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ブラームスの交響曲第4番 ホ短調 アンセルメ/スイス・ロマンド管

四国は小春日和でありました。一時の冷え込みが緩んで、穏やかな晩秋の陽気でありました。
連休2日目、ワタクシは自治会の防災訓練と庭の手入れで過ごしました。芝生が伸び放題、庭石に入り込みそうな勢いだったので、ちと刈り込みをしなくちゃいけません。いやはや、鎌を使っての作業で汗だくになりました。
こんな秋の明るく良い日はブラームスにしようと思い、取り出したのはアンセルメのCDであります。

ブラームスの交響曲第4番 ホ短調 作品98。
エルネスト・アンセルメ指揮スイス・ロマンド管の演奏。
1963年2月、ジュネーブのヴィクトリア・ホールでの録音。DECCA原盤で、オーストラリア・ユニヴァーサル発売のELOQUENCE廉価盤。

スイス・ロマンド管の響きが明るく爽やか、今日の上天気のように心地よい。
ブラームスの第4交響曲にしては、ちと明るすぎるかなと思いつつも、この音は、今日の青空にふさわしい。

ブラームスの交響曲第4番は、ホ短調独特のの寂しさや戸惑いに満ちていて、老いの哀しみや枯れゆく季節感などを感じさせる名曲なのだが、アンセルメ盤で聴くと、その感傷的な部分が薄まって、純音楽的な、見事な音響作品となる。アンセルメのクールなアプローチがなせるワザだろう。

第1楽章は速めのテンポで走り去るような印象。そして、スイス・ロマンド管の明るくクリアな響きが実に特徴的で面白い。こういうブラームスもエエなぁ。重量感があまりなくて、ちっとも独墺的ではないのだが、弦楽セクションのクールで明晰、やや軽めのサラサラとした響きは印象的だ。

第2楽章は管楽器の明るい音で始まる。木管も金管も独特な音色で、これフランス的なんだろうなぁ。全体的にシャープな仕上げで、ブラームス的なモコモコしたところがないので、後ろ髪を引かれるような味わい、立ち止まってはまたためらうというブラームス特有の風情が感じられないのが、アンセルメ流か。

第3楽章はアンセルメ&スイス・ロマンド管のコンビニ最もふさわしい楽章か。アレグロ・ジョコーソがイキイキ、溌剌と鳴り渡る。その音は爽快で明朗、スッキリとクールな音で、聴き終えた後に一服の清涼感あり。

第4楽章も美しいフィナーレ。綺麗な音で塗り上げられた名演奏。オーケストラは上質で、実に巧いと思う。管楽器の響きがここでも爽やかで、明るく朗々と鳴るのがとても良い。

録音は標準的です。
DECCAらしい鮮やかさがエエですが、ちと高音がぱさつくところが残念。
音の広がりや余韻は十分で、スイス・ロマンド管特有の音を味わえると思います。



AUTHOR: よし URL: http://otsusan.cocolog-nifty.com/ DATE: 11/24/2008 10:07:02 こんにちは
アンセルメのブラームスを買おうかどうか迷った末、コリン・ディビスのセットにしたのですがもう1つでした。ドイツ的でなくてもブラームスの美しさは味わえると思います。2番、3番なんかも良さそうですね。
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コメント

>あるべりっひ 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
ああ、アンセルメ盤によって、クーベリック/VPO盤が廉価盤になったんですか。クーベリック&VPOのブラームスは聴いたことがないんです。LPはイイ音だそうですね。僕のはオルフェオのバイエルン放送響との演奏なんです。これはこれで、なかなか渋いんですが。
アンセルメのは明るいです。もう響きが明晰でモコモコしていないんです。その点では重厚なドイツ風とは一線を画する演奏と思いますし、かなりユニークなのではないかと思います。

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