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シューベルトの交響曲第8番 ロ短調「未完成」 クリップス/ウィーン・フィル

12月になりました。今年も残り少なくなりました。あと1か月。
早いもんですねえ。この間、平成20年が明けたと思ったのに・・・・・。トシをとると、月日がホンマに早く過ぎていきます。さあ、年末、仕事に忙殺されそうですが、頑張って行きまっしょい!

今日は定番の名曲を聴いてます。(今日も、か・・・・・汗)

シューベルトの交響曲第8番 ロ短調「未完成」。
ヨーゼフ・クリップス指揮ウィーン・フィルの演奏。
1969年3月、ゾフィエンザールでの録音。DECCA原盤。今は、キングから1,000円盤で発売されている。カップリングは9番「グレート」。

「未完成」交響曲が完成されていたら、いったいどうなっていたのかな。
この2つの楽章を聴きつつ、よく思う。今はこの曲に慣れてしまっていて、2楽章で完結している作品として聴けるが、若い頃は結構違和感があった。シューベルトは2つの楽章の後に、きっと云いたかったことがあるんじゃないのかな。

なんてことを思いつつ、クリップス&VPOの「未完成」を聴く。
40年前の録音。スタイルは古い懐かしい伝統様式。VPOの自発性に任せて、手綱を握っているものの、殆どオケの好きなようにやらせてしまった感じの指揮なのだが、随所にウィーン・スタイルというかウィーン情緒・ウィーン訛りが聴けて、実に楽しい。節回しや、フレーズのちょっとした切り方が、もうウィーン的なのだ。
そうそう、クリップス自身もウィーン生まれの指揮者。シューベルトもウィーンで生まれ、そして若くして死んでしまった作曲家だった。ならば、この演奏、純ウィーン的な演奏と云えるのではなかろうか。

VPOの音がイイ。1960年代の黄金の音。弦楽器は鮮やかに輝き、光彩を放つ。管楽器の味わいも格別で、実に美しい。ホルンの甘く切ない響きには涙がこぼれるほど。

テンポはゆっくりで、心落ち着く歩み方。ウィーンの森や街角を散策しているような自然なテンポが気持ちいい。そして、繊細でセンスのよい表現。メロディが美しい、シューベルトの良さが一杯詰まっている。
また、指揮者の肩の力が抜けていて、オーケストラもみんなシューベルトを楽しんで演奏している感じなのだ。それが伝わってくるのが嬉しい。ええなぁ。VPOはシューベルト好きなんだなぁ。

聴き進みながら、「きっと次はこんな風にやるんだろうなぁ」という聴き手の予想を裏切らない確かさ。予定調和とでも云うべきか、まさに正統派、ウィーン的シューベルト。
今、こんな演奏、どこで聴けるかしら?

録音状態は上々でありまして、大変鮮やかな音でVPOが演奏します。
当時のVPOの美しさがダイレクトに伝わる、これはDECCAの見事な録音。
さすがです。


AUTHOR: 天ぬき DATE: 12/02/2008 14:16:44 こんにちは。
この演奏はハイドンの交響曲(驚愕と99番)とカップリングされたものを持っています。15~6年前くらいだったでしょうか?廉価盤でしたが1800円でした。

当時のウィーン様式そのままなんでしょうか、ローカル色が豊かで心なごむ演奏は好みの一つです。
ウィーン・フィルも、もうこんな演奏はしない、出来ないでしょうね。
グローバル化に伴い平均化されたオケは、どこも特徴がなくなってしまったような気がします。
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