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バッハの管弦楽組曲第3番ニ長調 リヒター/ミュンヘン・バッハ管弦楽団

爽やかな秋。
秋晴れの空、サラッとした空気。気分の良い一日でありました。

久しぶりに今日はバッハを。

J・S・バッハの管弦楽組曲第3番ニ長調BWV1068。カール・リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管弦楽団の演奏。
もう今さら何をか言わんや、というほどの大名盤。1960年の録音なので、もう45年も前のレコードになってしまった。

全4曲ともに素晴らしい演奏なのだが、とりわけ2番と3番は、いつ聴いても感動する。その感動の質は、遙か高みを目指した崇高で高貴な精神に触れて、襟元をつい正してしまうようなもの。本当に正しく美しいものには、あれこれと言っても仕方ないような気がする、そんな感動。

さて、リヒターは、オケを鍛えに鍛え、出来る限り技術的に高い演奏をすることで、バッハに近づこうとしている感じ。その点では、宗教的な演奏のようにも思える。

オケの響きは、峻厳で気高く、無駄な音がない。
厳しく、禁欲的で、真剣勝負の迫力が伝わる演奏。


序曲のスケールの雄大さは、他番ではなかなか聴けない素晴らしさ。響きはやや硬いのだが、目指すものはあくまでも高き理想。金管の強烈な音も特徴的。通奏低音は芯があってなかなか品が良い。


それに続く第2曲のエア(アリア)の何と静謐で美しいこと!。
序曲の峻厳さがあるだけに、この楽章の安らぎは格別だ。穏やかな音楽の中に、心を込めた祈りが響いてくる。
弦楽合奏のアンサンブルは完璧。この静謐さと統一性こそ、リヒターの目指すものだったんだろう。
通奏低音がまた慎み深くも真摯に、この最高の安らぎの音楽を支えている。

第3曲からは見事な舞曲。そう、本来バッハの管弦楽組曲は舞曲なのだ。
しかし、リヒターはその通俗の極みでもある踊りの音楽を、真摯な祈りの演奏にしてしまうのだから、恐れ入る。

古楽器団体の、様々な解釈の演奏でバッハの管弦楽組曲を聴いてきました。
久しぶりに、リヒターのバッハを聴くと、その真面目さが、ちょいとやり過ぎじゃないか思います。

しかし、リヒターの真剣さには頭が下がります。
若い頃、この熱さ・真面目さ・志操の高さに憧れの感銘を持って聴いたものです。
中年になった今、久しぶりにリヒターの管弦楽組曲を聴くと、若い頃の元気が蘇ります。
「レコード」とはいいものです。
リヒターのレコードなのに、「ボクのレコード」なのであります。


AUTHOR: 丘 URL: http://ameblo.jp/crest-my7/ DATE: 10/26/2005 17:13:30 1番~4番の全集を私はヴィンシャーマン/ドイツ・バッハ・ゾリスデンのLPで
聴いていたのですが、引越しで処分したらしく、代わりにリヒターのCDを買った
はずなのに、これまた思い違いだっようで、探してもないのです。
ああ、聴きたいですよ~。是非ともリヒターをゲットします!
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コメント

>望 岳人 様
いつもコメント有り難うございます。

ヴィンシャーマンの組曲、2番の入ったCDを所持しておりました。(棚から見つけました)。カップリングはブランデンブルク協奏曲の4番と5番。ビクターの名曲全集か何かの1枚だったようです。これからじっくり聴いてみたいと思います。

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