スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ブルックナーの交響曲第5番 チェリビダッケ/シュトゥットガルト放送響

やや気温が上昇して、久しぶりの雨です。
寒波が緩んでの雨なので、春の雨のよう・・・・・まだ少し早いかな。
職場の梅の花のつぼみ、開花にはもう少し時間がかかりそうです。

今日は大曲。
ブルックナーの交響曲第5番変ロ長調。拙ブログで取り上げるのは初めてです。

セルジウ・チェリビダッケ指揮シュトゥットガルト放送交響楽団の演奏。1981年11月26日の実演をライヴ録音。DGによる8枚組からの1枚。スコアはハース版らしい。

1980年代初頭のライヴなので音質はこんなものかな。もう少し個々の楽器の鮮度が欲しいなと思うし、ステージの奥行きがやや不足している感もある。でも、全体的なバランスは上々と思う。

演奏は、もう巨大雄大圧倒的であって、そのスケール感は曰く言いがたい。しかも、細部の仕上げも実に繊細、神経が行き届いていて、この長大な交響曲を飽きさせずに聴かせてくれる。

ブルックナーの交響曲第5番は、とにかく長いので時々ウンザリしてしまう。第3楽章あたりで疲れ切ってしまうこともままある・・・・(ブルックナーの交響曲は、他の曲でも、スケルツォで退屈してしまうことが多い(^^ゞ・・・)

だが、チェリビダッケの演奏で聴くと、最後まで、「おぉ?」と耳をそばだてる部分も多いし、フレージングがゆったりしているので、ソファに沈み込んで、巨大な音楽の大河に身を浸せたままでいられる。これぞ、巨匠の芸というべきか。
長大なブルックナーは、長大だからこそ良いのだと巨匠に言われているみたい。

第1楽章からして、ゆったりと大変遅い。先が思いやられるほどの遅さだが、スケールの大きさは比類がない。
オケも好演。金管は「もう少しファイト!」という感じだが、全体的にはよく頑張っている。この城塞のような交響曲、その大伽藍を堂々と演奏している。特に弦の音色が渋く、動きもデリケートで好感が持てる。全体に見通しが良く、響きに透明感があるのは心地よいものだ。

絶品は第2楽章。このアダージョに23分もかけてゆく。ひっそりと、城塞の外の荒涼たる風景を歌っているような演奏と思いきや、だんだん内面的になって、作曲者の心象を表現し始めるような・・・・・そんな演奏。フレージングがゆったりとしてホンマに気持ちエエなぁ。
中盤以降の弦のトゥッティの見事なこと。もう美しさの限り。チェリビダッケは練習がキツイというが、このあたり何度もさらったんだろうなぁと思わせられる。この弦楽合奏の美麗さは、ちょっと他の演奏では聴けないんじゃないか?

第3楽章はちょっと持て余し気味(持て余しているのはボクです(^^ゞ)
そして終楽章。この第5は、ベートーヴェンの第9のようなフィナーレ交響曲。
全く見事な終楽章。コラールとフーガと、壮大な二重フーガをチェリビダッケは最大級のスケールで演奏させる。オケの響きは最後まで清澄、殆ど混濁しないのは立派。よく練習したんだろうなぁ・・・・。

もう一度、第2楽章のアダージョを聴き直したくらい。
この演奏は、もう少し録音が良ければ・・・・無い物ねだりでありますな。
チェリビダッケ、その有名さだけボクの中では先行していた指揮者でありますが、こうしてじっくり聴いてみると、やはり端倪すべからざる人です。



AUTHOR: River of Tears URL: http://blog.goo.ne.jp/hadley_wood_rise11 DATE: 01/05/2007 17:13:26 TBありがとうございます。
私はチェリ/シュトゥットガルト放送響のブルックナーは7,8,9番を持っていますがどれも好きな演奏です。シュトゥットガルト放送響も好きオケで、最近では昨年発売されたジュリーニとの9番を愛聴しております。
チェリビダッケの薫陶が生きているようです。
スポンサーサイト

コメント

>md 様
おはようございます。コメントを有難うございました。
ボクはチェリビダッケの良い聴き手ではないんですが、シュトゥットガルト放送響を振ったブルックナーのセットを聴くたびに、スゴイ指揮者だったんだなぁと思います。
この第5交響曲など、mdさんがおっしゃるようにまさに「その大宇宙的な素晴らしさ」ですね。感動的でした。

おはようございます。早起きなんですねー^^
自分はこれから寝ます^^;

>> ボクはチェリビダッケの良い聴き手ではない

ハイティンクはよく書かれていますが、チェリやスヴェトラはほとんど書かれていないので、おそらくそうであろうと拝察しておりました。

チェリビダッケは好きな指揮者の一人ですが、後年は特に極端な演奏なので、流し打ちの場外ホームランかライトフライの凡打かという感じでしょうか。記録に残るというより、記憶に残る指揮者だと個人的には思っています^^

>md 様
あ、おやすみなさい・・・・・ですね。
寄る年波のためか、目覚めが早くて困ります(^^ゞ mdさんは夜勤の後ですか?・・・・お疲れ様でした。

チェリビダッケはいつかまとめて聴いてみたいなと思っていました。
EMIのボックスあたり購入してみようかと思ったんですが、先に買われてしまいまして・・・・。
じっくり聴いてみたいですね。
ありがとうございました。

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。