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J・S・バッハの平均律クラヴィーア曲集から グスタフ・レオンハルト(cemb)

輸入盤CDは、激安BOXの時代であります。
1999年ころからだったでしょうか、CDが随分安くなったなぁと思っていたんですが(EMIのクリスマスBOXなどがそのハシリでしたね)、特に今年はその傾向が強く、また沢山発売されました。というより、沢山買ってしまいました。もともとワタクシは廉価盤・中古盤大好き、コスト・パフォーマンス重視、安物買いの○○○・・・・・・でありまして、しかも「○枚買うと割引しまっせ」という広告に弱いものだから、ついつい某輸入盤サイトのショッピングカートにブツを放り込んではクリックしてしまう・・・・・・。嗚呼。学生時代のビンボー根性が染みついてしまっているんですなぁ。
もっとも、CD(LPもそうだったが)は「見つけたときに、欲しいときに買っておかないと、すぐになくなっちゃう」(中古盤は他人に買われてしまう、新譜はすぐに廃盤になってしまう)という鉄則がありまして、ですから、クリックするときには常に「今買わなんだら、いつ買うんぞ!」と自分を叱咤激励するわけであります。

その結果、今年はBOXの山であります。そして、案の定、全部聴けない・・・・だって音楽鑑賞の時間がそうそう取れる訳ではないから・・・・で、結局ミチョランマ(未聴の山、未聴峰未踏峰)になってしまうんです。
まあ、しかし、やがて隠居したら膨大な鑑賞の時間が取れて聴けるだろうと、タカをくくっているんですが・・・・その時にはまた新しいCDが増殖しているかもしれない・・・ああ、恐ろしい。

で、今日はそんなBOXから取り出した1枚を。

J・S・バッハの平均律クラヴィーア曲集から。
グスタフ・レオンハルトのチェンバロ独奏。
1962年、1972~73年、キルハイムのフッガー城糸杉の間での録音。独ハルモニア・ムンディ原盤。

ご存じピアノの「旧約聖書」。ピアノで聴いてもよし、チェンバロで聴いてもよし。クラヴィコードの演奏もあった。名曲やなぁと思う。
レオンハルトのこの演奏はソニー・BMGの60枚組BOX所収のハイライト盤。いくつかのチェンバロを弾き分けているのだろう、様々な音色を楽しみながら聴くことができる。少し音量を絞ってモゾモゾと夜中に聴くのは最高。チェンバロのかそけき幽玄の趣を持つ音は、夜半過ぎに聴いていても家人に迷惑にならないのがイイ。そして、聴きながら思索瞑想にふけるのも乙なものか。

レオンハルトの演奏は学究肌のもの。アーティキュレーションなどは独特だし、使用楽器にも一家言あるのだろう。音・響きは素晴らしい。克明に弾きながらも、ロケーションが例の糸杉の間、優雅な残響が聴き手を暖かく包み込んでゆくので、冷たい感じがあまりしないのが良い。しみじみとした味わい、枯淡の風さえ漂ってくる。

第1巻。
BWV849の荘重な美しさ。対位法で作られた大伽藍のように音楽がそびえ立つ。
BWV860は軽さとリズム感がイイ。諧謔の味わいが薫るプレリュードに鮮やかなフーガが追ってくる。

第2巻。
BWV875が躍動感と引き締まった緊張感が良い。これは名演奏だろう。
BWV881の憂愁。物思いに沈みつつ、音楽が深く広がってゆくのは見事。
嗚呼、バッハは千変万化。素晴らしい。

録音は見事なもんです。
長期間にわたっている録音なんですが、音色の統一感があります。
レオンハルトのカッチリとした演奏を美しく捉えるとともに、それを優しく包み込む残響の美しさは格別であります。
フッガー城糸杉の間、素晴らしいですね。



AUTHOR: ヒロノミンV URL: http://hironominv.blog.so-net.ne.jp/ DATE: 12/16/2008 06:56:09 mozart1889さん、おはようございます。
 今年は本当にメジャーレーベルから続々とBOXモノが出てしまった年でしたね。このバロックマスターワークスは、今年前半に購入したDHM50周年BOXとダブる音源もあって、買うのを躊躇していたんですが、@100円少々という単価はやはり安い(データの入っていないCD-Rの値段と、そう変わらん・・・いくら円高とはいえ信じられん値付けです・・・)。
 レオンハルトのチェンバロでの平均律、興味をそそられます。
 でもこれだけの枚数をじっくり聴く時間、本当に取れませんね。
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コメント

