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モーツァルトのピアノ協奏曲第20番ニ短調K466 カーゾン(Pf)・ブリテン/イギリス室内管

暑い日々が続いています。日中の気温はさて何度になっていることやら。
とりわけ今日は暑かったですな。
そんな中、伊予路でも高校野球の決勝戦が行われておりました。
高2の次男坊は吹奏楽部。決勝戦まで必死に応援席に通っておりましたが、今夏はアルプススタンドでの演奏は成らず。残念。
何とか公立高校(全国制覇の経験もある伝統校なのだが)に勝たしてやりたかったが、致し方なし。私立高校が2年連続の優勝。
負けて爽やか、伝統の紫紺のユニホームは美しかった。


さて、そんなことには関係なく、いつも通りクラシック音楽を聴くワタシ(^^ゞ。

今日はモーツァルトのピアノ協奏曲第20番ニ短調K466。
ピアノ独奏はサー・クリフォード・カーゾン、ブリテン指揮イギリス室内管の演奏。
1970年の録音だが、生前のカーゾンが発売を許さず、彼の死後に遺族の許可を得てようやく発売されたものだったかな。
1982年頃に国内発売されたはず。このCDは廉価盤になってから購入した。

カーゾンのピアノが清らかで美しい。透明でみずみずしい音。小粒でよく響く音。大声を上げるわけではなく、喚くような音を出すわけでもなく、一音一音を慈しむように丁寧に弾いてゆく、その誠実な姿勢がイイ。
音楽そのものはモーツァルトの「短調」、デモーニッシュで迫力に富んでいるのだが、カーゾンのピアノはあくまでも清らか。ガンガン弾き鳴らすのではなく、楽譜に書いてある音符を吟味しながら繊細に弾いてゆく。このデリカシーがたまらない。

ブリテンの指揮がまたカーゾンにぴったりと寄り添って、繊細さに満ちている。
イギリス室内管も懸命の演奏。見事に揃ったアンサンブル。トランペットもホルンも木管楽器も、それぞれの音を慎ましく響かせて、カーゾンをしっかりサポートしているのが聴き手に伝わってくる。

第1楽章のアレグロのテンポが、速すぎず遅すぎず、全く心地よい。
第2楽章のロマンツェは最高に美しい。この楽章がこんなにきれいに響くのはあまりないような気がする。
カーゾンのピアノはそっけないくらい淡々としている。思い入れたっぷりというわけではないのだが、じわじわと暖かい感情がにじみ出てくる響き。この温もりがたまらない。優しい気持ちで胸が一杯になる音楽。

終楽章がこのCDの白眉と思う。管弦楽とピアノが一体化したロンド。ここでもカーゾンのピアノは慌てない。性急になることなく、落ち着いたテンポで弾きあげる。ピアノにからみつくオーボエやフルートの美しさ、華麗なカデンツァ。もはや言うことはアリマヘン。

カップリングは、最後のピアノ協奏曲、第27番変ロ長調K595。これは、20番以上にデリカシーに溢れた名盤だと思うのだが、これについてはまたどこかで書きます。

今、おそらくこのCDは新品でも1000円程度で買えるはず。いつも書いてますが、なんと幸福な時代なんでしょう。


AUTHOR: take3 DATE: 07/28/2005 06:04:19 きのう 車で ちょうどこの曲聞いていた
いいですね
20番台すべてすばらしいけど

高校野球は私立(プロ)対公立(アマ)の戦い
青森などはY高校が優勝
他県出身者8人がレギュラーです
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コメント

>yurikamome122 様
TB有り難うございました。27番を楽しみに聴きたいと思います。いやぁ・・・・・知りませんでした。なるほどなぁと、ひとりごちしております(^-^)。

こんばんは!
TBありがとうございました。
わたしもモーツァルトのヴァイオリンソナタ(ハスキル&グリュミオー)を
1000円で買いました。
ホントに「良い時代だなー」

これはぞっとするほどセクシーで冷涼なピアノが魅力でしょう。
但し、このCDの底値は1500円?なかなか安くなりません。(ワタシは2枚組中古2000円で入手)

MOZARTはどんな演奏でもお気に入りだが、これだけは別格。

>preludio 様
おはようございます。
1000円盤。そうでした、グリュミオー&ハスキルのソナタ、廉価盤になってましたね。
持っていないんですよ。探してみます。この演奏、皆さん褒めるんです。
未聴なので、聴いてみなくちゃ・・・・・(^-^)。

>林 侘助。 様
おはようございます。冷涼・セクシー・・・確かに冷涼、そう思います。セクシーなのはyurikamome122さんが教えてくれた事情でしょうか?(二人ともホモだったという・・・・)。
ボクのCDは1450円でした(消費税3%時代の物です)。

mozart1889-san

コメント、ありがとうございます。
TBしましたハイドシェック盤は、最高ですね!
ピアノ協奏曲第20番については、他に内田光子/ジェフリー・テイト盤を持っていますが、彼の棒が余りにも弱々しくて、全体のクオリティーを下げてしまっています。
内田光子が最高の演奏をしているのに!! 残念!

