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ブルックナーの交響曲第4番 ホ長調「ロマンティック」(原典版) ワルター/コロンビア響

連休後半2日間は出勤であります。代休もらえるか微妙なところが苦しいですな。

さて、日曜の夜は懐かしい演奏を取り出しました。
長いことLPで聴いてきて、今はCDで聴くことが増えました。ソニーのLPは音がスカスカしているところがあって、CDの方が厚味や重量感があってエエようです。

ブルックナーの交響曲第4番 ホ長調「ロマンティック」(原典版)。
ブルーノ・ワルター指揮コロンビア響の演奏。
1960年2月、ハリウッドでの録音。CBS原盤。

冒頭のホルンの響きからして、暖かく、また懐かしさを感じさせる演奏。
ワルター特有の優美な表情は、この「ロマンティック」でも聴くことができる。
スケールは大きくないのだが、テンポが遅めなので、実に穏やかで温和な音楽として耳に入ってくる。口当たりは甘口。柔らかくまろやかな舌触りで、聴いていてとても幸福な、暖かい気持ちになってくる。ああ、これぞワルター。ホンマに素晴らしい指揮者だった。
オーケストラの響きは、これも穏やかで、刺激的なところがない。上手なオケではないような気もするのだが、独特の流麗感があって、音楽に身を浸してゆく喜びがある。

第1楽章は懐かしささえ漂わせた音楽の運びが素晴らしい。ホンマ、このレコードは、昔よく聴いたなぁ。若い頃の風景や思い出がよみがえってくる感じ。
金管の雄叫びは逞しいのだが、優美さを失わないのはワルターらしいところ。

第2楽章は柔らかい歌。ワルターの美質は、この暖かく柔らかい歌だ。弦楽の滑らかな奏法が、さらにその歌の優しさを増幅させる。見事。

第3楽章は狩のスケルツォ。弦と管が絶妙のバランスで鳴っている。ワルターはオーケストラの自主性に任せている感じ。だからこそ、この見事さか。

第4楽章は美しい旋律が一杯。金管の咆吼も凄まじく、壮烈なフィナーレになっている。スッキリと気分良くラストまでいける。

録音状態はまずまずでしょう。50年近く昔のものとは思えない鮮やかさです。
ステレオ初期の硬さがやや残るんですが、音は鮮やかで左右に広がり、楽器の定位などは心地よい。

これ、もう少しで著作権切れですか?
ステレオ初期の名盤が続々安価で出される可能性があるわけですねえ。
なぁんて、もうBOXものは、新しい録音のものでも、すでに信じられないくらいの安さですが・・・・。


★ブルックナーの「ロマンティック」は大好きな曲・・・・沢山聴いてきました。★
■ショルティ/シカゴ響
■ラトル/ベルリン・フィル
■チェリビダッケ/ミュンヘン・フィル
■クレンペラー/フィルハーモニア管
■カラヤン/ベルリン・フィル
■ベーム/ウィーン・フィル
■ムーティ/ベルリン・フィル
■オーマンディ/フィラデルフィア管
■チェリビダッケ/スウェーデン放送響
■クーベリック/バイエルン放送響
■ハイティンク/ウィーン・フィル
■ブロムシュテット/ドレスデン・シュターツカペレ
■マズア/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管





AUTHOR: HABABI DATE: 11/03/2008 08:32:56 おはようございます。
私も、高校生の時、この演奏録音をLPで何度も聴きました。今一番好んで聴くのはケンペ指揮ミュンヘン・フィルのものですが、ワルターのCDを引っぱり出して聴いてみると、随所にワルターらしい優しい表情があって、オケの弱さを残響で補っていることなど忘れて集中してしまいました。演奏が終わった後に長くいい印象が残るのも、ワルターの特徴のように思います。50年近い昔の録音ですね、いやはや...
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コメント

ご無沙汰しています。これは懐かしいです。
ブルックナーはベームの3番に次いで買ったのが、このLP盤でした。
ブルックナーを好むようになった最初の盤とも言えます。
後にベームの名盤が出ましたが、私にはどちらかと言うとワルター盤に
愛着ありますね。

>HABABI 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
ワルター盤は懐かしい響きがします。音楽の表情が優しいのがエエですね。ワルターの演奏を聴くと心温まる感じがします。
ケンペ&ミュンヘン・フィルとの演奏は4番と5番の2枚組廉価輸入盤で買いました。これも良い演奏ですね。5番が特に印象的でした。

ワルター&コロンビア響のソニー盤、間もなく50年になるものが多いですね。激安廉価盤で出るんでしょうか・・・・・。

>ひろはや 様
こんばんは。コメント感謝です。
カラヤンの38枚組、届きましたか。僕も注文してしまいました(^_^)v。
ただ、マッケラスのモーツァルト交響曲全集も一緒に注文して、これがまだHMVでは出荷できないそうで、我が家には届いていないのです。心待ちにしています。
カラヤンのブルックナー、鮮やかで僕は好きです。批判も多いようなんですが、なあに、聴き手にとっては大変聴きやすく分かりやすく、オケはべらぼうに巧い・・・・・もう云うことありませんです。
ワルターのはまた違った心温まるブルックナーで、典雅な演奏と云った感じもありまして、好んでいます。

