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ベートーヴェンの交響曲第9番 ニ短調「合唱つき」 クーベリック/バイエルン放送響

我が巨人軍、6年ぶりの日本シリーズ出場決定。
去年はシーズン優勝してもクライマックス・シリーズで敗退したので、当ブログ開設以来初めての日本シリーズとなります。いやあ、目出度い。
我が家は曾祖父の代、大日本東京野球倶楽部以来のファンでありまして、これはもう血筋のようなもんです。そして、ワタクシは「巨人・大鵬・卵焼き」のおそらく最後の世代、ガキの頃にエキスパンダーを分解して「大リーグボール養成ギプス」を自作しようとしたアホな世代でもあります。いやあ、目出度い。・・・・と書き出すと止まらなくなりそうなので、クラシック音楽のブログに戻ります。

で、今日は歓喜の歌を。

ベートーヴェンの交響曲第9番 ニ短調 作品125「合唱つき」。
ラファエル・クーベリック指揮バイエルン放送響の演奏。
ヘレン・ドナート(S)、テレサ・ベルガンサ(Ms))、ヴィエスワフ・オフマン(T)、トマス・スチュアート(Bs)の独唱。
1975年1月、ミュンヘンのヘルクレスザールでの録音。

クーベリックが9つのオーケストラを振り分けて収録した交響曲全集の最後を飾る名演。クーベリックはこの長大な音楽には手兵バイエルン放送響を起用して万全を期したのだろう。そして、これはホンマに素晴らしい演奏となった。

徐々に盛り上がってゆく演奏。
第1楽章の入り方などは慎重で、実に丁寧に再現してゆく感じ。正攻法にして、とても誠実。テンポも中庸で心地よく、フレージングも全く自然。あざとさがない演奏と云うべきか、クーベリックの真面目さがよく出ていると思う。

第2楽章は曲想もあって、力が入ってくる。ティンパニのソロがカッコイイ。そして強烈。オーケストラ全体をキリッと締めてゆく感じ。
全体の楽器のバランスも良く、過不足なく十分に鳴り渡る、堂々たる名演。これぞベートーヴェン、力漲る演奏。

第3楽章アダージョは、滔々と流れゆく川のよう。穏やかに、しなやかに流れてゆく旋律が美しい。
クーベリックは時分のスタイルを貫く。誠実に、格調高く、心からの歌を込めて、ベートーヴェンを演奏する。静謐の慰安が、この楽章にはある。淡々とした飾り気のないアダージョなのだが、どれほどの真実が込められているか、耳を澄ませば、熱い思い、熱い心が伝わってくる。

そして感動的なフィナーレ。
いろいろなものが詰まった、ごった煮のような楽章なのだが、(だから収拾がつかなくなってしまう実演も何回か聴いたが)、さすがはクーベリック、見通しよく、しかも情熱的に歌い上げてゆく。こういう演奏を聴いていると、やはりこの交響曲こそ、ベートーヴェンの最高傑作なんだろうなぁと思う。

歌手はみんな立派。巧い。
特にベルガンサの歌唱は素晴らしい。声が綺麗。全盛期かな。

録音は上々です。
この時期のDGの特徴で、ややペタッとした音場が広がります。
左右の広がりはエエんですが、奥行きが不足します。
ヴァイオリンの両翼配置で、オケのウィングが広がった感じがして、これは心地よいです。

ベートーヴェンの「合唱」、いつ聴いても元気が出ますなぁ。
■バーンスタイン/ウィーン・フィル
■サヴァリッシュ/ロイヤル・コンセルトヘボウ管
■スウィトナー/ベルリン・シュターツカペレ
■ケンペ/ミュンヘン・フィル
■アバド/ウィーン・フィル
■ブロムシュテット/ドレスデン・シュターツカペレのライヴ盤
■ワルター/コロンビア交響楽団
■ベーム/ウィーン・フィル
■ショルティ/シカゴ交響楽団
■バーンスタインの「自由の第九」
■サイモン・ラトル/ウィーン・フィル
■カラヤン/ベルリン・フィル(デジタル録音)
■ハイティンク/アムステルダム・コンセルトヘボウ管(ライヴ)



AUTHOR: ひろはや DATE: 10/26/2008 06:54:45 おはようございます。
今年の巨人、開幕当初の最悪スタートからよくぞ立ち直ってくれました!感涙の極み。また昨年のクライマックスシリーズの悪夢が一時よぎりましたが、昨日の価値あるラミネスの一発が流れを一気に巨人に...、気持ちのよい勝ち方でした。私も大変うれしいです!!
さて、話はベートーヴェンの交響曲第9番についてですが、一番心に馴染むのはハイティンク/ACOの1980年ライヴ盤です。昨年オークションでようやく手に入れて、これもうれしい出来事でした!
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コメント

>ひろはや 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
いやあ、今年はよくぞ優勝しました。シーズン終盤の追い上げというか、マクリというか、凄かったですねえ。テレビ放送が少なくなって、この秋は残念に思っていたくらいです。
さて、ハイティンク/ACOのライヴ盤、入手できたんですか。良かったですね。発売当時3,000円もしていたんですが、それでも廉価盤だったんです。実演特有の熱気があって、感動が大きいです。あの頃から、ハイティンクは巨匠の道を歩んでいたんだなぁと僕は思っています。

>天ぬき 様
コメントを有り難うございました。
さすが天ぬきさん、オールドファンでいらっしゃる!長嶋は巨人、杉浦は南海、本屋敷は阪神で活躍しましたね・・・・・そこまでは僕も幼心に記憶あるんですが、慶應の選手となると、よく分かりません。スミマセン。
しかし、長嶋茂雄は素晴らしかったです。チャンスにはいつも打った・・・・という記憶しか僕にはないんです。

ところで、第九・・・・・僕も実は年末にしか聴かなくなってきました。ふだんは、時々取り出す程度でして・・・・・・日本人らしい第九との関わりなのかもしれません。

>あるべりっひ 様
おはようございます。コメント感謝です。
しかし、ことしはよくぞ優勝したと思います。日本シリーズも楽しみであります。
さて、クーベリック/バイエルン放送響のベートーヴェン、イイですね。ご指摘の第7番はLPで聴いています。グラモフォン・スペシャルというシリーズで、DGの1,300円国内盤です。これも凄まじい演奏で、確かに燃焼度では全集のVPO盤よりスゴイですよね。
クーベリックの全集は国内盤中古LPで購入し、やがて国内盤CDで買い直しました。長いこと聴いてきた愛聴盤です。
タワーでの半額・・・・・・・そういうの出会いたいですね。

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