それから、mozart1889-san がおっしゃるように、第23番の第4楽章は絶品と言う外に言葉が見つかりませんね。
ほんまに!

>yuhoto 様
こちらもTBさせていただきますね。
内田光子盤、確かに棒がちょいと弱いのかなと思ったりもします。
ハイドシェックはもう、何も言うことがありません。この時期、1960年頃の録音だと思うんですが、音もエエですよ。この時期のEMI録音、ボクは好きなんです。(最近はアカンのですが)。

mozart1889-san

こんにちは!
TBありがとうございます。
サー・クリフォード・カーゾンは、一度も聴いたことがありませんが、mozart1889-san の解説を読んでいると、彼の演奏の素晴らしさが伝わって来ます。そして、LONDON 盤のようですから、きっと音も良いのでしょうね。
ところで、そちらは、今度の台風の影響はないのでしょうか?
お隣りの香川県では、水瓶が枯れているようですから、これが恵みの雨になると良いですね!

>yuhoto 様
お見舞い、有り難うございました。台風はこちらに来ていません。今日は晴れ、良い天気です。ですから隣の香川県では水不足は今も深刻です・・・・。
カーゾンのモーツァルト、エエですよぉ。

最近よくBLOGを読ませていただいています。

ジャンル別に、毎回まとまった記事を書かれておられ、大変参考になります。

カーゾン、ブリテンのモーツァルトの記事にトラックバックさせていただきました。ブリテンが優れた指揮者だったということは情報としては知っていましたが、恥ずかしながらこのCDを聞いてその真価の一端に触れた思いでした。

余談ですが、カーゾンのピアノを聞いて高村薫「リヴィエラを撃て」という国際スパイ小説の登場人物を想起しました。

>望 岳人 様
TB有り難うございました。
このCDが250円なんて・・・・許せないです(^^ゞ。輸入盤も、中古盤も、CDは安くなりましたね。カーゾンのピアノは本当に美しく気品があると思います。ブリテンの指揮も感動的で、これは誰にも勧められる名盤だと思います。

おひさしぶりです。チェロ練習のブログをねちねちと書いている「とりぷる」です。

当方、7月に発売されたデッカの「カーゾンの芸術」シリーズのうちの「モーツァルト

>とりぷる 様
コメント有り難うございました。
カーゾン/セルの23番が出ているとは知りませんでした(ケルテスとの録音盤では23と24が出ています)。是非聴いてみたいです。
協奏曲だとついソロばかり聴いてしまって、オケの難までは聴き取れないんですが、さすがチェロ奏者のとりぷるさんですね。オケの問題に言及されてますね。セルのアクが強いんですかね。
ブリテンの指揮はその点で、黒子に徹した品の良さがあります。
TBさせていただきます、よろしくお願いします。

>mozart1889 さん

こんにちは。

今日またレコード屋さんに行ってきました。ブリテンとの20番のディスクは今回の「カーゾンの芸術」シリーズにも入っていて、お店にも在庫はあったのですが、お店のおじさんの薦めもあって、今回はよりカーゾンのピアノの特徴を明瞭に聴き取ることができそうな、シューベルトの「ます」とドヴォルザークのピアノ五重奏曲とがカップリングされたディスクを買いました。ぼくの能力で何か書くことができればまた感想を書いてみたいと思います。あと20番のディスクととブラームスのソナタその他のディスクもそのうち購入する予定です。

>とりぷる 様
コメント有り難うございました。
カーゾンの室内楽もエエですよね。
「ます」は品の良い塩素だったと記憶しています。
エントリーを楽しみにしています。

モーツアルト作曲、ピアノ協奏曲第27番

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■ ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番

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クラシック・オン・ムービーの雄でもあるラフマニノフの〈ピアノ協奏曲第2番〉! 今宵は、ヴラディーミル・アシュケナージのピアノでどうぞ!

ブリテンの指揮に感激

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久しぶりにブックオフに入ったら、クラシックCDに何点か入荷があったようで、いくつか入手したいものがあった。 (1)カーゾン(P)ブリテン指揮イギリス室内管弦楽団によるモーツァルトのピアノ協奏曲第20番

モーツァルト:ピアノ協奏曲第23、27番 カーゾン(pf)/セル/VPO (Decca)

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W.A.モーツァルト (1756-1791)

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