>ジュリーニ 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
ジュリーニさんは4番、苦手ですか。僕と逆ですね。僕は4番から入りまして、(オーマンディ&フィラデルフィアの1300円廉価盤LPです)、これを若い頃繰り替えして聴いているうちに、繰り替えして聴くしかないほどビンボーだったせいでもあるんですが、すっかり「ロマンティック」が好きになってしまいました。そのため、晩年のあの名曲7・8・9番の素晴らしさが、なかなか僕には分からなかったです。四十路を過ぎて、ようやくあの3曲のすごさが少し分かったような気分になりました。その後、5番と3番をよく聴くようになってます。
あ、いまだに、6番と1・2番は殆ど聴きません。苦手です(^^ゞ

>丘 様
こんばんは。こちらこそご無沙汰してしまってすみません。
コメントを有り難うございました。
僕の「ロマンティック」はまずオーマンディの廉価盤LP、ついでワルター盤、そしてベーム/VPOのあの名演盤、以後ブロムシュテットやハイティンクなどを聴きました。
ワルター盤はホンマに懐かしいです。響きがもう懐かしいです。
若い頃よく聴いた演奏は、いつまでたっても愛着ありますね。コロンビア響の響きはすこし薄味なんですが、それさえも懐かしく感じるんです。

たくさん『ロマンティック』聴いてみえますね。好きな曲なのですが・・・案外持ってないのです。肝心なブロムシュテット盤が・・・ないんです。
このワルター盤は、ソニーの2枚組み限定盤で購入した記憶がありますがこのセット手元に残っていません。ホッワーと包み込むような印象のLPでした。その頃は、ワルターの人柄が出ているのかな・・などと思っていたものです。
番外の話:米オリジナルは『タンホイザー序曲とヴェヌスベルグ』が入って2枚組み。このタンホイザーが聴きたくて昔オリジナル盤を血眼で捜しました。お聴きの盤と同じ組み合わせですね。この序曲素晴らしい演奏だと思っています。

お返事ありがとうございました。明日、一日中4番聴いてみます。突然、理解できるかも知れないから。エルガーの1番も苦手だったのに、今や大好きなんですからね。後はショスタコ ですね。5番以外駄目なんですよ。

>あるべりっひ 様
おはようございます。いつもお世話になります。感謝です。
僕のワルターの「ロマンティック」、CDはおっしゃるように2枚組、『タンホイザー序曲とヴェヌスベルグ』が入ってます。そうですか、これは聴いてみなくちゃイカンですね。ロマンティックばかり聴いていて、ワーグナーの方は聴いていなかったんです。有り難うございました。
クラシック音楽を聴き始めた頃から、「ロマンティック」好きなんです。多分、僕がクラシック音楽のLPを買い始めて4枚目が「ロマンティック」オーマンディ盤だったと思います。刷り込みなんでしょうね・・・・・・・(^^ゞ

>ジュリーニ 様
こちらこそ、有り難うございました。
エルガーの交響曲、苦手です。ショスタコーヴィチも、はい、5番以外は殆ど聴きません。
慣れるには、「千本ノック」(つまり、何回も繰り返して聴くことです)を受けんとイカンなぁ・・・・と思っているんですが、トシをとると、なかなか時間も取れませんし、持久力もなくなって・・・・・・でも、ショスタコーヴィチ、頑張りたいと思ってます(^。^)

ワルターの「ロマンティック」は、僕が最初に聴いたブルックナーです。
この記事を読んで、久しぶりにウォークマンに入れて今日聴いてみました。
ワルターのブルックナーは、どちらかと言うと9番の方が好きなのですが、やはり最初のブルックナーということで思い入れがあります。

ショスタコーヴィチは最近集中的に聴いています。
このところ20世紀音楽ばかり聴いているのですが、気が付くと大物で残っているのはショスタコーヴィチだけでした(笑)
図書館で弦楽四重奏曲の全集を借りて聴き終え、今交響曲の全集に取りかかっています。
コンドラシンの演奏なのですが、録音も良いし、重量感があって聴き応えがあります。

>Summy 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
Summyさんにも懐かしいブルックナーでしたか。ワルターの演奏はいつ聴いてもヒューマンな暖かさがあってイイですね。9番も僕は持っていたと思いますので、聴き直してみます。
さて、ショスタコーヴィチですか。僕も交響曲全集、2つも持っているのにまだ制覇できていません。アカンですね。弦楽四重奏曲に至っては全然です。
Summyさんを見習って、僕もレパートリーを拡大したいと思います。ちと、時間が欲しいです(^^)V

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