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ホルスト・シュタインのシューベルト全集より 交響曲第1番

寝苦しい日々は続きます。
昨晩はホンマに暑かった・・・・・。クラシック音楽鑑賞には不向きな季節でありますな。

で、最近はシューベルトの若番の交響曲にはまっております。
1番から4番まで、とっても綺麗なシンフォニー。
青春の憧れや活力、夢想などが沢山詰まった魅力。

今日はホルスト・シュタイン/バンベルク響の全集から第1番を聴いた。

シュタインは全体をカッチリとまとめながら、オーケストラをふくよかに鳴らす指揮者だと思う。交響曲の場合なら、全体像の青写真をつくっておき、その中で各楽章の特徴を描き出し、さらにオケ全体のの持ち味やオーケストラ個々のプレーヤーの技量・能力を十分に引き出そうとする指揮者だと思う。

シューベルトの1番交響曲は、1813年の作品だという(ライナーノートによれば)。このとき何とシューベルト16歳!その若さでこの完成度の高い交響曲・・・・。天才に年齢は関係ないと分かっていても、馬齢を重ねた中年オヤジからすれば羨望するよりも諦観してしまうほどの若さ。凄いなぁ。

第1楽章の序奏部から、バンベルク響の音が素晴らしい。それぞれの楽器がよく融けあって、マスの響き作り出す。音は軽やかではなく、重厚さを感じる音色。弦などは少しくすんだ音色で(だからといって汚いわけではなく、非常に澄んだ音色で心地よい)、自然な感触が好ましい。ミネラル・ウォーターの純粋さではなく、地下水の自然な味わい。よく使い込んだ革製品のように、手にしっとりと馴染む柔らかい肌触り。そんな音。
途中、トランペットが盛大に鳴らすのだが、浮き上がることなく、オーケストラ全体に溶け込んでいるのはさすが。
第2楽章は一転して静謐な音楽。シューベルトのロマンを十分に歌い込んでゆく。トランペットが省かれて、木管主体の管楽器編制になる楽章なので、ひなびた雰囲気が伝わってくる。しっとりとした味わいが何とも言えない。
第3楽章のメヌエット、ここが一番好きな楽章。メロディ・メーカーのシューベルトらしく、愛らしい旋律のオンパレード。ホルン・クラリネットの甘い音色がヴァイオリンに絡んでくるところなど、たまらなく美しい。テンポはゆったりとして、先を急がないのも良い。弱音部でのフルートやオーボエの繊細な吹き回しもイイし、そこでグッとテンポを落とすシュタインの指揮がまたイイ。
終楽章はアレグロ・ヴィヴァーチェ。溌剌として明朗、爽快な快速楽章だが、シュタインは一音一音を確かめるように演奏させてゆく。フォルテのつくりだす響きの厚さ・雄大さが素晴らしいし、オケの一体感が聴き取れるのも嬉しい。

何度も書きますが、これホンマ16歳の音楽かいな。シューベルトの若書きのシンフォニー、どれも素晴らしい。実は長いこと、5番と未完成・グレートしかまともに聴いてこなかったことを恥じてます。
グレート以外はどれも30分程度の交響曲。通勤時間にもってこいの音楽なんですな。
いまは、シューベルト全集をいろいろな指揮者で、取っ替え引っ替え車に積んでは楽しんでいます。
お薦めは、このシュタイン盤とC・デイヴィス/ドレスデン・シュターツカペレ盤、スウィトナー/ベルリン・シュターツカペレ盤であります。今や廉価盤の時代、どれも4000円以内で入手可能という、素晴らしい世の中です。


AUTHOR: 猫よしお DATE: 02/28/2008 22:56:46 お世話になります。
シュタインの指揮。
いかにもドイツの指揮者らしい
質実剛健、無骨で重厚な指揮をする人でしたね。
現在、引退状態なのは残念なことです。
バンベルク響とは、このシューベルトとブラームスの交響曲全集、
ベートーヴェンの「英雄」があるようですね。
シューベルトの交響曲全集としては、お薦めの他に
ベーム、カラヤン、ケルテス、ブロムシュテット、ムーティ、アバドなど。
名演が多いです。
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