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チャイコフスキーのスラヴ行進曲 ハイティンク/アムステルダム・コンセルトヘボウ管

いつも駄文をお読みいただき恐縮です。今日も駄文です。読み飛ばしてください。

年明けは少し暖かい日が続いたのだが、またも大寒波襲来。四国伊予路でも小雪が舞っています。石鎚山も真っ白になりました。まだまだ寒くなりそうな週末であります。

「寒い日にはチャイコフスキーだわなぁ」と単純な発想で、今日はスラヴ行進曲を取り出しました。これは思い出深い曲でありまして、ボクが唯一「指揮」なるものを行ったクラシック音楽なのであります。

もう20年も昔のこと、友人が某高校の音楽教師をしており、その高校の吹奏楽部の顧問をしていたんです。その高校がコンクールで演奏した「スラヴ行進曲」を、高校地元でリラックスしながら発表する機会がありまして、「じゃあオマエ、そんなにクラシック音楽が好きなら一度振ってみろ」と。・・・・・もう嬉しくて、必死に練習したもんです(^^ゞ。
もちろん、練習はすべて友人がしておいてくれて、つまり吹奏楽部員たちは指揮者を見なくても演奏できるわけであります。しかし丁寧にも、友人は指揮棒とスコアを貸してくれて(振り方もろくに知らず、もちろんオタマジャクシは読めもせず・・・・何となく曲の推移は分かったが・・・(^^ゞ)、ボクは本番に備えたわけですが、残念ながら、無惨にも当日は失敗。
吹奏楽部員がどんどん前に行っちゃう。「もっと、ゆっくりだよぉ」こちらは合図するし、部員たちも分かっているんだが、なかなかテンポが遅くならない・・・ボクも部員たちも当惑しているうちに、さらに前のめりになって、コーダの部分では壮烈なアッチェランド!みんなヒーヒー言いながら吹いてる。顔なんか真っ赤。ボクは大汗。
後にも先にも、「指揮」はこれだけの経験ですがね、いやはや難しいもんです(ド素人が当たり前か・・・・・)。指揮者ってのは偉いんだわなぁと思い直しました。
でも、今にして思うと、あれはやはり快感だったんじゃないかと・・・・(^-^)。

もう一つ効用。大して興味もなかった「スラヴ行進曲」、あれから大好きになりました。同曲異演盤、あれからわがCD棚に加速度的に増えました・・・・(^^ゞ。


さてさて、そういう訳で、今日はチャイコフスキーのスラヴ行進曲。
ベルナルド・ハイティンク指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管の演奏。
1961年9月録音のフィリップス盤、ということはハイティンクがコンセルトヘボウ管の常任に就任して間もない頃の録音。
1972年頃の録音というデータもあるんだが(レコ芸のイヤー・ブックなどではそう書いてる)、ボクの持つ輸入盤のクレジットは1961年。他のカップリング曲は1972年録音とある。さてどちらなんだろう?

コンセルトヘボウ管のチャイコフスキーは、ほの暗い弦楽器の音と、同じく、ややくすみ加減の管楽器の音が見事に融合して、何とも言えない魅力を放っている。ハイティンクが1970年代後半に録音したチャイコフスキー交響曲全集など、今もって最も愛聴しているボクにとっての名盤だ。
コンセルトヘボウ管の音は、チャイコフスキーに合うんじゃないだろうか。

冒頭からハイティンクらしい几帳面な音楽作り。実直というか、マジメというか、ハイティンクの個性は今も昔も変わらない。
序盤は、コンセルトヘボウ管にしては珍しく、ややアンサンブルが乱れるところがあり(こういうのを「縦の線が揃わない」と云うのかな?)、ハイティンクの棒もやや不安定なのではないかと思わせる。

中盤からは、堅牢で正統的、がっしりとした音楽が進んでゆく。ヘボウ管も俄然好調、音が生き生きと響き始める。やや暗いのだが、渋く落ち着いた弦楽器群の音色が実に心地よい。フルートの軽やかな響き(でも鮮やかなピカピカということはないのが、このオケだ)がまたイイ。
テンポは中庸、急ぎすぎることもないが、もたれるようなこともない。ただ、行進曲として実際に歩くには少し速いのではないかな。

終盤の壮麗なオケの爆発。満を持していたと言わんばかりの、大合奏が痛快。ホルンもトロンボーンも、ふくよかに、時には音を割って迫力満点。トランペットの高音がこれまた綺麗でかつ剛毅。コーダでは速度が増して華麗な終曲を迎える。

今から40年も前の録音だが、十分に美しい。
ホールの響きが特に美しい。このホールこそ、コンセルトヘボウ管の音の源泉なのだなぁ。

ハイティンクのスラヴ行進曲、録音はこの1回だけだったか。中盤以降はとても美しい音で迫力もあって好ましい演奏でありました。

ただ、コーダの圧倒的スピードと迫力、阿鼻叫喚は、ボクの指揮の方が上かも・・・・(笑)。



AUTHOR: 林 侘助。 URL: http://kechikechiclassi.client.jp/ DATE: 01/07/2006 06:02:33 ハイティンクのCDはもっとたくさん聴きたいけれど、驚くほど手許には少ないんです。MAHLER、BRUCKNERくらい・・・CDがあまり売れなかったのか?中古格安での出物が滅多にないんです。これからの出会いを楽しみにしておきます。

素晴らしい”指揮者経験”でしたね。スラブ行進曲の録音は1972年の録音だそうです。表記ミスでしょう。
http://www.kapelle.jp/classic/concertgebouw/discography_stereo_haitink.html
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コメント

>猫よしお 様
こんばんは。いつもお世話になります。
ハイティンクの初期の録音は素朴な感じがしますね。真面目で正統派、頑張っているなぁという感じもします。
SKDとは別れましたが、シカゴ響との録音が出始めましたね。フィリップスあたりがまた録音してくれるといいんですが。

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