スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

メンデルスゾーンの交響曲第3番イ短調「スコットランド」 ドホナーニ/ウィーン・フィル

花粉がだいぶ飛んでいるようです。
幸い、我が家では誰も花粉症のものはいないんですが、職場で、近所で、昨日はだいぶ酷かったようです。・・・・・春です。


今日はメンデルスゾーンの交響曲第3番イ短調作品56「スコットランド」を。
クリストフ・フォン・ドホナーニ指揮ウィーン・フィルの演奏。
1976年9月、ウィーンのソフィエンザールでの録音。DECCA盤。
カップリングは定番の「イタリア」と「フィンガルの洞窟」。

ウィーン・フィルによるメンデルスゾーンのこの2つの交響曲の演奏は、あまりないのではないか?ガーディナーくらいしか思い当たらないが・・・・。
どうしてかな?ウィーン・フィルの弦で聴いてみたい作品ではあるのだが・・・。

さて、ドホナーニ/VPOのコンビのこの演奏、ハツラツとして爽快・軽快、気持ちよい「スコットランド」が聴ける。

第1楽章の序奏部は速めのテンポでスッキリ。プレーン・オムレツのような淡泊な味わい。
そもそも、ドホナーニという指揮者は、オケの能力を引き出しつつ、くどくどした演出をせずに、ソーダ水のような爽やかな演奏を聴かせるのが取り柄の指揮者だとボクは思っているのだが、ここでも、彼の個性が発揮されていると思う。
重く感情的にならない序奏部もイイ。
主部にはいると推進力が増して、グイグイ進んでゆく感じ。ウィーン・フィルの弦の音がすっきりスマートで、細くしなやかな糸のような音色で鳴る。その細身の音が気持ちよい。
終結部では、弦がうねり金管が豪快に炸裂する見事な構成。
メンデルスゾーンは、ロマン派作曲家の王道を行く・・・・・そんな演奏。
第1楽章最後で序奏部が戻ってくる、そのヴァイオリンたちが漂うような音で弾く。素晴らしい。

第2楽章はメンデルスゾーンお得意のスケルツォ。快活な舞曲。スコットランドの農民の歌と踊り。金管がバリバリ鳴るのが気持ちよい。そして、その直後に対照的なピアニシモ。その静謐さがまた綺麗。繊細さはさすがにVPOと思う。

第3楽章アダージョは本当に綺麗な旋律に溢れた抒情楽章。
「荒涼たるスコットランドの風景をメンデルスゾーンが描いた」とは、よく解説書で見る文言だが、ドホナーニ/VPOの演奏で聴くと、「荒涼」より「優美」という感じ。管楽器のアンサンブルが艶やかで綺麗だし、ストリングスの旋律の歌わせ方も優しく爽やか。
終楽章はアレグロ・ヴィヴァチッシーモ。リズムがよく弾んで快適。第1楽章と同様、グイグイ進んでゆく。アンサンブルが緊密で、弛緩するところが全然なく、一気に終結部へ向かってゆく。
終曲で、音楽が大きく盛り上がってピークを迎えるところ、生理的快感さえ感じるのは、ドホナーニの棒が優れているんだろう。オケもそれに応えて、美しさを前面に押し出す。

録音は、オンマイクで、個々の楽器がよく録られている。
DECCAにしてはやや渋めの音づくりと思う。もう少し鮮烈さがあって良いのかなとおもうのだが・・・・・さては、メンデルスゾーンだから、あまり派手にしなかったのかな?

ウィーン・フィルの弦のしなやかさと管楽器の見事なアンサンブルが味わえる、これは名演と思います。


AUTHOR: みー太 URL: http://blog.goo.ne.jp/miita-cat/ DATE: 03/09/2006 20:09:34 mozart1889様 こんばんは
この演奏は良いですね。昨年、この演奏を聴きましたが、この曲を好きになる切っ掛けとなる演奏でした。丁寧で誠実な爽快感そんな印象でした。
mozart1889様の記事を拝見して、また聴きたくなりました。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。