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チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番 アシュケナージ(Pf) マゼール/ロンドン響

ずっと出張しておりました。疲れました。忙しいのは構わんのですが、ゆっくり音楽を聴けないというのは、ツライもんです。
留守の間、沢山のコメントを有り難うございました。沢山頂戴したのはベームのブラームスです。さすがですね。今でもベームは強いです。

さて、疲れた身体にはLPがエエかなぁと思い、久しぶりに懐かしいLPをまたまた取り出しているのです。

チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23。
ウラディーミル・アシュケナージのピアノ独奏、ロリン・マゼール指揮ロンドン響の演奏。
1963年4月、ロンドンのウォルサムストウでの録音。DECCA原盤で国内キング発売の2LPシリーズ。
再録音の多いアシュケナージだが、チャイコフスキーのピアノ協奏曲はこの録音だけだったと思う。

アシュケナージもマゼールも大変若々しい。青年ピアニストと青年指揮者がそれぞれの個性をぶつけ合った名演奏と思う。
マゼールの指揮はギラギラとしていて、情熱が迸り、気合い十分。新しい何ものかを創造しようとする意欲に溢れていて、全く精力的な指揮ぶり。オーケストラから勢いのある響きを引き出して、大変面白い。
DECCAの録音にもよるのだろうが、ピアノ以外のソロ・プレイも浮き立たせるような感じで、聴いていて実に楽しい。チャイコフスキーのピアノ協奏曲で、オーケストラ部がこれほど面白いのは、他にないんじゃないかな。脂っこいくらいの伴奏で、いやぁ、快感でさえある。これ、マゼール好きにはたまらんだろうなぁ。

アシュケナージのピアノは変化に富んで、とてもフレキシブル。
フォルティシモでは豪快豪放に鳴り渡るし、ピアニシモでは繊細の限りを尽くす。本質的には抒情的なピアノ。
テンポは速めで、歩みは颯爽としている。若者の軽やかな足取りを思わせる。心地よい。
ピアノの音色はいつもながらホンマにキレイで、アシュケナージ独特の青みがかったクリスタルのような輝きが、大変美しい。いつ聴いても僕は最高と思う。

第2楽章がことのほか美しい。マゼールは管楽器を浮き立たせて、ピアノとの見事なアンサンブルを形作る。チェロのソロも良い。これはしっとりとした楽章になった。

一気呵成のフィナーレも楽しい。アシュケナージのピアニズムは最高だし、マゼール指揮のロンドン響がまた白熱。熱く激しく、時に荒々しい。カッコイイ。どうも、主導権がマゼールにあるのかしら。

録音は今も瑞々しく、45年も昔の録音とは思えないほどです。
DECCAの録音はホンマに優秀なんですね。奥行きも十分ですし、出てくる音の鮮やかさが、他のレーベルと違います。輝いてます。
見事なもんだなぁと、つくづく思うんです。




AUTHOR: 花鳥風山 URL: http://f-28910.hp.infoseek.co.jp DATE: 11/16/2008 08:09:00 おはようございます。
雨の日曜日です。四国ではもうやんでいる頃でしょうか。
チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番は、クラシック音楽に関心を持つきっかけとなった曲です。
昭和30年代、我が家で初めて買ったステレオに付いてきたデモンストレーション用の17センチEPに、この曲の序奏部が入っておりました。ギレリス(pf) ライナー/シカゴでした。冒頭のホルン、力強いピアノの和音と抒情性ゆたかな弦の旋律に強烈な印象を受けたものです。

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コメント

>花鳥風山 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。だいぶ冷え込んできました。鈴鹿の山も、寒くなったことでしょう。
四国は雨が降るたびに、気温が下がってきます。初冬の季節になりました。
17センチEP・・・・・懐かしいですね。あの頃、ステレオはホンマの贅沢品、音響装置が自宅にあるというのは、実に有り難い時代だったと思います。
ギレリスのチャイコフスキーのピアノ協奏曲、好きです。でも僕の持つのはメータとの実演盤、ライナーとの強烈な演奏は評で読むだけでして、一度聞いてみたいと思ってます。ライナーもスゴイですね。このごろ、彼のCDをよく聴きます。

>あるべりっひ 様
おはようございます。コメントの返信が遅れてもしわけありませんでした。
出張はシンドイですが、ふだんの職場を離れて気楽に動けるところは、まあ気に入っております。余り出張が多くない仕事なので、たまには、楽しくしてます。
さて、1960年代のマゼールはエエですねえ。血気盛んでギラギラしていて、若者がやがて天下を窺う・・・・・・といった感じで、実に面白い演奏をしてます。アシュケナージも良いんですが、キャラクターはマゼールが強いので、この協奏曲は、そちらを楽しむ方がエエかもしれんなぁと思いました。

>ジュリーニ 様
おはようございます。コメントの返信が遅れて申し訳ありませんでした。
大音量、エエですねえ。我が家は四国の田舎、田んぼばかりなので、家人さえ構わなければ、ガンガン鳴らしております。チャイコフスキーの第4交響曲など、大音量向きですよね。
ポゴレリチの演奏は、僕はCDで初めて買ったチャイコフスキーでした。アバド&LSOのバックも良くて、大変気に入っています。今も屈指の一枚と思います。ブロンフマンのチャイコフスキーは、聴いたことありません。彼のCD、何か持っていたとは思いますが、さて・・・・・・探してみます(^^)V

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