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シューベルトの交響曲第9番 ハ長調「グレート」 クリップス/ロンドン響

昨日に続いて、ヨーゼフ・クリップスのシューベルトを聴いてます。
カップリングの方です。

シューベルトの交響曲第9番 ハ長調「グレート」。
ヨーゼフ・クリップス指揮ロンドン響の演奏。
1958年ロンドンでの録音。DECCA原盤。

録音はさすがにヒスノイズが多く、50年の時代の経過を感じさせるものの、音の生々しさは素晴らしく、音響が力強い。音の一つひとつの腰が強いというか、迫力が大きいというか、最近の録音に比べると、ゴリゴリとした力強さがオケから出てくるのに好感が持てる。この時期のDECCAの録音の優秀さを改めて感じさせる。

クリップスのシューベルトは、「未完成」と同じアプローチであって、ゆったりとしたテンポと情緒あふれる指揮振りがイイ。旋律をよく歌わせ、特に弦楽器の節回しはウィーン的な美しさにあふれている。さすがに「グレート」ともなると音楽の構えが大きくなって、大河の流れや、悠揚迫らぬ堂々たる行進などのイメージが膨らんでゆく。
音楽の表情はいきいき溌剌として、新鮮また輝かしい。これは、鮮やかクッキリ系のDECCA録音がものをいっているのだろう。各楽器のバランスも文句なし。素敵な演奏と思う。

ロンドン響も好演。
ロンドン響って昔からこんなに巧かったのかな。弦楽セクションはとても綺麗で大健闘。管楽器は本当に巧い。クリップスの棒もさすがと言うべきなのだろうが、イギリスのオーケストラからこんなに素晴らしいウィーン・サウンドが出てくるのだから、ロンドン響も大したもんだなぁと思う。

第1楽章がスケール雄大で包み込むような温かさがイイ。出来れば、この楽章は大音量で聴きたい。音のヌケもよく、50年も昔のものとは思えない鮮やかさを楽しみつつ、ロンドン響が懸命に演奏しているのが聴ける。

第3楽章もスケールが大きく恰幅の良い演奏。
流麗でメロディアス。ふと感傷的なフレーズも飛び出してきて、郷愁を誘われるような演奏になっている。これぞ、シューベルトと言いたい。

フィナーレは「天国的な長さ」なのだが、見事にラストをまとめ上げる。随所にニュアンス多彩な表現があって、ここも楽しく聴けた。


クリップス、いい指揮者と思います。
ところで、我が家にはクリップス&ロンドン響のベートーヴェン全集があります。1960年頃の録音らしいのですが、音が良くありません。板起こし(LP音源からのCD化)だというのを、あるサイトで読んだのですが、どうも、音が不自然でしかもパッとしません。演奏はいかにもクリップスらしい、無理のない、穏やかで自然な演奏で心地よいんですが、いかんせん、音が悪い。
CD番号はBS-9CD、レーベルはBesco?って書いてあるのかな?よく分かりません。
HMVなどを観ていると、この秋、「缶入りのベートーヴェン全集」として発売されているようです。同じ音源で、音がよいのなら買い直そうと思っているんですが、「缶入り全集」、購入された方、いらっしゃいますか?
音はいかがですか?
HMVでのレビューを見ると、音はまずまずらしいのですが・・・・・・だとしたら買い直したいと思っています。何しろ、1,000円ちょっとの激安ですから・・・・・・。


AUTHOR: にこらす URL: http://nicolas.tea-nifty.com/ DATE: 12/03/2008 22:44:36 mozart1889さんこんばんは

ワタシもクリップス大好きなんです。さっきもACOを指揮したモーツアルトを聴いていました。

クリップスのベートーベン缶入り全集、買いましたよ。
音はマアマアで、以前の板起こしのように冒頭の休符がないとか、第九の途中で切れるとかはないようです。

でもね、全体的に曇っていて、まあ板起こしであることは間違いないのではないでしょうか?
CDの製造元メーカーはカナダのケベックとなっていますね。

演奏者自体には間違いないと思いますので、気に入って聴いてますよ。

世の中には「オーパス蔵」なんて究極の板起こしがあるらしいし・・・。
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