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クレンペラーのモーツァルト「魔笛」ハイライト盤

午前中、結婚式で松山へ。途中、車軸を流すような激しい雨。
30分くらい続いたろうか、もの凄い雨で結婚式が心配されたが、何のことはない一時的なもので、式が始まる頃にはまたいつもの夏空。
久しぶりの教会結婚式。賛美歌などをよくも知らぬのに歌ってきました。
披露宴は、新郎が乾杯の音頭をとるなどハチャメチャなもの。
若いってイイですねぇ・・・・・。ハチャメチャささえ羨ましい。


さて、今日はクレンペラーがフィルハーモニア管を指揮したモーツァルトの「魔笛」ハイライト盤。
1964年録音のEMI盤。
全曲盤でもセリフがないので、抜粋でもさほど不便に感じない。それどころか、最近は他のオペラでも抜粋盤を聴くことが増えてきた。時間がないのが大きな理由なのだが、良いところだけを聴かせてくれる抜粋盤の方が、楽曲そのものを楽しめるようだ。
もちろん、初めて聴くオペラなら全曲盤でなければと思うのだが、よく知っている歌劇ならハイライト盤で十分に今は思う。

さて、このクレンペラー盤、キャストが凄い。スゴ過ぎる。
主だったところを挙げてみると、タミーノがニコライ・ゲッダ、パパゲーノにワルター・ベリー。この2人の男声が素晴らしい。ゲッダの歌唱は少し癖があるが、高音はよく伸びて美しい。 ベリーのパパゲーノははまり役。少し野卑なところがあるが、もともとパパゲーノにはそんな個性があるからよしとしよう。

夜の女王は、ルチア・ポップ。これがデビュー盤。清潔で、爽やかで、可愛らしい。クールで透明な声なのに、冷たく感じない、ほどよい人肌の温もりを感じさせる声。絶品としか言いようがない。これ、ホンマにデビュー盤かいな?・・・・と思わせるほどの出来。夜の女王なのに強さや恐ろしさを感じさせないが、それはポップの声が若々しく、凛々しいから。この抜粋盤には2つの有名なアリアが収められているが、どちらも最高の出来。この声を聴くだけでも、このCDの価値有り・・・・。’と、少し入れ込みすぎましたかな・・・・・(^^ゞ・・・・)

パミーナのグンドラ・ヤノヴィッツも、当時デビュー間もない頃。こちらは暖かみのある柔らかな声を生かして、パミーナの可憐さを表出する。後年の巧さ(例えば、「フィガロ」の伯爵夫人を演じきったような)はまだ見られないのだが、 ふっくらとした優しい歌声は、やはり素晴らしいと思う。

豪華キャスト、ここに極まれり。なんと、第1の侍女にエリザベート・シュワルツコップ、第2の侍女はクリスタ・ルートヴィッヒ。このハイライト盤では、塞がれたパパゲーノの口が開くところ「Hm、Hm、Hm」の五重唱でしか聴けないが、何とまあ厚みのある重唱になっているか。これはもうお聴きいただくしかないだろう。

クレンペラーの指揮は、ゆったりとしてテンポで格調高い。「フィガロの結婚」ほど遅くないが、終結部のパパゲーノとパパゲーナの二重唱のあたりでは十分にテンポを落として、豊かな歌を聴かせる。
録音も良い。とても40年前の録音とは思えない。EMIなのに・・・・・。


AUTHOR: Niklaus Vogel DATE: 08/01/2005 05:24:40 おはようございます。20年以上も前のことになりますが、この録音はわたしにとって、「魔笛」のすばらしさを開眼させてくれた録音でした。おっしゃるように、ポップの夜の女王には酔い痴れ、フリックのザラストロには畏怖の念を感じました。クレンペラーが意図したのか否かは解りかねますが、この夜の世界と昼の世界が、声質では逆転していることが興味深いと思います。なにせ、このふたり、ショルティの「神々の黄昏」ではラインの乙女とハーゲンですから…(笑)

お話以外の歌手でも、マルタ・ヘフゲン、ゲルハルト・ウンガー、フランツ・クラス 、アンナ・レイノルズ …と驚異的な布陣に、今もってこの曲のもっともお気に入りの録音となっています。ひさしぶりにこれを少し聞いてみようと思います。
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コメント

>romani 様
「魔笛」ショルティ盤は、歌手が凄かったですね。夜の女王以外は、もう完璧でした。ピラール・ローレンガーやヘルマン・プライなど、良かったですね。
ボクはポップが好きですので、彼女のモーツァルトのアリアをよく聴きます。このクレンペラー盤での夜の女王は、ホンマに若々しくて素敵でした。

No title

 魔笛クレンペラー盤はモーツァルト初心者だった私に
天才の音楽の魅力ををいろいろと教えてくれた大変思い出深い録音です。
「レクイエム」のような宗教音楽に限らず、重厚な一方で
見通しが抜群に良い演奏こそ、モーツァルト最晩年の無垢な心境、
また達観の境地を表現する上で有効だと思うのですが、
「魔笛」をただのメルヘンとしか思えない人たちには
ちょっと面白くないようですね。

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