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ハイドンの交響曲第96番 ニ長調「奇蹟」 C・デイヴィス/アムステルダム・コンセルトヘボウ管

今年はハイドン没後200年だそうです。
きっと様々な催し物、演奏会が行われ、音源発売もあるんでしょう。さしずめ、ハイドン交響曲全集とか、弦楽四重奏曲全集とか・・・・。すでにブリリアントから大物BOXが出ておりますが、これはA・フィッシャーの交響曲全集が完全にダブるので僕としては見送りでしょうか。でも、他の曲が沢山入手できるのなら、ちと考えてしまいますね。

なんてことを考えていたら、ハイドンを聴きたくなりました。

ハイドンの交響曲第96番 ニ長調「奇蹟」。
コリン・デイヴィス指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管の演奏。
1981年11月、コンセルトヘボウでのアナログ録音。フィリップス原盤で、現在はDUOシリーズ2枚組廉価盤で発売されている。

デイヴィス/ACOのハイドン交響曲シリーズは、今聴いてもホンマに素晴らしいと思う。かけがえのない名盤。それがDUOシリーズでロンドン・セットが計4枚、3,000円程度で購入できるのだからたまらない。有り難いなぁ。LP時代は一枚一枚発売されて、その都度、好評を博していたものだった。

この「奇蹟」交響曲も、このコンビの良いところが出ている演奏。
まずは、デイヴィスのテンポがイイ。慌てず、たるまず、しっかりと地に足がついて、着実に歩みを進めてゆくテンポ。よく考え抜かれた上で、「中庸」としか云いようがない、しかし妥当なテンポを採る。基本的にはインテンポを維持しているのだが、セカセカしないのが良い。フレージングが素直で自然だからだろう。聴き手が気持ちよく呼吸できるのだ。そして、オケの面々も気持ちよく呼吸して演奏しているに違いない。

コンセルトヘボウ管の音がまた実に良い。このオーケストラの素晴らしさはホールとともにあるのだろうが、それにしてもこの響き!暖かく、ややくすんだ感じで、ソフトに包み込んでゆく柔らかさ。この感触は、他のオケからは聴くことができないものだ。この音がまた、ハイドンとよく似合う。シックでダンディ、英国紳士の嗜みのようなハイドンの音楽に全くふさわしいと思う。

デイヴィスの奇を衒わない誠実さも良い。堅実で地道な指揮だと思うのだが、だからこそ、ハイドンの交響曲には合うのだろう。
やっぱり、ハイドンは英国人指揮者が上手い。つくづく思う。

録音がまた良いんです。
フィリップスの録音は1970年代後半からどんどん良くなって、1980年代末に頂点に達したように僕は思っているんですが、このハイドン・シリーズはその先駆けになったものなんじゃないかと思います。この時期、デイヴィス/ACOのコンビではストラヴィンスキーの「春の祭典」など、傑作録音が相次ぎました。
弦も管も大変気持ちよく鳴っています。奥行き・広がり、ホールトーン、どれをとっても素晴らしいです。


正月三が日最終日、長男が松山へ、次男が大阪豊中に帰ります。三男坊は元旦からセンター試験補習模試特訓とかで、毎日学校へ。
いよいよ高齢者家族・老人家庭になっていきます。いやはや。


AUTHOR: ひろはや DATE: 01/03/2009 06:47:29 おはようございます。
今年はハイドン没後200年の記念年とのことですね。HMVでドラティの全集が大幅値引きで出ていましたが、いまのところアダム・フィッシャーの全集をしっかり聴いていこうと思います(が、どうなるか. . .) 。
さて、デイヴィス/ACOですが、93番/94番/96番の入った一枚もののCDを持ってます。当時は、ダブりがないようにレコード屋で注意して購入していたので、いろいろな指揮者のものがあります。バーンスタイン、セル、ブリュッヘン、テイト、ホグウッド、ドラティなど。
長らくレコード屋に行くことが無くなりましたが、陳列棚から好みのCDを取り出して、一枚一枚丁寧に選んでいたことを懐かしく想いだしました。
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コメント

>HABABI 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
そうですそうです、デイヴィス/ACOのハイドンは、「人懐っこいような優しさ」があるんです。多分にACOの響きがそういう趣を持っているのだと思いますが、いつ聴いても心地よく、懐かしい思いがこみ上げます。
ドラティの全集が再発等、今年はハイドンのブームになるのでしょう。僕はとりあえずA・フィッシャーの全集をポツポツ聴いていきたいと思います。
ヨッフム/LPOのロンドン・セット、これもエエですね。大らかなハイドンらしい演奏になっていると思いました。「驚愕」はホンマに驚愕でした。

こちらにも失礼します。

「奇蹟」は大好きでよく聴きます。
ステレオ盤ではやはりデイヴィス盤、そしてヨッフム盤。外せないのがモノラルながらワルター/ウィン・フィル盤。エレガンスの極みのような第2楽章がことのほか美しいのです。 今欲しいのはプレヴィン盤なのですが廃盤にようで未だに入手できないでいます。

>天ぬき 様
こんばんは、コメントを有り難うございました。
ワルター盤は聴いたことがないんです。オケはVPOなんですね。柔らかい演奏を想像します。聴いてみたいです。
ヨッフムとデイヴィス、どちらも愛聴盤です。去年はヘルビッヒ/ドレスデン・フィルなどもよく聴きました。
プレヴィンにもハイドンがありましたか。それは知りませんでした。プレヴィンのモーツァルトやベートーヴェンは独特の柔和さと正調の良さがありました。ハイドンも聴いてみたいですね。

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