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ケルテスのブラームス 交響曲第4番ホ短調

キンモクセイの香りが漂っています。
昨日の黄昏の美しさ。夕陽と鰯雲と西空、その色が日没までに刻々と変化してゆくのを、西向きの車の中から眺めておりました。
この美しさは1年に何回もないでしょうなぁ。・・・・・ホンマ、秋です。

さて、秋と言えば、今日から西条祭の開幕であります。出撃します。
1年ぶりに、だんじりを担ぐ「肩の痛み」を味わおうと思います。


そして秋といえば、ブラームス!。

今日は交響曲第4番ホ短調。
イシュトヴァン・ケルテス指揮ウィーン・フィルの演奏。1972年11月の録音。

ブラームスの4番は、最もブラームスらしい交響曲。全体的に内省的で、旋律は哀愁漂い、ヒソヒソ囁いたり、ブツブツ呟くようなところが随所にあって、これぞブラームスと言いたくなる名品。完成したとき、ブラームス52歳。もちろん、最後の交響曲。このあと12年間の晩年、ブラームスは交響曲を作曲しなかった。

だから、老人の音楽のような演奏が多かったような気がする。人生を振り返り、「ああ、もう最後なんだなぁ」とでも言うような。(尤も、これではマーラーか(^^ゞ)

しかし、ケルテスは、そんな年寄りブラームスにしない。

第1楽章から、実に精力的。ウィーン・フィルの輝くような弦が生き生きとしている。水の上ではねる魚のように、若々しい音楽。
DECCA録音がまた瑞々しいので、ケルテスの意図がよく伝わってくる。
新鮮で颯爽としたブラームス。
後ろ向きのブラームスでない、後ろ髪を引かれてついつい振り返るブラームスではない。推進力も十分。グイグイとオケをドライブしてゆく。

第2楽章のアンダンテ・モデラート。力強いホルンが印象的。この楽章は、優しい挽歌なのだろうが、ケルテスは挽歌にしない。瑞々しい若者の抒情のような音楽にしてゆく。クラリネットも、ヴァイオリンも、そんな風に聞こえるのは、ボクだけかな?

第3楽章アレグロ・ジョコーソは弾むようなスケルツォ。金管も木管も弦楽も、キラッと華やかで躍動的だ。渋いブラームスではなく、といってハデハデでもない。そのギリギリのところで若者の音楽を作るのがケルテス流なのだと思う。ここでもウィーン・フィルの音色が素晴らしい。

第4楽章、パッサカリア。情緒纏綿に歌わせるやり方もあるのだろうが、ケルテスはやや速めのテンポで、推進力のある音楽を聴かせてくれる。木管の音色が味わい深い。
くすんだ色ではなく、もちろん原色を塗りたくったものでもなく、オーケストラ全体によく融けあいつつも、しっかり自分の音を出しているといった風情。こういうのを、自発的アンサンブルと言うのだろう。

ケルテスのブラームスは、生気溢れて瑞々しい青年の音楽。
ケルテス43歳。このブラームス全集が白鳥の歌になった。
残念なことだ。

このLP、ジャケットのケルテスの視線が印象的です。
彼は、どこを見ていたんでしょう。
何が見えていたんでしょう。


AUTHOR: しのたか DATE: 10/14/2005 08:22:51 ブラームスの交響曲は意外とライブでやらなかったりします。海外のオケが本拠でやるときは、1シーズンのどこかにちりばめられたりしますが。僕も4番、生で聞いたのは1度だけだと思います。
CDとしては、やはりクライバーが衝撃でした。あと、サイトウキネンの最初のCDが4番で、とても懐かしいです。バーンスタイン/ウィーンはゆっくり雄大に、カラヤン/ベルリンはキレイに、アバド/ベルリンはうまくまとめて、ムーティー/フィラはあまり印象がない演奏ですね、笑
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コメント

おはようございます。
[秋はブラームス]キャンペーン、押し捲りましょう!
関連記事、TBさせていただきますが、よろしくお願いします。

西条祭り、お怪我されませんよう!

