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ベートーヴェンの交響曲第5番 ハ短調 作品67「運命」 モントゥー/ロンドン響

週末の雨で、伊予路は急激に冷え込んできました。
ようやく秋の気候になった感じです。季節としては、クラシック音楽を聴くのに最もよろしいですね。さあ、バリバリ聴きまっしょい。

さて、本日も泰西名曲であります。
ベートーヴェンの交響曲第5番 ハ短調 作品67「運命」。
ピエール・モントゥー指揮ロンドン響の演奏。
1961年5月、ロンドンでの録音。DECCA原盤。
ユニヴァーサル発売の全集から。

格調高く、気品漂う巨匠の名演。
ロンドン響もモントゥーの棒によく反応している。録音のせいか、やや金管の音が明るく軽いのだが、これはモントゥーの指示した(或いは好みの)音かもしれない。

第1楽章の迫力、スピード感は相当なもの。畳みかけてくる力が強く、年齢を感じさせない若々しさもある、テンポは速く、リズムは快活、押しも強い。そして、乱痴気騒ぎにならないのがモントゥーの良いところ。さすがと思う。

第2楽章は淀みなく流れる歌がイイ。音量を抑え気味にして、ひたひたと迫ってくる感じが実にイイ。
弦楽セクションはふっくらとした音で、響きはしなやかな感じ。機敏な反応もよろしい。
木管はファゴットもオーボエも鄙びた音でとても心地よい。

第3楽章のホルンが印象的。管と弦のアンサンブルが見事で、重層的な音の群れが押し寄せてくる感じ。低弦の力感も良い。決然とした感じがよく出ている、これぞベートーヴェンだなぁと思う。

フィナーレは整然と、また堂々と進むフィナーレ。勝利の行進は格調高く、堅実。浮かれ調子にならない。リズムが安定しているんだろう。テンポは中庸で、心地よい自然な感じがまた良い。

録音はやや古びてきた感じです。
ヒスノイズが多く、高音にやや硬さが残ります。
音の広がりは上々で、全体的に艶もあるので、音質としては聴きやすいと思います。
19世紀生まれの大指揮者のベートーヴェン全集をステレオ録音で聴けるだけでも、有り難いと思わなくちゃイカンのですが。


※ベートーヴェンの「運命」 自己リンクです※
●飯守泰次郎/東京シティフィル
●ハンス・シュミット=イッセルシュテット/ウィーン・フィル
●バレンボイム/ベルリン・シュターツカペレ
●バーンスタイン/ウィーン・フィル
●フリッチャイ/ベルリン・フィル
●C・クライバー/ウィーン・フィル
●ブロムシュテット/ドレスデン・シュターツカペレ
●スウィトナー/ベルリン・シュターツカペレ
●ベーム/ウィーン・フィル
●ジンマン/チューリヒ・トーンハレ管
●マゼール/ウィーン・フィル
●クレンペラー/ウィーン・フィル
●ジュリーニ/ロサンゼルス・フィル
●カラヤン/ベルリン・フィル(1977年録音盤)


AUTHOR: ノリ DATE: 10/28/2008 00:36:36 こんばんわ。

モントゥのベートーヴェン、いいですねぇ。
この人はリズムに独特の柔軟性があって決して無理して力んだりせず、かと言って能天気にならないのはさすが巨匠の芸、気品がありますよね。
第4楽章もドロドロした闘争への勝利というより、人間を肯定してくれる人類賛歌みたいに聴こえてきます。

こんな人の良さそうなオッサン(失礼)があの「ハルサイ事件」の当事者だったなんて、殺伐した中でもなんだかおかしくなってきてしまいます。


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コメント

>HABABI 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
モントゥーのベートーヴェン全集は一昨年に入手して聴いてきました。イイですねえ。この指揮者の呼吸感というか、自然な音楽のつくり、運び方は、とても良いなぁと思います。そうそう、HABABIさんおっしゃるように、人間の温もりを感じるんです。大切にしたいと思います。

あ、HABABIさん、ジュネーブですか。出張、お疲れ様です。
フランス語圏ですか。イイですね。このコメントを拝読して、僕はクリュイタンスのCDを取り出しました。

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