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ブラームスの「ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ」作品24 ペーター・レーゼル(Pf)

ブラームスの「ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ」作品24。
ペーター・レーゼルのピアノ独奏。
1972年、ドレスデンのルカ教会での録音。独シャルプラッテン原盤。

秋はブラームス。ブラームスといえばヴァリエーション。

ブラームスは変奏曲の大家だった。ハイドンの方は管弦楽の名曲。こちらヘンデルのは、ピアノの楽しさをいろいろ教えてくれる名曲と思う。約26分の演奏時間、そう長い曲ではないので、時々「ながら聴き」して楽しんできた。

レーゼルのピアノは誠実堅実にして清潔。この人の演奏は、いつ聴いても清楚で、しみじみと味わい深いものだ。派手なことはないし、地味なタイプだと思うのだが、よく聴いていると実によろしい。肌触りがイイというか、耳当たりが良いというか、聴いていて無理がないのが良いのだろう。
音も、中音が充実していて着実そのもの。高音などはことさら色彩的に奔らない。
そうそう、レーゼルは、フランスやロシアものも得意にしているから、オールラウンド・プレイヤーなんだろうな。来日してベートーヴェンのソナタの連続演奏会をやるようだし、今や大家だろう。一度、実演を聴いてみたいと思う。

この演奏も実に堅実で、一曲一曲の描き分けもしっかりとしていて、音色や響きの調合具合も理にかなった変奏と云うべきか、大変自然で無理がない。
音の強弱もビックリするようなことはなく、ダイナミックレンジはそう大きくない。しかし、フォルティシモではズドンと来る低音が見事だし、ピアニシモでは少し怖いような静寂を聴かせてくれる。中庸の美と云えばそれまでだし、何となく特徴に乏しいような気もするのだが、じっくり聴いていると、うんうんと肯いてしまう。派手さはないが、しっとりと心に響く演奏と思う。

録音状態良好であります。
濡れたようなしっとり感のあるピアノの音がエエです。この音、ブラームスにピッタリと思えます。
ルカ教会の残響も見事でありまして、ああ、家庭で聴くピアノ曲はかくありたいものと思える録音であります。


さて、この2週間は大変忙しく、ゆっくり音楽が聴けておりません。
ノンビリした時間が欲しいもんですが、中旬過ぎまではこの状態のようです。まあ、元気で頑張りまっしょい。、


AUTHOR: yoshimi DATE: 11/08/2008 08:26:07 ブラームスのバリエーションはパガニーニの方のCDを何枚も持っているのですが、ヘンデルの方はFMで聴いただけでCDを持っていなかったので、ちょうどゼルキンとカッチェンの盤をオーダーしたところでした。

大学祝典序曲と悲劇的序曲のように、このパガニーニとヘンデルの変奏曲は、まるで明暗のセットみたいに思えます。
パガニーニに比べて、ヘンデルの方はあまり有名ではないですが、明るくて聴いていて楽しいし、変奏の面白さがわかりやすい曲だと思います。

ブラームスのピアノ曲全集を出していたのはカッチェンしか知らなかったのですが、レーゼルの全集があるのですね。HMVで試聴してみたら、とても澄んだ音色で品のよさも感じられるし、この全集も欲しくなってしまいました。
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コメント

>HABABI 様
出張お疲れ様でした。大変ですね。僕は海外行くことは殆どないので、羨ましいなぁとも思っているんですが、でも仕事で行くとなるとシンドイですね。ゆっくり休んで下さい。
さて、ブルーノ=レオナルド・ゲルバー! イイですねえ。僕は彼のベートーヴェン、大好きなんです。ドイツ風のしっかりしたピアノを聴かせてくれる、このごろ数少ないピアニストのひとりと思っています。エエですねえ。
ゲルバーの演奏なら聴いてみたいです。

