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ブラームスの交響曲第2番 ニ長調 作品73 ヴァント/北ドイツ放送響

梅一輪 一輪ほどの あたたかさ・・・・・・・・。

立春であります。四国伊予西条では梅が咲き始めました。
松山の椿神社の例大祭も終わりました。通称「椿さん」。
その「椿さん」が終わると、伊予路に春が来る・・・・・というのは昔ながらの季節の挨拶。この数日の雨で、何となく気温も緩んだ感じがします。

さて、今日はブラームスを聴いてます。

ブラームスの交響曲第2番 ニ長調 作品73。
ギュンター・ヴァント指揮北ドイツ放送響の演奏。
1996年7月、ハンブルクのムジークハーレでのライヴ録音。RCA盤。
ヴァント/北ドイツ放送響にとっては2度目のブラームス全集。
最新録音と思っていたが、今や輸入盤では激安になっていて、HMVでは3枚組1,200円のバーゲン価格。いやはや。

堅実で厳格、謹厳実直なブラームス。
音の質がいたって素朴。重厚というわけではないのだが、要らぬ飾り立てを排した音と感じる。適度な潤いのある、しっとり感のある音でもある。
表現は男性的で、媚びへつらいや妥協のない演奏と言うべきか。実にヴァント流であって、一度聴いただけでは「素っ気ないなぁ」という印象が強いんじゃないか。
僕などは、一聴、何と虚飾を排した、色気のない演奏だろうと思ったが、何度も繰り返して聴いているうちに、徐々に味わいが滲み出てきた。

派手ではないし、楽譜に忠実に、しかも入念なリハーサルを経て録音しているのだろう。音楽の構成は全く堅牢で、テコでも動かない堅物のような感じもする。いやはや独特なブラームスと思う。
この指揮者、きっと聴かせ上手・お話し上手ではないのだろうなぁ。だから晩年まで高い評価を得ることがなかったんだろうなぁ。

北ドイツ放送響の音が渋い。地味でややブルー系の音なのだが、ブラームスには大変お似合いの音。機能は万全で、アンサンブル極上。カッチリした演奏は、ヴァントの薫陶のたまものだろう。大変に巧いオーケストラと思う。

楽章の後半に行くほど、演奏が盛り上がってゆく。ことに弦楽器が素晴らしい。勢いがあって、終盤では白熱の響きを聴かせる。アンサンブルもよく、オケが大変よく鳴っているのが印象的。実況のこれ熱気かな。

録音状態はさすがに最新、素晴らしいと思いつつも、少し弦楽がザラつくところあり。
音がやや乾き気味なのはホールのせいでしょうか。
もう少し柔らかさがあってもエエなぁとは思います。
もっとも、そのように聞こえるのは当方の体調のゆえかもしれないんですが。


昨日は節分豆まきでありました。田舎ものの我が家は年中行事をきちんとやるのです(笑)。
大学受験生の三男坊に「我が家で「鬼は外」を云うのも、今年が最後かもしれん。来年以降、オマエが節分の日にこの家にいることはないかもしれんけん、大きな声を出しておけや」・・・・・・と云うと、合唱で鍛えた美しいバリトンで、「福は内」をやっておりました。
末っ子旅立ちの春であります。


AUTHOR: よんちゃん URL: http://shibashi.blogspot.com/ DATE: 02/04/2009 09:49:08 こんにちは。

同じCDを持っています。昨年HMVで激安価格による購入です。

>要らぬ飾り立てを排した音と感じる。適度な潤いのある、しっとり感のある音でもある<
まさにそうですね。演奏そのものも素晴らしく、お気に入りに1枚になっています。
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コメント

>hsm 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
立春の日、四国は穏やかな一日でした。
なるほど、ブラームスの交響曲、演奏するのは難しいんですね。第4楽章の管楽器の部分、聴き直してみます.聴いている方はあまり意識していないんです。演奏する方は大変なんですね。
昔、ヴィオラ弾きの友人が、ブラームスを演奏するのは楽しいと云ってました。ヴィオラなどの目立たない楽器でも、通好みの楽譜にしているとのことでした。これもなるほどなぁと思ったもんです。原色系の響きにならないのがエエそうです。
ブラームスは、手の込んだことをしているんですね。


おはようございまず。
ヴァント、最晩年のような神がかりてきな人気と支持は最近聞かないですし、なんとなくCDも少なくなってきているかなあ、と少々心配しています。それほど、私はヴァントを贔屓にしております。ブラームスも実に「硬派」の演奏ですねえ。厳しく媚びたところもない、まあ一般受けしなかったのか、無視されていたのか…。1980年代のベートーヴェンなんかも、ブラームスとならんで、実に立派な演奏です。しかし、このブラームス、安すぎますね。安すぎて少々不安になります。でも、この調子でベートーヴェンやブルックナーも安くなくなってほしいものです(笑)。

>mikotomochi58 様
こんにちは。コメントを有り難うございました。
ヴァントの晩年、凄かったですね。僕はその頃から「レコ芸」を買わなくなったので詳しくないのですが、毎年レコード・アカデミー賞を獲ってました。
ヴァントのブラームス交響曲全集、安すぎますね。最新録音なのに、1枚あたり400円です。演奏は峻厳で格調高いものでした。いかにもヴァント、厳しいです。もう少し、後ろ髪を引かれるようなブラームスが好きなんですが、これはこれでヴァントの個性でしょう。息詰まるような迫力があります。
ヴァントのベートーヴェンやブルックナーにも同様の迫力がありますね。
BPOとのブルックナーは1枚ずつ購入してます。さすがに、これは廉価盤にはなかなかならんでしょう。BMGの今や看板録音でしょうから。

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