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ブロムシュテット/ドレスデン・シュターツカペレのモーツァルト 「ジュピター」

台風接近中であります。
「台風」と聞くと、昨年の水害を思い出します。
四国、特に愛媛県東部は、昨年、台風に何度も襲われ、そのたびに洪水・土砂崩れがおこりましたので。
今年は何もなければいいんですが・・・・・。
大雨だと、今月最後の出張日程も延びますのでね・・・・・延びるのも困るんです。


さて、今日は、ドレスデン・シュターツカペレの「音」を聴きたくなって、ブロムシュテットのモーツァルト「ジュピター」を取り出した。
ドレスデン・シュターツカペレらしい、ふくよかで各楽器が融け合った素晴らしい音。DENONの録音がまた良い。ボリュームを上げても耳が痛くならない。
柔らかくゆったりとしていながら、つややかなヴァイオリンの音や鮮やかな管楽器の音色が楽しめる。

ブロムシュテットの指揮は、いつもながらオーソドックスで、何の変哲もないもの。穏やかな息づかいはいつも通りだし、アーティキュレーションも妙なところがなく、安心して聴いていられる演奏。
テンポはやや遅めで、堂々としている。「ジュピター」の名にふさわしく力強く、正攻法の演奏だと思う。

全曲を通じて、ハッとするような場面はないし、感情が高ぶることもない。いわゆる「爆演系」でもなければ、古楽器団体のような学究的な演奏でもない。
でも、豊かで、音楽的で、厚みがあって、誠実さがビンビン伝わってくる演奏。
そこがイイ。

フル・オーケストラを存分に鳴らしたら、こんなに素敵なモーツァルトになってしまった・・・・・そんな演奏。


第1楽章のアレグロ・ヴィヴァーチェ。真正面からモーツァルトの美を描き出したような演奏。堂々として雄大な「ジュピター」の開始だ。

第2楽章のアンダンテ・カンタービレ。弱音器をつけたヴァイオリンの音色が美しい。フワッと軽く浮かんで、やがて徐々に天井に向かって消えてゆく美しさ。管楽器が絡んでくるニュアンスもたまらない。管楽器の音色も、いろいろ変化してゆく。

第3楽章のメヌエットを経て、終楽章は、モーツァルトが書いた最高の美、最高のフーガ。晩年のモーツァルトは金に困って貧困にあえいでいたにもかかわらず、こんなに美しく均整のとれた音楽を書いた・・・・。凄い。ここでも、ブロムシュテットは堂々と正攻法で進んでゆく。ドレスデン・シュターツカペレのアンサンブルも完璧。よくいわれる「縦の線」はきっちり揃って、対位法の精華を聴かせてくれる。

録音場所は、例によって、ドレスデンのルカ教会。
音の広がり、厚み(と同時に抜けの良さ)、音の融けあい、各楽器のバランスなど、もう言うことのない素晴らしい録音。
この音に包まれているだけで、至福の境地になる。・・・・そう思ってしまう自分は変人か・・・・(^^ゞ。


AUTHOR: yurikamome122 URL: http://yurikamome.exblog.jp/ DATE: 07/26/2005 21:53:28 >この音に包まれているだけで、至福の境地になる。・・・・そう思ってしまう自分
>は変人か・・・・(^^ゞ。
私も変人その2です。
このコンビ、ドレスデンのピークだったのではないかと思うくらい美しくて素敵だと思います。
ゾンダーマンさんのティンパニ、カッコイイし。
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コメント

>Niklaus Vogel 様
こんばんは。C・デイヴィスのフィリップス盤、これも素晴らしい演奏ですよね。今回のエントリーではどちらを聴こうかと・・・・考えておりました。デイヴィスの録音、2枚組DUOシリーズの廉価盤で聴いています。これも名録音です。
ルカ教会って、素晴らしい「スタジオ」なんだと思います。

こちらにも失礼いたします!
以前、yurikamomeさんからブロムシュテット/シュターツカペレ・ドレスデンの演奏はいい!ということで紹介して頂きましたが、いま一番注目している組み合わせとなっています。しかも録音している場所が面白いですよね。音が広がっていくような演奏を是非聴いてみたいです。

>stonez 様
ブロムシュテットは、ドレスデン・シュターツカペレと最も相性の良かった指揮者ではないでしょうか。彼のベートーヴェン全集とモーツァルトの交響曲集、そしてR・シュトラウスはホンマに素晴らしいと思います。自然な息づかいが、何度聴いてもイイんです。

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