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シベリウスの交響曲第7番 ハ長調 C・デイヴィス/ボストン響

寒波襲来、今週はさすがの四国も冷え込んでおります。
職場は新居浜の山沿いにあるため、昨日など夜に降った雪がだいぶ残っておりました。車の運転には支障がなかったものの、冷たい風が肌に染みる一日でした。

こういう寒い日にはシベリウス・・・・・・・と思いまして。

シベリウスの交響曲第7番 ハ長調 作品105。
コリン・デイヴィス指揮ボストン響の演奏。
1975年1月、ボストンでの録音。国内フィリップス発売のLP全集からの1枚。

シベリウス最後の交響曲は、大変短く、単一楽章のシンプルなものだった。一貫して静謐、北欧の自然、フィンランドの静まりかえった森と湖を写し取ったような作品と思う。
ヒンヤリと冷たい清涼感と、大声でわめかない奥ゆかしさとが聴ける音楽。こんな音楽には、ボストン響の渋くクールな音が似合う。

コリン・デイヴィスのアプローチは全くの正攻法で、真摯誠実、かたくななまでに真面目な解釈と思う。その懸命さが伝わっているのだろう、オケから出てくる響きも堅実誠実なもの。
何より音がイイ。渋くて、シルキー・タッチで、光沢を抑えながら、柔らかく温もりのある肌触りの弦楽セクション。人肌の温かさで、音楽全体を包み込んでゆく感じ。鮮やかさは感じられないし、色彩的なことはないのだが、これがシベリウスのモノトーン的な音楽に実によく合う。
管楽器も渋い。金管は紗の布を前に垂らしたような柔らかい響きだし、木管の素朴さ懐かしさといったらない。

ああ、これ、味わい深い。何度聴いても飽きないわいなぁ。

録音は今も素晴らしいフィリップス・トーン。ほの暗く、自然の質感が伝わってくる録音です。
フィリップス・レーベルの音は、本家アムステルダム・コンセルトヘボウ管の録音が全く素晴らしいんですが、このボストン響録音も負けず劣らず素晴らしいと思われます。小澤征爾の数々の録音に、C・デイヴィスとのシベリウスやシューベルト、ハイティンクとのラヴェルなどホンマにエエ音でした。
響きの良さ、スケール感、音の出方の自然さ・心地よさは、他のレーベルにはないものです。
我が家の装置とも相性が良いんだろうと思います。僕はフィリップス大好きです。


AUTHOR: アルトゥール URL: http://arturr.at.webry.info DATE: 01/16/2009 16:25:16 mozart1889さん、こんにちは。
私はもシベリウス7番は好きです。シベリウスというと、1番と2番、特に2番の人気が高いように思いますが、私は1番・2番にはあまり共鳴できず、4番以降を好んでいます。
70~80年代のPhilipsの録音は本当に良かったですね。アラウ、ブレンデル、ハイティンク、いずれもクリアな音で最高の技術だったと思います。
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コメント

>HABABI 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
シベリウスの交響曲はだいたい僕は好きなんですが、特に2番と3番は大好きです。4番だけはピンと来ません。難解です。よく分かりません。聴いていて飽きてしまいます。努力が足らんでしょうか?・・・(^^ゞ
バルビローリのシベリウス、イイですねえ。僕は大好きです。ハレ管との全集で聴いているんですが、オケも指揮者に奉仕するような健闘で、良い演奏と思います。

こんばんは。
寒い日が続いています。

普段ソロを吹く機会の少ないトロンボーンですが、
モーツァルトの昔から神を連想させるような場面になると、
登場してくることが多いですね。

この曲でも降臨するような箇所で朗々と吹いていますね。
75年の録音とあるので、トロンボーンは入団直後、
本人曰くあがり症のR.バロンかも知れません。

>hsm 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
そうですそうです、トロンボーンは神を告げる楽器、古来そのように使用されてきました。うっかり聴き逃してしまうところでした。hsmさんのおかげで、もう一度聴き直してみたくなりました。有り難うございました。
R.バロン・・・・あがり症だったんですか。ボストン響の奏者のことはハロルド・ライト以外はあまり知りませんので、またいろいろ教えて下さい。

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