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グリーグのピアノ協奏曲 イ短調 リヒテル(Pf) マタチッチ/モンテカルロ国立歌劇場管

はて、最近のここDoblog、早朝は重くてなかなか更新できません。どうしたことか、この1週間、ちとおかしいですな。

世は秋。
秋の深まりとともに、大気が冷えて澄んできました。
こういう清涼の空気を吸い込むのは気持ちがエエですね。特に田舎の空気は、やはり旨いです。
さて、そんな中、聴きたくなったのはグリーグ。この人の音楽は、聴いているだけで澄んだ空気が胸の中に入ってくる感じがしますな。

グリーグのピアノ協奏曲 イ短調 作品16。
スヴャトスラフ・リヒテルのピアノ独奏、ロブロ・フォン・マタチッチ指揮モンテ・カルロ国立歌劇場管の演奏。
1974年11月の録音。EMI盤。

先日、このコンビでのシューマンのピアノ協奏曲をエントリーした際に、グリーグの方は、リヒテル自身もその演奏と録音に満足していたとの由。コメントを頂いた際に、教えてもらいました。有り難うございます。

確かに、リヒテルのピアノは堂々としてスケール大きく、その音は深々として実に包容力が大きい。ゆったりと大見得を切るようなところもあって、格好良い。とともに、情感に富んだピアニズムで、聴き手を引っ張り込んでゆく。

マタチッチの伴奏もまた大柄でゆったりとしている。大人風。
オーケストラも上質で、ホルンのソロなどは特に巧い。チェロの響きも深々としていて大変柔らかい。メンバー全員が達者であって、リヒテルの豪快なピアノによくついて行っていると思う。

第1楽章の情熱、第2楽章の抒情もイイが、特に素晴らしいのはフィナーレ。
リヒテルはこれぞ自分の世界だと云わんばかりにグイグイ進めてゆくのだが、マタチッチがそれをしっかり受け止めてサポートしてゆく。オケだけのところでは、思い切り歌わせるし、テンポも激しく揺らしてゆく。ピアノと協調しているようで、実は競争しているのかな。聴いていて面白いことこの上ない。耳をそばだててしまうところ多く、新鮮にして、ワクワク感が大きい。
コーダなど、ただただ圧倒的。そして感動的。リヒテルのピアノは辺りを払う王者の貫禄。睥睨しているような趣きさえある。素晴らしい。ラストはまるで実演のよう、感興の盛り上がりが甚だ大きい。

録音も上々であります。
リヒテルのピアニズムを堪能できる名録音と思います。
EMIだって、頑張ればこんなエエ音の録音、出来るじゃない・・・と褒めてみたくなります。


※グリーグのピアノ協奏曲も大好きです※
■フレイレ(Pf)・ケンペ/ミュンヘン・フィル
■アラウ(Pf)・ドホナーニ/アムステルダム・コンセルトヘボウ管
■アンダ(Pf)・クーベリック/ベルリン・フィル
■ルイサダ(Pf)・マイケル・ティルソン・トーマス/ロンドン響
■ルプー(Pf)・プレヴィン/ロンドン響
■ペライア(Pf)・C・デイヴィス/バイエルン放送響
■ツィマーマン(Pf)・カラヤン/ベルリン・フィル


AUTHOR: ひろはや DATE: 11/04/2008 19:47:15 こんばんは。
グリーグのピアノ協奏曲は、昔から大好きな曲です。古くはグリーグの伝記をベースとしたミュージカル映画「ソング・オブ・ノルウェー」でこの曲が素晴らしい風景をバックに流れていたことを忘れません。
mozart1889さまのおかげで、このリヒテル/マタチッチのCDを久しぶりに取り出し聴いてみましたが、おっしゃるように堂々たる風格をもった演奏だなと再発見しました。ありがとうございました。
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コメント

>yoshimi 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
リヒテルのグリーグ、エエですね。ホンマに悠然とした、巨匠の演奏と思いました。情に溺れないのも良かったです。
クリスティアン・ツィメルマンとカラヤンが組んだ演奏もよく聴きました。僕は好きです。イイ演奏だなぁと思います。
最も好きなのはyoshimiさんが最後に挙げているルプー盤です。これはLP時代から、クラシック音楽を聴き始めた頃からの愛聴盤です。叙情的な演奏で、クールなリリシズムとでも云うんでしょうか、プレヴィンのサポートもよく、今もこれ最高の演奏と思えます。

ルプーの演奏は、他のピアニストでは表現できないリリシズムがあって、とても素敵ですね。
ルプーはシューベルトで定評がありますが、私は20年くらい前にブラームスの小品集を聴いてから、彼のピアノが好きになりました。

最近は、新録CDが全くリリースされず、とても残念です。
2006年にミケランジェリ国際賞とかいう賞を受賞したらしく、コンサート活動は続けていると思うのですが...。

>yoshimi 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
ルプーのピアノはイイですね。音が綺麗で、しっとりとしていて、特にピアニシモが綺麗です。「千人に一人のリリシスト」とはよく云ったもので、ホンマに叙情的な演奏を聴かせてくれます。僕は大好きです。
ブラームスの小品集は、最近入手しました。イイですね。エド・デ・ワールトと共演した第1協奏曲も爽やかなイイ演奏でした。
ルプーの新譜は出ないですねえ。輸入盤ではDECCAが廉価盤で再発してくれるので、シューベルトの作品集などを購入してボツボツ聴いています。ルプーのシューベルトはエエです。これも好きなんです。

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