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プレヴィンのモーツァルト ピアノ協奏曲第24番ハ短調K491

寝苦しい夜でありました。
出張中のホテルではエアコンをかけっぱなしだったので、冷房なしでは寝られない体になってしまいました。
いかん、いかん。
田舎の自然の夜風の中で寝なくちゃ・・・・。

それにしても昨晩は風がなかった・・・・・(^^ゞ。


さてさて、今日はプレヴィンの弾き振りで聴くモーツァルトのピアノ協奏曲第24番ハ短調K491。
バックはウィーン・フィル。1984年4月、ソフィエンザールでの録音。

第1楽章の開始、もともと不気味な厳粛さで始まるところ、オケのユニゾンが物々しくかつゆったりと始まる。プレヴィンの指揮は、遅めのテンポで十分にオーケストラに歌わせる。弾き振りのせいか、少しアンサンブルに乱れが見られるが(管楽器が前に進んでしまおうとするところが少しある)、そこはさすがウィーン・フィル、澄まし顔で戻してしまい破綻することはない。
オケの第一主題を受けておもむろに始まるピアノが、またたっぷりとした音で美しい。
キラキラというより、かすかに光沢を持った感じの音。綺麗なのだが、磨き立てすぎずに、オーケストラから遊離しすぎないように気をつけているのかな、そんな音。この音で聴き手を捉えてしまう。プレヴィンは指揮者としてボクは認識しているのだが(VPOやLSOとのいくつもの素晴らしいレコード・CDがある)、この音で、ピアニスト・プレヴィンの世界に引き込まれてしまう。
そして、テヌートの多用。音を十分に引っ張って、ロマンティックに響かせてゆく。プツプツ音を切らないので、旋律線が大変美しく聞こえる。
モーツァルトの、この協奏曲は、他のピアノコンチェルトに比べて交響的に響く曲だと思うのだが、プレヴィンが歌う(引っ張る)旋律線は、管弦楽に埋もれることなく、鮮やかに歌ってゆく。美しい。
そしてこの楽章ラストのカデンツァがまた、劇的でロマンに満ちている。ピアニスティックでため息が出る。ああ、そうだ、プレヴィンは指揮者になる前は、ハリウッドの作曲家だった・・・・。

第2楽章のラルゲット。木管群とピアノ・弦楽器の対話が美しい。ファゴットにオーボエの歌が絡み、それにフルートが更に美しい旋律を紡ぎ出すところなど、たまらないセンスの良さ。これ、ウィーン・フィルの強みと思う。そしてオケに歌わせるところは十分に歌わせる、指揮者プレヴィンの面目躍如。
終楽章の変奏曲は、管弦楽とピアノの目眩く協奏。プレヴィンのピアノは第1楽章からテヌートを多用していたからか、ここで出てくる速いパッセージがハッとするほど綺麗。ピアノも巧いなぁ・・・ホンマこの人、才人なんやなぁ・・・。

カップリングは17番ト長調K453。これも惚れ惚れする美しさ。

録音は、ピアノの音がとても綺麗に捉えられていて、非常に美しい。さすがフィリップス。管楽器も美しいが、若干ヴァイオリンのトゥッティが我が家のシステムでは堅く聞こえる。少し惜しい。でも、発売当時は名録音として話題になったのを覚えている。


AUTHOR: stonez EMAIL: maestro@aqua.plala.or.jp URL: http://maestro.seesaa.net DATE: 07/16/2005 09:55:50 おはようございます。プレヴィン/N響のN響アワーでTBさせて頂きました。
本当にプレヴィンさんはキャリア多彩ですよね。私は最初はベートーヴェンの交響曲の指揮者として認識していたのですが、ピアノの音色の美しさに聴き入ってしまいました。映像を見ていると、淡々と指揮をしながら鍵盤をたたいているように見えるんですが(^^ゞ ウィーンフィルとの演奏も気になりますね!
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コメント

>Niklaus Vogel 様
こんばんは。コメント有り難うございました。
つたないブログをご覧いただき恐縮です。
素人でして、専門用語になるとよく分からないんです(^^ゞ。ボキャブラリーは貧困ですし、なかなか聴いた感動を言葉に出来ませんし・・・。
褒められると照れます。ただクラシック音楽が好きなオヤジであります。これからも聴き続けると思います。教えていただきたいことも一杯あります。よろしくお願いします。

コメントありがとうございました。毎回ながらつまびらかなコメント、じっくり読ませていただいております。モーツァルトものの中で、ピアノconはまだまだ聴きが足りない領域なので、すごい参考になりました(嘆)。またお邪魔させていただきます。

