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ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」 ルドルフ・ゼルキン(Pf) 小澤征爾/ボストン響

今日は懐かしいLPを取り出しております。

ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 作品73「皇帝」。
ルドルフ・ゼルキンのピアノ、小澤征爾指揮ボストン響の演奏。
1981年1月、ボストンのシンフォニー・ホールでの収録。TELARCのデジタル録音。国内ではフィリップスが発売していた。僕が持っているのは廉価盤化された2,000円LP。

デジタル録音らしい奥行きの深さと音の清澄感に、LP独特の艶と暖かみ・まろやかさが加わって、大変素晴らしく、また聴きやすい音になっている。ホールでナマ演奏を聴いているような気分になる名録音。
ゼルキンの弾くスタインウェイの低音が深々として、まあ美しいこと!高音がまたキラキラと光彩を放って、低音と見事に融合、陶然としてしまう。レコーディング・エンジニアはジャック・レナー。TELARCを一大レーベルに仕立て上げた辣腕エンジニア。

ボストン響の演奏も素晴らしい。美しい残響をともなって、ピアノの背後で、オーケストラが雄大に鳴る。このスケールの大きいステレオ感はたまらない快感。そして、シンフォニー・ホールの響きがまた渋く柔らかく、何とも素敵な音。大音量でも刺激的な音が少なく(レコードによってはチリチリするような音が出るものだが)、聴き疲れのしないエエ音だと思う。

このセッション当時、実演と同じホールトーンを出すために、客席には厚手のカーペットがひかれ、壁面には厚手の懸垂幕が下ろされたそうだ。指揮者の足音でさえも、敏感なデジタル録音が拾ってしまうので、小澤征爾も厚手のスリッパを履いて指揮したそうな。まあ、力の入った録音だったのだ。それで、この見事な再生音。まさにレコード芸術。当時の熱気が今も伝わってくるようだ。
(それを思うと、さて、今はどのくらいの想いを込めて録音しているのかな・・・・)

さて演奏は熟練のゼルキン、ピアノが全く美しく、しかも堂々として毅然たる姿勢が好ましい。オーケストラと真っ向から対峙するフォルティシモ、抒情の限りを尽くすピアニシモまで、難と表現の幅の広いこと!
雄壮な第1楽章もイイが、第2楽章の静謐、はかないまでの美しさは壮絶といっていい。ゾクッとするほど綺麗なピアノ。
フィナーレは楽しく、胸弾むロンド。これもイイ。
小澤征爾の指揮はしなやかにして柔軟。さすがに合わせものは巧い。


さて、クリスマス・イヴ。
冬休みに入った大学2年の次男坊が大阪・豊中から帰省してきました。工学部はやはり忙しいとのこと。帰宅が遅かったので、妻手製のケーキは明日にしようということに。週末には仕事納め、長男も帰ることでしょう。家族の写真の入った年賀状、そろそろ作らにゃなりません。住所録の手入れ等、これが結構面倒くさくて、今日までなあんもしてません。やれやれ、ブログが毎日更新しているのに、何と不精者・・・・・・・(汗)。


AUTHOR: yoshimi DATE: 12/25/2008 20:21:10 こんばんは

最近このCDを手に入れましたが、本当に素晴らしい音がしますね。
録音の時にそれほど手の込んだことをしていたとは、知りませんでした。この録音にかかわった演奏者、プロデュサー、エンジニアたちの熱意のたまものですね。

ゼルキン最後の「皇帝」の録音なので、さすがにゼルキンは風格十分。今まで何十回とはいわず、100回や200回は弾いてきた(と思いますが)曲なので、曲を知り尽くしているという余裕を感じました。
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