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ベルリオーズの幻想交響曲 モントゥー/ウィーン・フィル

終日そぼ降る雨でありました。そのせいか、気温は少し高め、初冬の湿度の高い一日でした。
このところ、仕事が立て込んでおりまして、のんびりクラシック音楽を聴けないのが残念でありますが、それでも寸暇を惜しんで聴くのは、これぞサガというもんでしょう。今日もDECCAの1960年前後の録音を聴いておりました。

ベルリオーズの幻想交響曲。
ピエール・モントゥー指揮ウィーン・フィルの演奏。
1958年、ゾフィエンザールでの録音。DECCA原盤のキング発売国内盤。これ、1,000円盤。中古だと非常に安価で入手可能でしょう。

1950年代のウィーン・フィルは、匂うような美しさに満ちていた・・・・・とは音楽関係の本でよく読むのだが、この演奏はその見事なウィーン・フィルの響きが聴ける貴重な一枚と思う。しかも指揮は名匠モントゥー。素晴らしい演奏となっている。

VPOの美しさはなるほどそのとおりであって、弦楽セクションからは宝石がこぼれるような鮮やかさを味わえる。キラキラ輝くような弦はたまらない。
管楽器はウィーン・フィル独特の音がする。イングリッシュ・ホルンやウィンナ・ホルンなど、ため息が出るほど美しい。情緒があって、水が滴るような美しさと云うべきか。

白眉はワルツか。
モントゥーは少し速めのテンポで、粋なワルツを聴かせてくれる。いや、これVPOのメンバーが自発的にやってしまった感じかな。フランスの作品とはいえ、「ワルツ」はVPOのオハコだものね。旨いだの云う以前の話だろう。この三拍子は、VPOの体質・遺伝子みたいなものか。
そして、何と楽しいこと。6分間の舞踏会がアッという間だった。

「野の風景」も味わい深い。ここは、ボンヤリしていると16分間が退屈で、時に居眠りをしてしまう(ああ、しかしその居眠りは何と贅沢なことか!)のだが、この演奏はしみじみ、ほのぼの、耳を澄ませて聴きたくなる演奏になっていた。

終楽章へ向けての爆発もさすがにVPO。迫力満点で、なおかつ音楽が美しい。この輝かしさと格好良さの同居は、他のオケではなかなか聴けないんじゃないか。

モントゥー83歳の演奏。老境とはいえ、円熟の名演奏と思う。1,000円盤にしておくのは勿体ないくらい。

録音状態も良好であります。
50年前のものとしては、非常に上等上質の音と思います。ヒスノイズが多いのは仕方ないでしょう。音楽の豊かさに、そのノイズはやがて気にならなくなります。



AUTHOR: にこらす DATE: 12/10/2008 22:24:30 こんばんは

モントゥーの幻想といや、サンフランシスコ響の名演が偲ばれますが、確かそれはMONO盤だったですよねぇ…。VPOのこんな音源があるの、自分は認識が在りませんでしたね。
聴いてみたい。

自分も今、同じ曲を聴いています。
メータ指揮ロンドンpoの演奏ですね。
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コメント

>TATSUYA@ 様
こんばんは。コメント感謝です。
ハイティンク/VPO盤、良いですね。大好きです。
ミュンシュは晩年のパリ管盤を愛聴してます。壮絶な演奏と思います。RCAに録音したボストン響との演奏もなかなかスゴイです。ミュンシュは、ベルリオーズが巧かったんでしょうね。で、ハンガリー国立管のもあるんですね。これは知りませんでした。
「幻想交響曲」は名盤たくさんありますから、買い始めると、どんどんたまってしまいます・・・・・・・(^^ゞ

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