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ドホナーニ/クリーヴランド管のドヴォルザーク「新世界」

夏空が広がり始めました。
松山から今治へと県内の出張で家を空けておりました。
いやはや忙しかった・・・・と言っているうちに、梅雨明けの空であります。
いよいよ夏本番。今年も猛暑なんでしょうかね・・・。
高校野球の県予選も開幕して、球児の汗がしたたる季節になりました。


さて、疲れた今日はドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」。
クリスト・フォン・ドホナーニの指揮クリーヴランド管の演奏。
1984年10月、マソニック・オーディトリウムでの録音。

録音はDECCAらしく、各楽器の音を鮮明に捉えながら、ホール全体を鳴らすというダイナミックなもの。今から20年前の録音だが、大変鮮やかで、現在の最新録音と遜色ないと思う。

第1楽章の冒頭、ホルンが音を伸ばさず、あえて歌わずに進んでゆく。それに続いて、イキのいい音楽がどんどん展開する。テンポは速い。かなり速い。グイグイと前に進んでゆく。辛口、男性的なドヴォルザーク。
第2楽章は一転して歌に満ちている。第1楽章がサッパリとしていたからか、ラルゴが大変印象的に響く。ただ、歌うと言っても情緒纏綿な歌い方ではなく、しみじみと、後ろ姿で少しはにかみながら、照れながら歌っている感じ。ヴィオラやチェロの音色が美しく響くのもその感触を助長している。
第3楽章、また表情は辛口に戻る。金管が吼えるのだが、朗々と吼えず、短くスパッと割り切って鳴らしている。ティンパニも強烈で胸のすくような叩き方。
終楽章も、オケのパワー全開。木管も金管も、弦楽群もガッツに満ちた素晴らしい合奏を聴かせる。アンサンブルの乱れなし。コーダまで一気に盛り上がる。

全編に渡って、ドホナーニの指揮は非常に潔い。男性的。
女々しくないのは、以前に書いたショルティと同じだが、ドホナーニの方がもっと若々しく、颯爽として、男気に満ちている。
推進力に溢れて、青年の活気、青春の音楽になっている。

若々しく覇気に溢れた名演ではケルテス/VPOを思い出すが、ドホナーニ盤は、ケルテスほどテンポを揺らさないところが違う。また、あえて歌を犠牲にしても前に進んでゆくインテンポ・突進力がドホナーニの素晴らしいところと思う。
どちらも甲乙つけがたい青春の音楽だろう。

「新世界より」、アメリカのオケに名演が多いように思います。作曲家自身のアメリカ体験に基づいた交響曲だからでしょうか、ショルティやジュリーニと録音したシカゴ響、バーンスタインと入れたNYP(旧盤)、セルやドホナーニとのクリーヴランド管など・・・。アメリカのオケが元気よく演奏しているせいかもしれませんね。



AUTHOR: おさかな♪ DATE: 07/15/2005 22:35:16 新世界、大好きです。
・・・いつも知らない曲だったので、やっとコメントできる記事で嬉しいおさかな♪より・・・☆
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コメント

「新世界」、CDやLPレコードではジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団、ラファエル・クーベリック指揮ベルリン・フィルの演奏を好んで聞いています。
放送録画ですが、タングルウッドでの小澤征爾指揮ボストン交響楽団の演奏を聞きます。
実演では、山田一雄指揮日本フィル、村川千秋指揮山形交響楽団などの印象が強い。ローカルなオーケストラでも、実際に聞いてみると結構高揚するいい曲。演奏しているほうも、気分がいいんじゃないかな。「新世界はもう飽きた」なんていう人もいるかもしれないけれど、私は四十年聞いても飽きない。大好きな曲の一つですね(^_^)/

>しのたか 様
こんばんは、いつも有り難うございます。
ドホナーニにはあまり感動したことがない・・・・・そうなんですか。実演ではまた違うのかもしれないですね。
それにしても、その当時のアメリカ主要オケのシェフ、スゴイですよ。そのメンバーではドホナーニは目立たないでしょうね。それらを聴いていらっしゃるしのたかさんが、羨ましいです(^-^)。

>narkejp 様
こんばんは。コメント有り難うございました。
「新世界」は、いくつになってもイイです。感動します。CDショップで見つければ欲しくなります。セルもクーベリックも大好きです。カラヤンもケルテスもジュリーニも・・・・・。
中学校以来、入れ込んでおります。最も好きな交響曲です(^-^)。飽きませんよね。

「ショルティやジュリーニと録音したシカゴ響、バーンスタインと入れたNYP(旧盤)、セルやドホナーニとのクリーヴランド管」…空前絶後のコメントです(笑)。この曲のわたしのお気に入りの録音が一堂に会しているではありませんか!
バーンスタインを除けば指揮者は、みな米国人ではありませんが、この曲を欧州の文化的あるいは良い意味での土俗的香りではなく、常に新鮮な響(まさに、「新世界より」という響)を醸し出せるのがアメリカのオーケストラたる所以でしょうか…。みなすてきな録音ですよね。

>Niklaus Vogel 様
コメントを有り難うございました。
「新世界」、子供の頃から大好きでして、ついつい買っちゃいます。
カラヤンとBPOやVPOの演奏も好きですし、レヴァイン/ドレスデン(最近廉価盤になったので購入)なども好きです。
でも、やはりアメリカのオーケストラが、この曲に関しては情感豊かに演奏してくれているような気がします。もちろん、オケの技量も巧いですしね。

TBありがとうございました。
アメリカのオケですか。うちのBlogでは結局1つも入っていませんでした・・・。
きっと管理人の趣味が艶やかな弦が好きだから・・だと思うのですが。
ドホナーニの新世界も機会があったら聴いてみます。

コンポーザーXの怒涛のクラシックCD批評
http://composerx.livedoor.biz/

>コンポーザーX 様
いつも楽しく貴ブログを拝見しております。
アメリカのオケに好きな演奏が沢山あります。
バーンスタイン/NYP、セル/クリーヴランド、ショルティ/シカゴ、メータ/ロスPOも良かったですね。
「新世界」は大好きなので、どんな演奏でも実は良かったりするんですが・・・(^^ゞ

ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」

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ホント、メジャー。ジャケ的に「メジャー・リーグ」。ドヴォルザークの人気作品であり、最高傑作?かな?。日本での人気は特に高いらしく、いっぱいいっぱいCDが出回っております。特に、ちょうど収録時間にきっちり合うのか、スメタナの「モルダウ」とセットの音源が非常に

ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」

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指揮:K. アンチェル/チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 1961年
 多くの方が一度は耳にしたことがある曲だと思います。二楽章の
 イングリッシュ・ホルンによるメロディは「家路(遠き山に日は落ちて)」
 としてあまりにも有名です。私の通った小学校では下...

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