うらやましいです。このCDをお持ちだなんて。
この演奏、ずっと聴いてみたいと思っているのですが、全く再発されませんね。プレヴィンとウィーン・フィルの録音って決まったものばかり繰り返し出て、この演奏とかハイドンの交響曲とか、私にとって「これは是非聴いてみたい」というものが出てくれないんです。記事を拝見したら余計に聴きたくなりました。
気長に待つしかないようですね・・・。

今晩は^^
残念ながらこのCD(LPですか???)は持っておりませんので、最近購入したバレンボイム&ベルリンフィルのピアノ協奏曲集から、24番を聴きながら読ませて頂きました^^
モーツァルトのピアノコンチェルトって短調が少ないのですね…かの有名な20番と、この24番くらいしか思い浮かばない…;どちらも大・大・大好きですvvv
24番は、おっしゃる通りハーモニーが特に美しくて、しかもモーツァルトの短調独特の爽快感もあって。。。いいですねぇ♪寝苦しい夜には最適です(笑)
いいなぁ…ご紹介の、プレヴィン盤も聴いてみたいなぁ。

出張、お気をつけていってらっしゃい(^^)/(はっ、これを読まれる時は帰っていらっしゃるのか…私の馬鹿~;)もとい、お帰りなさい^^お疲れ様です…疲れを癒されるのは、どんな音楽でしょうか?読ませて頂くのを楽しみにしております<(_ _)>

>pandamedia 様
おはようございます。こちらこそ、コメントを有り難うございました。
モーツァルトのピアノ協奏曲、一時、大変懲りました。特に20番から27番までは、いろいろ聴いてみました。24番にはハスキルの凄まじい演奏もありますが、このプレヴィンの品の良さというか、ちょいとオシャレな感じというか・・・・ですから、よく聴きます。
今後ともよろしくお願いします。

>goo1611 様
あれあれ、このCD、廃盤だったんですか?それは知りませんでした。
発売当時はとても話題になった演奏だったと思うんですが・・・・・。
廃盤は惜しいです。
日本ではすぐに廃盤になってしまいますね。かと思うと、ビックリするくらい安い廉価盤で再発されたり。。。。よく分からんです(^^ゞ。

>港野yo-ko 様
おはようございます。元気で出張から帰りました(また明日から外泊ですが^^;)。心優しいコメント、有り難うございました。
バレンボイム、エエですよぉ。大好きです。ピアノの音が何とも綺麗で、演奏も素晴らしいです。この協奏曲集、平均的なレベルの高さでは最強でしょうね。
しかも、今は、廉価盤でしょ?
(ボクはバレンボイム/ベルリン・フィルの演奏、輸入盤のレギュラー盤で1万円近くの出費で昔々買いました(T.T))・・・うううっ・・・。

TBありがとうございました。プレヴィン好きにとって、この1枚は至福の1枚であります。何度聴いてもウィーンフィルと共に奏でる飛翔するかのようなモーツァルトに魅せられてしまいます。背中は曲がってしまいましたが、いつまでも公私共に若いプレヴィンは新鮮であります。

>yokochen 様
コメントを有り難うございました。
プレヴィンの演奏、エエですね。若々しくて自然で自在で肩が凝りません。しかも聴かせ上手ですしね。やはり一流のエンタテイナーなんだろうと思うんです。

モーツァルト/ピアノ協奏曲 第24番

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今日のN響アワー(NHK教育テレビ)を見て、思わず息を呑みました...アンドレ・プレヴィンさんの指揮・ピアノとNHK交響楽団によるモーツァルトのピアノ協奏曲第24番。私が初めて目の当たりにした弾き振り。時には右手でピアノを奏でながら、左手でオーケストラをリードして..

今日のN響アワー、ぜひお勧め

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 N響アワー、今日は、「名演奏を再び」で、モーツァルト・ピアノ協奏曲第24番をプレヴィンのピアノ弾き振りでやっています。
 ぜひに、プレヴィン嫌い、軽視している人、きっと見てください。
 この演奏は、N響の根津さんが自身のHPでリハーサルのすばらしさを日々書いておられて、いてもたってもいられなくなり、1500円の自由席で聴いた記憶があります。
 あのときはモーツアルトの39交響曲もやりました。心躍る演奏でした。会場で、隣の席の年配の方が「良い演奏会ですね~」と話してこられました。これは名演のハ...

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