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マゼール/ウィーン・フィルの「運命」 ベートーヴェン 交響曲第5番ハ短調

さすがに年度末を迎えて、仕事が忙しくなってきました。
ボクの部署でも若い士がバタバタと走り回っております。あ~でもない、こ~でもないと激論しつつ、しかし、時は立ち止まっていてくれないので、仕方なく前を向いて進めなくちゃなりません・・・・・・。いろいろ指示を出しつつ、「こんなんで良かったんやろか?」と思うことも多く、悩みは尽きませんな・・・・(^^ゞ。


さて、今日は懐かしいLPで、ベートーヴェンの交響曲第5番ハ短調「運命」。

ロリン・マゼール指揮ウィーン・フィルの演奏。1980年11月5日、名古屋市民会館ホールでのデジタル・ライヴ録音盤。カップリングはシューベルトの「未完成」。こちらは11月13日、昭和女子大人見記念講堂でのテイク。いずれも、マゼール/ウィーン・フィル来日公演からのもの。CBSソニー原盤。
LP番号は20AC1501。ソニーが「ベストクラシック100」と称して2000円で売り出したシリーズのトップにあたる。レギュラー盤としては、安かった・・・。

このLP、1982年10月1日発売された我が国初のCDの記念すべき第1号となった。
CD番号は「38DC1」で3,800円!・・・・・高かったなぁ・・・・・。

演奏は、マゼールにとって、ウィーン国立歌劇場監督就任の頃であり、自信に満ちあふれた堂々たるものになった。

第1楽章アレグロ・コン・ブリオ。ソナタ形式。
ベートーヴェンの意志のつよさを表出したような演奏。弦も管も、音が強靱でズシッと来る。LP独特の低音の強さもあるのだろうが、出てくる音が、素晴らしく強烈。そして畳みかけるような迫力。
ああ、ホンマやなぁ・・・ベートーヴェンはこうでなくちゃイカンなぁ、と思わせる演奏。

第2楽章は巨匠風の歩み。威風堂々、あたりを振り払うような恰幅の良さ。チェロとコントラバスの低音がよく利いているのは前楽章と同様だ。腹にズシッと来る低音が心地よい。

第3楽章のスケルツォ。ここでも低音重視の設計は変わらない。
ヴァイオリンの高音の伸びも、木管の味わい深い響きもとてもイイ。鮮やかで色彩感もある。ただ、執拗な低音のクローズアップは、なかなか他の指揮者では聴けない面白さ。さすがマゼールと思う。

第4楽章での爆発も強烈。音量が一気に増大する(あまりに強烈な音になったので、アンプのボリュームを慌てて落としたほど・・・)。まだこんな余力を残していたのかと思うほどの大音響。金管群の炸裂、トランペットなど凄まじいまでの咆吼。恐るべしウィーン・フィル。
ヴァイオリンのクレッシェンドやデクレッシェンドも面白い。才人マゼールの魅力満載。終曲は堂々たる勝利。凱歌。見事なもんだなぁと思う。


ソナタ形式・・・・ボクは、ベートーヴェンの「運命」でソナタ形式がどんなものなのか、何となく分かりました。
第1主題の提示、それに対する第2主題が出現。それらが互いにからみ合いながら発展してゆく展開部。やがて、元に戻って再現されながら結論を語る・・・・・ソナタ形式って、こんなもんですかね。

ボクらがしている「仕事」も、そういえばソナタ形式みたいなものやなぁと思いつつ、今日は「運命」を聴いていたのであります。



AUTHOR: narkejp EMAIL: narkejp@netscape.net URL: http://blog.goo.ne.jp/narkejp/ DATE: 03/11/2006 06:54:15 ほんとにこの頃はCD、高かったですね。私、いまだに雑誌「CDジャーナル」の創刊号を持っていますが、A5判の薄い冊子で、ほとんどCBSソニーの宣伝パンフレットだった。
ベートーヴェンの「運命」、私は第2楽章が好きですね。居丈高な要素も少なく、堂々としていて魅力的。第3楽章から第4楽章にたたみかけるように突入するあたりはなんとも痛快です。第1楽章を飛ばして、第2楽章から聞くことが多かったりして(^_^;)>poripori
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コメント

>narkejp 様
コメントを有り難うございました。
「CDジャーナル」創刊号をお持ちとはスゴイですね。創刊当初はパンフレットのようなものだったのが、だんだん厚く大きくなっていきましたね。
「運命」の第1楽章を飛ばすのも、何となく分かります(^-^)。
ベートーヴェンは凄いなと思うのは、「運命」、どこから聴いても元気が出ることです。

マゼールのCDは高かったですね・・・・・懐かしい話です。

>ピースうさぎ 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。

ボクはレコードプレーヤー、しつこく持ち続けています。
TRIOのKP880D、まだ稼働してくれていますが、聴くことが少なくなりました。LPからCDに買い直したものも結構あります。このマゼールの「運命」も、中古盤で安く手に入れました・・・。LPも良いのですが、置き場所に困ります(^^ゞ。

>yurikamome122 様
おはようございます。いつもお世話になります。
奇人変人怪人マゼール、1980年代から面白さが復活し、アバドとのBPO首席競争に敗れたあとの1990年代以降は、エグイ演奏が増えました。

この「運命」はしかし正統派の演奏だと思います。あまりおかしなことをしていません。正々堂々としたベートーヴェンですね。
クリーヴランド管とのベートーヴェンは、よく分かりませんでしたが。

正統派演奏には同意です。というか、私はマゼールは基本的には正統派指揮者だと思います。ただ才気が勝っているところが多い気もしますが。彼のバッハなどは彼でなければできないいい演奏だと思います。でも、聴き手に何かあるのではと思わせる、そういう気にさせるところも好きですが。基本的に下品ですよね(笑)。いかがです?。

>yurikamome122 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
下品な演奏も好きです(^-^)。

マゼールは、何でも出来てしまう指揮者なのじゃないかと思います。頭脳明晰でバトンテクニックも最高、おそらく指揮者としての才能をすべて持っているような・・・。
さらに、サービス精神もあるんだと思います。彼のマーラーなど、何か仕掛けがあって面白いです。ピッツバーグ響以降の録音などは、怪演も多く、実に楽しいです。
(嫌いな人にとっては、たまらないほどイヤミな指揮者かもしれません)

でも、正統的な演奏も(軽く)出来ちゃう・・・・BPOとのブルックナーなど、格調高いホンマモンの名演だと思います。

マゼール&VPOのLP、懐かしいですね…!VPOの演奏が当時のマゼールの王道へと突き進む姿を秘めたものとするならば、BPOとの旧盤は、まさに若き鬼才の才気煥発ぶりを聞くようでもあります。(聞く気分によっては、この旧盤は下品のきわみかもしれません。しかし、それを乗り越えてしまったBPOの熱気には圧倒されます。)

> Niklaus Vogel 様
コメントとTBを有難うございました。
若き日のマゼールはイイですね。DECCAでウィーン・フィルと録音したチャイコフスキーやシベリウスの交響曲全集など、とても面白かったです。
BPOとの「運命」も良さそうですね。
聴いてみたいと思います。

ベートーヴェン 交響曲第5番ハ短調 作品67

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残暑が厳しい日々が続きます。この気温の高さもさることながら、こうまで湿度が高いと辟易してしまいます。しかし、今年は「夏真っ盛り」と感じる日も多くはありませんでした。今年の梅雨明けは遅かったですし、春から夏への移行がうまくいっていなかった年のような気がし...

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