると、素朴な味わいがあります。
プチプチ・ノイズが聴いているうちに気にならなくなる不思議さ・・・。
今もちゃんと、プレーヤーは売っていますね。
20年以上使用中のTRIOのKP880D、壊れたら買い換えなくちゃ・・・・(^-^)。
コメントを有り難うございました。

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