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モーツァルトのレクイエム ニ短調 K.626 カラヤン/ウィーン・フィル(1986年DG盤)

12月5日は、敬愛するモーツァルトの命日です。HNの一部、この天才から僕は頂戴しました。
そして、今年はカラヤンのメモリアル・イヤーでありました。今年もカラヤンの演奏をCDでLPで沢山聴きました。そういえば、カラヤンの出身はモーツァルトゆかりのザルツブルク。ならば、今日はカラヤンのモーツァルトで聴きましょう。

モーツァルトのレクイエム ニ短調 K.626。
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ウィーン・フィルの演奏。
アンナ・トモワ=シントウ(ソプラノ)、ヘルガ・ミュラー=モリナーリ(アルト)、ヴィンソンコール(テノール)、パータ・ブルチュラーゼ(バス)らの独唱。
1986年5月、ムジークフェラインザールでの録音。DG盤。

カラヤンの晩年、最後のモツ・レク。カラヤンは何度もモーツァルトのレクイエムを再録音してきたが、これはその最後にあたる。気合いの入ったところと、枯淡の境地が併存する独特の演奏。カラヤンらしく美しく響くのだが、怒濤の迫力といったものはない。力強さとか、逞しさだとか、男性的なガッツには欠けるものの、仕上げはホンマに美しい。合唱がちと弱いかな。まあ、美しさを追求する分、ガッチリした強さには意を払っていないという、そういう音楽づくりなのかもしれない。

ジュスマイヤー版での演奏。これが、聴いていて一番しっくり来るかな。世にはバイヤー版とかモーンダー版、ロビンス・ランドン版などがあって、それぞれ特徴的な演奏をしているようなのだが、僕はシロウトなので、昔ながらのジュスマイヤー版で十分。感動も大きい。
音楽学者たちにとって、「版」の問題はとても重要なのだろうが、僕らは聴いて如何に感動するかどうかが問題なので、校訂に校訂を重ねて、いわば重箱の隅をつついてこねくり回したような演奏は、ことモーツァルトのレクイエムを聴く上では些末なことのように思える。結局、感動できる音楽かどうか、だろう。

カラヤン&ウィーン・フィルの演奏は、ひたすら美しいまとめ方。フォルティシモの迫力は結構あるのだが、無理な大きさを要求していない感じ。それよりも、モーツァルトの美を尊んでいるのだろう。
(合唱や音楽の力強さを期待するなら、他の演奏を聴けばいいでしょ。ベーム&VPO盤とかね)

独唱はそれぞれ巧い。アンナ・トモワ=シントウはちと衰えたかな。全盛期はもっと凄かったような気がする。

録音はまずまずと言ったところでしょうか。
やや平面的な音がしてます。デジタル時代になってのDGのカラヤン録音は、ペタッとした平板な音づくりが特徴なんですが、このCDもその例に漏れません。
聴きやすい音ではあると思います。

今年も沢山モーツァルトを聴きました。彼には随分救われてきました。


AUTHOR: みー太 DATE: 12/07/2008 00:02:40 こんばんは 大変ご無沙汰しております。
私はモツレクと言えば真っ先に思い出すのが、このカラヤン氏の演奏です。CD発売になった当初に購入したものを、今も大切に聴いてます。思い出の一枚です。
演奏の方はいろいろと突っ込みどころもあるのですが、ここでのカラヤン氏は聴かせ上手だと思います。
mozart1889さまがこの演奏を取上げて下さったので、私も急に懐かしくなりました。
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コメント

>あるべりっひ 様
おはようございます。寒かったですね。真冬到来です。
カラヤンのBPO盤のジャケット、良く覚えています。格好良かったですね。ソロもアグネス・バルツァやトモワ=シントウなど、錚々たるメンバーだったと思います。ところが持ってません(^^ゞ。僕がCDで買ったのは最新のVPO盤だったのです。こちらは究極の美、少し枯れたような美しさもありました。
BPO盤、今は1,000円盤になってますので、入手しておきたいと思います。
有り難うございました。

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