>stonez 様
ケルテスのブラ1をお聴きになっていたんですね。
溌剌とした演奏で、ボクはケルテスのブラームス全集、大好きです。
「ケルテスが長生きしていたら・・・・」といつも思います。
どんな巨匠になっていたんでしょう。。。

>ensemble 様
沢山のTB、有り難うございました。
秋のブラームス、実にイイですね。
今、コーガン/コンドラシン/モスクワ・フィルのヴァイオリン協奏曲を聴いています。筋の通った名演です。いずれエントリーしたいと思います。
西条祭の間は、祭に専念することになると思います。
夜祭りなので、今夜半から出発であります。

本当に秋はブラームス
特に4番
ワルターで聴いています
 
先日は息子さんのテレビ見ました
妻とどの子かなと言いながら聴いておりましたが
わかるはずもありませんね
楽しませてもらいました 素晴らしい演奏でした

我が家の次男(中三)は今日
校内クラス対抗の合唱コンクール
仕事で今年は聴けません
take3

>take3 様
テレビ放映の件、ご覧頂き恐縮です。賞から漏れましたが、本人たちは満足して帰ってきました。
東京に行けることに意義があるようです。田舎の子ですからね(^^ゞ。

ワルターのブラ4、これ、やはり最もブラームスらしい演奏だと思います。暖かく、優しく、寂しく、はかなく。ワルターのブラームスの中では一番好きです。

息子さんのコンクール、上手くいくと良いですね。

「秋はブラームス」キャンペーン、参加します(笑)♪
↑リンク&TBしちゃいましたよ(^^)~

で、ブラームスじゃなくてコンクール!
ご子息も音楽好きなのですね(^^)♪
下にありました合唱コンクール、
瑞紀の出身中学はとても有名です、先日のNHKも出てたみたいです。。
それも私の代から合唱に力を入れる学校となりました、
中3の時はわざわざ瑞紀@音楽部部長(笑)のクラスにのみ、
副担で音楽の先生がついて(←ちょっと自慢♪)。。
でも私は3年間ピアノ弾きでしたので、歌詞はウロ覚えなんですよね(^^;)。。

>瑞紀 様
合唱のレベル、関東甲信越や東北は非常に高いそうですね。
三男が帰ってそう言っておりました。音量からして、もう違うそうです。
音楽部部長なんて、スゴイですね^^。

秋はブラームス

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昨日のエントリーで[松平健]の写真をアップしておいたところ…
朝のワイドショーが大騒ぎです。もう皆さん、ご存知ですよね。
暴れん坊将軍が、離別した[お真央の方]の後釜に[お友里の方]
を据えたのだそうで、そりゃあもう大変な…
私には何の関係も影響も有りま

なおも、ブラームス:交響曲

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一昨日の[ブラームス]、[mozart1889さん
][yurikamome122さん
]
に手を挙げていただきました。両大御所、ありがとうございます。
この際、mozart1889さん提唱の[秋はブラームス]を一気に定着させ
るべく、もう一発、バンと出しちゃいましょう。[ヴァント]です。

ブラームス:交響曲第3番 Again

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この秋の初めの頃、ブロガー[mozart1889]
さんをはじめ、何人かの
ファンの方々と盛り上がった[ブラームス]さんです。
「第3番」の主題の美しさが話題になりましたね…
でも、私が個人的に集計したデータによりますと、[評論家諸先生]
のおっしゃるには、ブラーム

バレンボイムのブラームス:第3番

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人生には、と、大袈裟にせずとも良いのですが、[こういうとき]
というのは、まま有るものです。
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先日(8月24日)、[ブルーノ・ワルター
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ブラームス:交響曲第3番

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ずいぶん長い間…
「好きな作曲家は誰?」
と、人に尋ねられれば、
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最近では、ブラームスも加えた4Bが好みですが、ど

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