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ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」 ブレンデルとレヴァイン/シカゴ響の演奏で。

今日は前振りなしです。
オケが素晴らしいピアノ協奏曲です。「皇帝」です。

ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番変ホ長調「皇帝」。
アルフレート・ブレンデルのピアノ、ジェームズ・レヴァイン指揮シカゴ交響楽団の演奏。1983年6月、シカゴのオーケストラ・ホールでのライヴ録音盤。曲が終わるとブラボーの歓呼と拍手の盛大な嵐(その音もデカイ)。

今から21年前、1984年に全集としてレコード発売されるや絶賛を受けて、音楽之友社のレコード・アカデミー賞を受賞した名盤。(別に、受賞したから名盤という訳ではないのだが・・・。)
新ベートーヴェン全集の初の録音としての話題だけでなく、ピアノの演奏も伴奏も、ライブなのに素晴らしい録音も、トータルに考えても素晴らしい演奏。
懐かしいLPであります。

1970年代の後半から1980年代の半ばまで、ベートーヴェンのピアノ協奏曲全集は有名どころのピアニストによって次から次へと録音されたものだった。レコード・アカデミー賞の協奏曲(全集もか)部門など、ベートーヴェンばかり。ルービンシュタイン/バレンボイム、ブレンデル/ハイティンク、アシュケナージ/メータ、そしてこのブレンデル/レヴァイン盤。さらに、その頃、ポリーニも完成したし、ゼルキン/小沢やペライア/ハイティンクの名演奏もあった。アラウ/デイヴィスの録音も素晴らしかった。

ん~~~、まさに百花繚乱。あの当時のレコード(CD)録音・発売の勢い、今、ありますか?

さて、この演奏。素晴らしさの半分以上はレヴァインの功績ではないかとボクは考えている。
それは、オケの音が何より素晴らしいから。今聴いても、「これ、ホンマにシカゴSOの音かいな?」・・・・との感慨あり。
シカゴSOの鮮やかな響き、金管の猛烈な音、そしてオケ全体の音のデカさは、レコードで聴いてもナマで聴いても同じだった。特にナマはすごかった。凄まじかった。
DECCA録音のショルティ/シカゴ盤、DGのアバドやジュリーニが指揮したCDでも同様のものを感じた。

しかしこのブレンデル/レヴァインのベートーヴェンの協奏曲は、全くシカゴSOらしくない音。というより、ヨーロッパのオケのような音がする。
ライヴ録音のせいかな?
フィリップスというレーベルの録音が、そういう音作りをするからかな?

第2楽章のフルートのしっとりと濡れたような渋い音色は、とてもアメリカのオケの(と云うより、慣れ親しんだシカゴの)響きではないよなぁ。概して、木管が渋く、落ち着いた響き。ほの暗く、柔らかい音色。

この楽章に限らず、実は、全編に渡って金管楽器も慎み深く上品に鳴っている。あのシカゴの世界最高の輝かしく(そして世界一「音」のデカイ)金管群が、まるで中欧のオケのように、雰囲気が良く、ニュアンス豊かに鳴っている。

もちろん弦楽器群も、芯のある渋い音色で豊かに鳴る。エエ音やなぁ。

これ、まことにレヴァインの功績なのか、録音のマジックなのか、よく分からないのだが、・・・・・。
(でもやはりレヴァインの指揮の賜物だとは思う。レヴァイン恐るべし。端倪すべからす。)


あれまぁ、シカゴSOの響きの話になってしまいましたが、肝心のブレンデルのピアノ、これはまた見事なもんです。
テクニックは完璧(ライヴなのに。編集してるのかな?一発録りに聞こえるんだが)。
音色も、いつものブレンデル。優しく落ち着いていて、とても綺麗。
純白ではない、肌のぬくもりを感じさせる白さ。
ピアニスティックな場面では感興に富んでいるし、フォルティシモでも音が汚れない。
弱音部でのデリカシーなど、しっとりとして、少し水分を含んだような柔らかさ。

録音もライヴなのに素晴らしく、これは今も現役で通用する名盤でありましょう。


ブレンデルはラトルと再録音しているんでしたか?
聴いたことがありませんが、今のところこのレヴァイン盤で大満足でありますな。



AUTHOR: 猫よしお DATE: 02/20/2008 12:34:49 いつもお世話になります。
ブレンデルのベートーヴェン「皇帝」。
何種類か、あるようですが
この盤は未聴です。
レヴァイン/シカゴ響のベートーヴェンとは
興味深いですね。
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