>mikotomochi58 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
おっしゃるとおり、BOXものは全部買ってしまえば、ホンマ悩むことないですよね。価格も昔のことを思えば、実に安いもんです。でも、聴く時間がありません。若い頃は聴く時間が山ほどあるのにカネがありませんでした。今は、少々財力があるのに、時間がありません。人生、うまくはイカンもんです。でも、これでエエのかもしれません。
というわけで、ヴァイオリンBOX、シャンドスBOXはクリックしてしまうと思います・・・・・・HMVの罠にはまりそうです。

こんばんは。

今回のブログ、前半部は同じ経験をしている者として、読んでいて苦笑いしてしまうものでした。私の場合、BOXものは購入してしまうと「この曲集は究めた!」と錯覚し、聞くことが二の次になっていしまいます。また昨今の紙BOX入りのセットは、コンパクトになったのはいいけど、取り出すのが億劫になってしまい、ミチョランマが増殖してしまいます。某サイトの「何点買うと○○割引」も何度かはまった経験があります。

バッハの平均律はリヒテル、グールドのピアノ、ヴァルヒャのアンマー・チェンバロ、カークパトリックのクラヴィコード、今回のレオンハルト盤と所有しておりますが、皆さんと同様、なかなか全曲聴き通す時間がなく、最初の数曲しか頭に残っていないという悲惨な有様です(涙)。

またお邪魔します。

mozart1889-san
こんばんは! 今日は夜更かししています。
記事にもあるように、輸入盤CDは総じて日本発売CDよりも安いですよね。日本発売CDは設定価格が高過ぎです。しかも、日本人向けに音質を調整していることもあるというのですから、がっかりです。
ところで、こちらの内容に直接関係のない記事を後でTBしますので悪しからずです。

> ピョン次郎 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
おお、カークパトリックのクラヴィコードは懐かしいですね。昔は、この平均律をいろいろな楽器で聴いてみようとしました。そうそう、クラヴィコードの演奏はカークパトリックでした。独特の音色で大変面白かったです。
さて、 ピョン次郎さんも、BOXものを沢山ご購入ですか。今年は特に激安ものが多かったです。今後もどんどん出てくるんでしょうか?・・・・・激安は有り難いのですが、メジャーレーベルまで価格を下げすぎる時代、今後のレコード界は大丈夫なのかなぁと少し心配です。
音楽は配信の時代になってきていますので、CDメディアではあまり売れなくなっているんでしょうね。

>yuhoto 様
おはようございます。コメント感謝です。
日本盤は音量調整しているんですか・・・・・それはガッカリです。LP時代は、輸入盤の方が音がよいことを経験しているんですが、CDになってからはあまり音質のことは気にしませんでした。安い方がエエという気分で輸入盤を買っていました。音量調整は・・・・・あまり感心せんですねえ。
TB、いつもお世話になります。

こんばんは。聴く時間などないのに激安ボックスを買い漁り、どれから聴いていいかも分からなくなって未聴盤の前でため息をつく_こんなアホなことをしているのは自分くらいかと思いきや、結構同病者?もおられるようで(笑)。ま、こんな状況がいつまでも続くとは限らないんだし、老後の楽しみだと言えなくもないし、いっそのこと買い集めること自体が趣味なんだ、と割り切ってもいいのかもしれませんね。でも発売時には「赤字覚悟の限定盤」などと謳っておきながら、なくならなかったり別ルートとやらから再入荷したり、挙句の果ては販売価格が下がったりするのは、ご愛嬌で済ませていいものかどうか_。レオンハルトやコレギウム・アウレウムの演奏ですら、こうでもしないと売れない時代ということなのかもしれません。ではまた。

>shibera 様
おはようございます。コメント感謝です。
同病者のmozart1889です(笑)。
ホンマに激安は有り難いですが、いかにも売らんかなという広告宣伝には困ったもんですね。レオンハルトやコレギウム・アウレウムなど、僕に云わせれば天下の名盤、しかしこの激安にしないと売れない時代なんでしょうね。
今年も沢山買いました。未聴の山です。しかし、老後の楽しみ、そのうち聴くさ・・・・・と開き直っています。
安物買い・・・・・は僕の趣味でもありまして、致し方ありませんです。

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