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チャイコフスキーの交響曲第4番 ヘ短調 作品36 メータ/ロサンゼルス・フィル

この数日、四国はよく雨が降ります。そのたびに気温が下がってくる感じです。
冬です。こういう季節にはチャイコフスキーを聴きたくなります。

チャイコフスキーの交響曲第4番 ヘ短調 作品36。
ズービン・メータ指揮ロサンゼルス・フィルの演奏。
1976年4月、UCLAロイスホールでの録音。DECCA盤全集セットの1枚。

メータ/ロスPOが大活躍していた1970年代、それはもう次々にメータの新譜が発売されたものだった。ロマン派以降の大編成オーケストラの名曲をどんどん録音しては、DECCAの超優秀録音もあって、大いに話題になっていたものだった。国内ではキング・レコードの発売で、よく売れたドル箱スターだったと思う。それを思うと、今は淋しいものだ・・・・・。
このチャイコフスキー全集もその一つ。これはDECCAのレパートリーを埋めるマーケティング戦略だったのだろうが(それまでは1960年代前半録音のマゼール/VPOの全集があるだけだった)、レコードもよく売れた時代だったので、この全集が企画・販売されたのだろう。

メータの指揮は、様々に重なり合う音を解きほぐし、明快な音楽・サウンドとして聴かせようとするところに特徴があると思う。そして、オーケストラの音は肉厚で濃厚な旨味を持つように鳴らせる。このチャイコフスキーも、明快かつ濃厚な味わいで、聴いていて実に心地よい。快感といってもいいかもしれない。
その明快さ・明朗さが、チャイコフスキー独特の憂愁・暗鬱を薄くしている感は否めないのだが、しかし、実に個性的なチャイコフスキーであって、晴れ渡った青空の下で楽しく生き生きと演奏している感じがとてもイイのだ。

第2楽章など、演奏の仕方によってはジトジト暗い音楽になるのだが、メータ&ロスPOのコンビで聴くと、音楽がサラサラと流れ、カラッと爽やか、メロディアスで美しい音楽に仕上がっていく。ここは聴いていてとても面白い、楽しいところだ。

第4楽章は、ロスPOがよく頑張って、壮麗な音楽を作っている。この時代のロスPOはとても若々しく勢いと覇気とがあった。何より音楽を楽しみ、一生懸命演奏しているのが良かった。フィナーレはその勢いが十分に発揮された名演奏と思う。

録音はさすがにDECCAであります。今聴いても、ホンマに素晴らしい録音です。音が元気よく飛びだしてきて、曖昧さのないクッキリとした明快な音です。優秀録音です。
カリフォルニアの青い空のようなチャイコフスキーと云うべきでしょうか。
各楽器の定位、音の鮮度、左右奥行きの広がりなど、申し分ありません。コンサート・プレゼンスも優良で、聴いていて快感なのであります。


AUTHOR: ひろはや DATE: 12/20/2008 11:09:28 おはようございます。
年末も押し詰まってきましたね。忙しい中にも音楽を聴くとほっとします。
さて、チャイコフスキーの交響曲第4番は、昔(1970年頃)旧ソ連映画「チャイコフスキー」の中で、フォン・メック夫人との文通のやり取りの背景映像が華麗なる花火の場面で、その時に鳴っていた音楽がこの第4番第4楽章フィナーレだったような記憶があります。懐かしいです。
ファーストチョイスがロジェストヴェンスキー指揮モスクワ放送響(1971年)のLPでしたが、昔に戻ってこのLPを久しぶりに聴いてみたくなりました . . 。
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