こんにちは。レーゼルの激安ボックス、器楽曲編はブラームスの全集が含まれているので迷ったのですが、結局お気に入りのオピッツを選んだので、協奏曲編のみ購入してボツボツ聴いています。鮮やかさか面白みには欠けますが、とにかく手堅い演奏、ブラームスには向いていることでしょう。さて、私も最近音楽鑑賞の時間が思うように取れないのですが、「とにかく買っておかないと病」は相変わらずで、ピアノ曲ではデッカの50枚組ボックスが先週到着しました。DGやフィリップスも含めた音源で、ポリーニ等の大看板抜きでもこれだけのラインナップが組めるのはさすがと思わせますが、なぜかダブリは少なく、これまで聴き漏らしていた演奏_グルダの平均律での美音、シドンのリストでのカラッと豪快な指さばき等_がたっぷり楽しめそうです。ではまた。

ブラームスのピアノ曲はどれも好きなのですが、珍しいところでは「主題と変奏」が素敵です。有名な弦楽六重奏曲第1番の第2楽章をピアノ版にブラームスが編曲したもので、10分程度の短い曲ですが、とても叙情的で哀感のある美しい旋律です。録音があまりなく知っている人も少ないピアノ曲ですが、ルプーの録音があって、ピアノ・ソナタ第3番とのカップリング盤を持っています。

室内楽も良い曲が多いと思いますが、特に、非常にシンフォニックでピアノの厚みのあるピアノ五重奏曲は名曲だと思います。ゼルキン/ブタペストSQ盤は渋くて重厚、ポリーニ/イタリアSQ盤は明るく爽やか、それぞれ持ち味があって、両方好きです。
ブラームスのピアノ曲は室内楽も含めて結構な数があって、時間をかけて楽しめるので、これだけたくさん残してくれたブラームスに感謝してます。

>shibera 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
レーゼルのブラームスはイイです。堅実な演奏がブラームスの作風と合っているんじゃないかと思います。室内楽なども結構聴かせどころがあって楽しんでいます。何しろ激安なのが嬉しいです。
僕もshiberaさん同様、「とにかく買っておかないと病」です(^^)V。
DECCAのピアノBOX50枚組も買いました。結構ダブるんですが、元は取れそうなくらい安いですよねえ。グルダの平均律はLP時代からの愛聴盤でして、当時はテイチク(レーベルはMPS)から発売されてました。1枚1,500円の廉価盤ですが、LPでは枚数も多く結構な値段でした。でも演奏は今聴いても新鮮で素晴らしいです。

>yoshimi 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
ブラームスの「主題と変奏」、エエですね。ブレンデル盤を愛聴しています。これルイ・マル監督のフランス映画「恋人たち」のテーマでした。ブレンデルで聴くCDも良いんですが、これを聴くと映画を思い出してしまいます。女優のジャンヌ・モローの美しかったことが、印象的でした。10分程度の曲なのに、とても思い出深いです。
ピアノ五重奏曲は、先日、新居浜のタワーレコードでポリーニ盤が890円で売っておりまして買ってきました。昔、クラシック音楽を聴き始めた頃新譜として話題になっておりました。僕はエアチェックしてカセットで聴いておりました。ようやくCDが入手できて、しかも安価で・・・・喜んでいます。イタリアSQとの、南欧奏者で聴くブラームスもエエですよね。なんとなく、ピアノ協奏曲第2番の明るさを思い出します。

昨年4月29日から5月7日まで、ペーター・レーゼルとゲルハルト・オピッツのブラームス全集の聴き比べてみると、どちらも甲乙つけ難い演奏でした。今年からペーター・レーゼルがベートーヴェンツィクルスを始めまして、私も聴きに行き、うならされてしまいました。12月にはこの時のライヴCDが出ます。ちなみに、ゲルハルト・オピッツもベートーヴェンツィクルスがあり、こちらも楽しみにしています。
ゲルハルト・オピッツもベートーヴェン、ピアノソナタ全集が出ているので、ペーター・レーゼルとの聴き比べも楽しみですねる

>ズッチャン 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
ペーター・レーゼルのベートーヴェン・チクルスが始まったんですね。ズッチャンさんはその演奏会に行かれたとのこと、エエですね。羨ましいです。四国に田舎に住んでいると、なかなかそういう機会に恵まれません。エエなぁ・・・・・と思います。
オピッツのブラームスはC・デイヴィスとの協奏曲2曲しか聴いたことがないのですが、重量感のあるドイツ風の音楽作りで素晴らしいと思いました。この人のベートーヴェン録音もあるんですか。それはじっくりと聴いてみたいです。

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